予備校で講師&学習アドバイザーをしている冒険者です。教育系ブロガーとして冒険者ブログを運営しています。
講師歴15年以上、小学生から大学受験まで幅広く指導!延べ10000人以上の親や生徒を指導した経験から、教育関連の有益な情報を発信中です!
今回は「夢がない中学生&高校生!進路が決まらない!わからない!を解決!」という内容を書いていきます。
冒険者さん!進路が決まらなくて、本当に困っています。やりたいこと、興味があることもわからなくて、進学先も決まりません。どうしたら良いですか?
進路を決めるのに、将来の夢からの逆算で高校や大学を選択するのがセオリーと言われていますが、実際のところはどうなのでしょうか?
僕が指導している中学生や高校生で「将来の夢」「やりたいこと」を雄弁に語れる人をほとんど見たことがありません。
親や周りの大人は知りもしないくせに、将来やりたいことから進路を決めなさい!と子供たちに伝えてしまっているようですね。
そこで今回は、進路が決まらない人向けに・・・
・将来の夢、進路、やりたいことが決まらない!
・どうすれば失敗しない進路選択ができるの?
・みんなはどんなふうに将来を考えているの?
こんな疑問や要望にお応えします!この記事を最後まで読めば、中学生や高校生の進路選択の失敗しない決め方と、将来に向けて今やるべきことが明確になります!
ぜひ最後までご覧ください!
上に紹介している本は、将来の夢、進路が決まっていない中学生や高校生にピッタリな1冊です!まずは、給料と職業について知ることができますよ!
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もう一つ紹介したい「なぜ僕らは働くのか」という本。この本は、働くことを根本的なところから解説し、さらにどんな職業・職種・業種があるのかまで、しっかりと解説してくれます!
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ぜひ、動画をご覧になってください。
それではさっそく内容に入っていきます!
【夢がない中学生&高校生】進路が決まらない時にすべきこと!
それでは「夢がない中学生&高校生!進路が決まらない時にすべきこと!」についてまとめていきます。
さっそくですが、進路が決まらない時にすべきことの結論をまとめます!
【進路が決まらない時にすべきこと】
・徹底的に勉強をすること
・好きなことに集中してみること
・業種から知って選択していくこと
・いろんな大人に話を聞くこと
この4つです。中学生や高校生で進路が決まっていなければ徹底的に勉強し、好きなことに集中し、業種から考え、大人に話を聞く!という方法ですね。
進路を決めるには、これくらいやらなきゃならないんですね。大変そうですが、頑張ります!
それでは、1つ1つ詳しくみていきましょう。
進路が決まらない中高生へ①「徹底的に勉強をすること」
中学生や高校生が進路が決まらない時にすべきことの1つ目は「徹底的に勉強をすること」です。進路が決まらない人にとっては最重要項目です。
将来、やりたいことが見つからない、という最大の原因は「無知」。
つまり、世の中のことを全く知らない!ということです。それを解決するには勉強しかありません。学校の勉強が大切なんです。
それも中途半端に勉強するのではなくて徹底的に勉強することです。
将来の職業や夢を考えている暇があったら、勉強しろ!ということ。すると、自然に将来の夢や、やりたいことが見つかりますよ。マジで。
まず、「無知」という状態から抜け出すためにいろんな勉強すること。その中で興味を持つ学問に出会ったら、そこを「徹底的に」勉強することです。
本当に徹底的に勉強すればするほど、不思議と大学に行って高度なことを学びたくなるのです。それが志望校という夢を叶える第一段階になるんです!
進路が決まらない人こそ、徹底的に勉強をしてみよう!
進路が決まらない中高生へ②「好きなことに集中してみること」
続いての進路が決まらない人がすべきことは「好きなことに集中してみること」です。
好きなことに集中する、というのは「遊びや趣味」を越えるということ。
遊びを越えるとはどういうことかと言いますと、「受動」としてではなく「能動」の視点で遊びや趣味を考えることです。プレイヤーではなく、クリエーターみたいな感じです。
例えば、ゲーム好きだったら作成側、昆虫好きだったら研究側、歴史好きだったら評論側など、自分が好きで打ち込めそうなものの本質的な部分を考えるようにしてみてください。
そこが理解できて、さらに興味が湧いてくるのであれば、本物の「好きなこと」です。
僕は「子供が好き」ということから始まり、教育業界を目指したんだ。将来、子供に自分の知識や経験を伝えて役に立つことを考えたら、中高生ながらにワクワクしていました。
「〇〇やるのが好きだな~」ということが「もっと〇〇したいな~」という感情が湧いてくることが夢になるのですね!
