予備校で講師&学習アドバイザーをしている冒険者です。教育系ブロガーとして冒険者ブログを運営しています。
講師歴15年以上、小学生から大学受験まで幅広く指導!延べ10000人以上の親や生徒を指導した経験から、教育関連の有益な情報を発信中です!
予備校で普段から生徒に呼び掛けていまる「共通テスト」についてまとめていきます。
2021年度大学入試から「大学入学共通テスト」に変わりました。タイトルにもあるように、2022年度の共通テストは2021年度より難しくなりました。
共通テストはやっぱりセンター試験より難しいのです!
ですから、特に国公立を志望している高校生や高校生の子供を持つ保護者の方には「共通テストを制する者は受験を制する!」と強く言いたいです!
ということで、今回の記事は・・・
・共通テストの特徴や難易度は?
・共通テストの対策期間はどれくらい必要?
・共通テストの具体的な対策法は?
このような疑問や要望にお応えします!
この記事を最後まで読めば、共通テストの特徴から対策期間、そして効果的な対策法のすべてを知ることができます!つまり、確実に共通テストで点数が取れる方法を身につけられます!
予備校ならではのノウハウや知識をしっかりとお伝えしていくので、参考にしてください!
では、さっそく共通テストについての具体的な内容にはいっていきましょう!
※最新の2023年度の共通テストボーダーラインの記事は、下のリンクよりお進みください!
2023年度の共通テスト最新ボーダーラインはコチラから!
【共通テストの特徴】センター試験より難しい理由とは?
まず共通テストの特徴から解説していきます。ここでは、共通テストの「テスト問題」のみに絞って解説をします。
【2022年度共通テスト】やっぱり難化した!平均点の予想は?
では、2022年度共通テストの平均点の予想を見てみましょう!これまで入ってきた情報をまとめておきますと、以下のようになります。
【2022年度共通テスト予想】
・公民:昨年並み~やや難化(60%強)
・地歴:昨年並み~やや難化(60%前後)
・国語:やや難化(55%前後)
・リーディング:昨年並み(60%弱)
・リスニング:昨年並み(60%前後)
・理科基礎:昨年並み~やや難化(60%前後)
・数学ⅠA:難化(50%前後)
・数学ⅡB:難化(50%前後)
・物理:昨年並み(60%弱)
・化学:昨年並み(60%弱)
・生物:難化(60%前後)
※昨年は生物が簡単すぎて理科に得点調整あり!
まだまだ予測の段階。ここから精度を上げて分析結果を更新していきます!
※最新の2023年度の共通テストボーダーラインのより詳しい記事は、下のリンクよりお進みください!
2023年度の共通テスト最新ボーダーラインはコチラから!
ここでもう一つ紹介したい記事があります。
2022年度共通テストで6割程度で合格圏内の国公立大学を紹介します。こちらも記事をリンクてありますので、参考にしたい方はどうぞ。
【共通テストが難しい理由】思考力・判断力・表現力が必要!
まずは、共通テストに必要な力を解説していきます。
文部科学省は「学力の3要素」を試験に取り入れて、高大接続改革を行う!ということで進めてきました。
共通テストにはその「思考力・判断力・表現力」をふんだんに取り入れた問題が出題されます。
これまでのセンター試験は「知識・技能」だけで解けました。つまり、暗記した者勝ち!ということです。
でも、共通テストはそうはいきません。
共通テストの出題傾向
・日常生活の中からの問題
・複数の資料やデータを複合させた問題
・解き方が何パターンもある問題
・前問の答えによって解答が変化する問題
などなど、これまでとは違った形式で出題されます。正直、センター試験とは格が違います。
ですので、対策していないと本当に痛い目に合います。このブログで対策を解説してますので、しっかりと読んでほしいです。
共通テストはスピード勝負だから難しい!
次に共通テストはスピード勝負だから難しい!ということを解説します。
センター試験の過去問や、これまで共通テスト模試、実際の共通テストの過去問を受けたことがあればわかってくれると思いますが「時間足りましたか?」と聞きたいです。
8割以上の生徒は、あんなの時間内に無理だよ!というと思います。
つまり、センター試験や共通テストのようなマーク形式の試験は見直しや解きなおし、考え込む時間なんてないのです。
なおさら共通テストはセンター試験より難しいので、高速で解いていかなければなりません。
共通テストの傾向を知って分析をして、どう解いていくかの戦略が必要です。
とにもかくにも、時間内に自分が持っているすべての力を出し切る作戦や戦略を考えてください!
こちらも他の記事で「時間配分の対策方法」を解説しています。英数国の記事をリンクしておきますので、ぜひ参考にどうぞ。
共通テストの設問は間違い探し
共通テストは全科目全問マーク形式ですので、設問に答える場合は「消去法」を使って解くことが多くなります。
特に数学以外の科目(英国理社)は、間違い探しです!
(問1)次のうち下線部①に関して、正しく記述されいるものを選びなさい。
ア.○○○○
イ.△△△△
ウ.□□□□
と、こんな感じです。そうすると、文を読んで間違いを探すことを永遠と繰り返すわけです。
さらに共通テストは単純暗記ではなかなか解けないように、複数のテクストを見て答えさせたり、思考力を使って解くわけです。
もっと言えばスピード勝負なので、間違えを探して正解を導く瞬発力も必要ですね。
これは、対策を十分にすれば確実に点数につなげられます。
問題への慣れ、消去法で解くときのポイント、瞬間的に答えられる力、などなど、対策することはたくさんあるわけです!
【共通テストの対策期間】難易度アップ!勉強期間はどれくらい?
では続きまして、共通テストの対策期間について書いていきます。
ここでは、大学のレベルごとに共通テスト対策が仕上がっておいてほしい時期を書いていきます。
難関国公立大学
難関国公立は旧帝大や神戸、横浜国立、筑波大などの偏差値60以上の大学を指すこととします。
この難関国公立大は共通テストと2次試験の配点は、だいたい1:1以上で2次試験の配点が高いです。つまり、2次試験勝負!ということです。
難関国公立を目指す場合は、共通テストに向けての対策が夏までには仕上げてください。
夏からは2次対策に入り、過去問をやり出題傾向を見て分析し対策をしましょう。
つまり「共通テストごとき」でつまづいていては、絶対に難関国公立大学は合格できないということです。
全体的に夏の共通テスト模試では8割前後取れていればいいでしょう。そのためには、2年の冬から共通テスト対策をはじめて夏までには仕上げていくようにしてください。
難関大を目指すなら「Z会の通信教育」がおすすめですね。実績が出ていますし、有名講師陣が授業をしていますので、成績アップの時短が可能です!
中堅国公立大学
中堅国公立大学は東京都立、千葉、金沢、名工、広島など偏差値55~60程度の大学を指すこととします。
中堅国公立の配点比率は共通テストと2次試験で1:1前後で、やや共通テストの方が得点率が高いことがあります。
ですから、共通テスト対策を優先すべきで、共通テストが失敗すれば2次勝負になったときに不利になる可能性が高いです。
共通テストは夏から秋までにはしっかりと仕上がっていることが望ましいです。
2次試験に向けては夏に過去問を解くことはおススメしたいですが、2次の勉強よりも共通テストの勉強を優先して秋までは確実に仕上げてください。
このあたりのレベル帯だとスタサプで対応が可能です。激安のオンライン授業はなかなかクオリティが高くて、使いやすいでしょう!
予備校に通っている人も、予備校×スタサプ併用をすることで最強の勉強ができるようになりますよ!
地方国公立大学
地方国公立はその他の偏差値55以下の国公立大だと思ってください。
この地方国公立大の配点比率は共通テストと2次試験では3:1程度になっている場合が多く、圧倒的に共通テストの配点が大きいのです。
つまり、共通テスト勝負!と言っても過言ではないですね。
共通テストがしっかり点数が取れれば、ほぼ合格するであろうということが言えます。
もし地方国公立大を目指すのであれば、共通テスト命!というくらいに対策をしてください。
何が何でも共通テストを成功させる!ということで、2次試験の勉強は本当に置き去りにしてもいいくらいです。
もし2次対策をするのであれば、過去問を秋くらいに少し得程度でいいでしょう。ぶっちゃけ、共通テストの方が難しく感じるかもしれませんよ!
【共通テスト対策のコツ】難しいのは英語・数学・国語だ!
では、共通テストの具体的な対策について解説していきます。
ただし、すでに別の記事で紹介しているので、その記事のリンクを貼っておきます。今回は簡単に書くことをご了承ください。
共通テスト英語の対策
共通テスト英語は、センター試験とは全く別のテストになりました。
全問英問英答で、センター試験に比べてワード数は1000語程度増えました。
全ての問いが「長文読解」です。絶対的な速読が必要です。
第1問から第6問まであり、出題パターンは様々ですが長文には変わりはないので、圧倒的なスピードが要求されます。
また、リスニングの配点もセンター試験に比べれば高くなり、その配点比率はリーディング:リスニングで1:1です。
しかしながら、受験する国公立大によっては配点比率が変わるので、しっかりと調べてもらいたいです。
共通テスト英語の対策の詳細は下の記事をご覧ください!
共通テスト数学の対策
続いては共通テスト数学の対策について解説します。
センター試験同様に数学はⅠAとⅡBに分かれており、マーク形式の出題には変わりはありません。
しかし傾向が全く変わりました。特に数学ⅠAは大きく変化しているので注意が必要です。
日常生活の中からの出題が多く、生徒と先生のやりとりから問題が出題されているので、非常に問題文が長くなりました。
設問を解くのに必要な要素をしっかりと読みとって解いていかなければなりません。
数学ⅡBはⅠAと同様に傾向は変化していますが、解き方のアプローチはセンター試験と同程度のレベル感です。
数学ⅡBの方が出題パターンがある程度決まっているため、勉強したら伸びます!その対策の仕方の記事もリンクしておきます!
共通テスト対策の前に、そもそも数学が嫌いな人、苦手な人はコチラの記事をご覧ください!
共通テスト国語の対策
では最後に共通テスト国語について解説します。
国語はどちらかと言えば対策しにくい印象があると思います。ただし、甘く見てると国語のせいで志望校まであと一歩及ばず!という事例は、僕の生徒の中にもいたため、軽視しないでほしいです。
現代文はセンター試験と比べるとだいぶ変わりました。
評論は複数のテクストを読み込んで、解答を選ぶこと。小説は随筆に変わり、物語ではなく詩などが出てくることが多くなりました。
ただ、古文漢文はセンター試験と比べてそんなに大きな変化はありません。
ですので、古文の文法、単語、漢文の句形などをしっかりと基礎を叩き込み演習を積むことをおすすめします。
対策の詳細は以下のリンクから進んでください!
【共通テスト対策】実はオンライン授業がコスパが最強!
最後に共通テスト対策はオンライン授業がコスパが最強!ということを書いていきます。
オンライン授業は「時間」「場所」を選びません。配信型の授業であれば、なおさらです。
今のオンライン予備校やオンライン映像授業は、クオリティも高くて、しかも安いという特徴があります。共通テスト対策を始めるにあたって、オンライン映像授業・家庭教師を検討するのは、賢い選択です。
予備校で講師をしている僕だからわかることですが、教育の需要は対面よりもオンラインに必ず移り替わります。
そのシェアは拡大中で、企業がこぞってオンライン映像授業に切り替えています。
そうした背景に「0円から始めるオンライン予備校」をお勧めしたいのです。僕の予備校もオンラインを推奨していますし、競合他社の良いところを研究しています。
今やオンラインでの指導は当たり前。対面式と変わらない指導ができます。ここでは大学受験に強いオンライン家庭教師4社を紹介しておきます。
共通テスト】センター試験より難しい!国公立志望者は甘く見るな! まとめ
いかがでしたでしょうか?
共通テストの特徴から対策期間、大学別の仕上げたい時期や、対策方法をまとめてきました。
共通テストは思っているほど甘くはありません。ただし、対策の仕方がわかってしまえば伸びていくと確信しています。
ただし、本当に自分が思っているほど共通テストは難しいので「これでいいや」と思わず、もっともっと共通テストと向き合って自分に足りないところに気づき、対策を十分にしていきましょう!
志望校合格を決めるのは、極論で共通テスト如何です。
「共通テストを制する者は受験を制す!」
これは心に刻んでほしいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました!他にも色々な大学受験の記事を書いていますので、リンク先の記事で興味があれば、ぜひご覧ください!