中学生や高校生で進路が決まらない人は、好きなことを考えて、もっと追及してみよう!
進路が決まらない中高生へ③「業種を知って選択していくこと」
そして3つ目に「業種を知って選択していくこと」です。職種ではなくて業種を知ることが重要です。
業種とは事業のこと。〇〇業、みないな感じです。別の言い方では「業界」と言ったりもします。
職種とは実際の仕事の種類のこと。仕事内容によって分けられています。以下に業種と主な職業をまとめておきます。参考にしてみてください。
【中学生や高校生が知っておくべき職種】
A:農業,林業
B:漁業
C:鉱業,採石業,砂利採取業
D:建設業
E:製造業
F:電気・ガス・熱供給・水道業
G:情報通信業
H:運輸業,郵便業
I:卸売業・小売業
J:金融業・保険業
K:不動産業,物品賃貸業
L:学術研究,専門・技術サービス業
M:宿泊業,飲食サービス業
N:生活関連サービス業,娯楽業
O:教育,学習支援業
P:医療,福祉
Q:複合サービス事業
R:サービス業(他に分類されないもの)
S:公務(他に分類されるものを除く)
T:分類不能の産業
上の分類表はウェキペディアからの引用です。日本の業種はこのように分類されていて、仕事をする上では、必ずどれかの業種に携わることになります。
ですから、自分がどの分野のどの業種で働きたいか、やりたいことはどの業界なのかを知った上で、その業種について詳しく調べてください!
調べれば調べるほど、知らなかったことが分かるはず!そして、最終的には企業を選び「どこで」「誰と」「どうやって」人の役にたっていくかが見えてくるはず!
進路が決まらない中高生へ④「いろんな大人に話を聞く」
進路が決まらない人がする最後の行動は」「いろんな大人に話を聞く」です。
先ほど業種や職種といったところから調べましょう!と書きましたが、それが一体、どんな仕事をするのか?どうやって役に立つのか?といったことを知らなければ、進路を決めることは難しいです。
それを知るためには、その業界にいる「大人」に話を聞くことが最も現実的な話しとして聞けるはずです。
やりがいはあるけど体力的に大変!考えることが多くて想像力が必要!今後AIに取って代われる可能性あり!といった、現場的な視点で話を聞くのが良いですね。
気軽に話が聞ける大人なんかいない!って思うかもしれませんが、近所の人、友達の親、学校の先生や塾の先生など、自分から行動すれば必ず聞ける大人は近くにいます。
進路が決まらない人こそ、いろんな話を聞きに行動しましょう!
勉強する意味、好きなことを追求することの大切さがわかりました!私も自分のやりたいことを見つけるために、勉強したり色んな人に話を聞いてみます!
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【夢がない中学生&高校生】やってはいけない進路・将来の決め方!
では次に「夢がない中学生&高校生!やってはいけない将来の決め方!」という内容を書いていきます。
これをやって失敗している学生を少なからず見てきました。ただ、人生100年時代ですので、すぐにやり直しはできますが、失敗した時間は無駄ですよね。
こちらも先に結論からまとめます。
【やってはいけない将来の夢の決め方】
・職業で将来を考えるな!
・資格で将来を考えるな!
・大手企業で働くことを夢にするな!
この3つです。「進路」と「夢」は違いますよ。進路が決まらないからと言って、単純に考えて将来を決めてしまってはダメです!
やってしまいそうな行動が書かれているはずなので、注意しながら1つ1つ詳細をご覧ください。
中学生や高校生は「職業で将来を考えるな!」
まず中学生や高校生は「職業で将来を考えるな!」ということです。
え?職業じゃないの?と思った人も多いはず。でも、職業から考えてはだめです。理由は次の通り。
職業で将来を考えてはいけない理由
・どんな職業があるかを、知らなすぎるから!
・その仕事自体が、あなたの夢ではないから!
・自分が幸せと感じられるライフスタイルを、考える方が良いから!
夢というのは「どんなふうに生きたいか」ということ。「生きがい」であり「職業」ではないですね。
日本の教育は、職業に就くことが夢と言わんばかりに指導されています。僕には全く理解できません。
「生きがい」を前提に考えれば、自分がやりたい仕事が生き方に直結している方が理にかなっています。
ちなみに僕は、子供と関わりその子自身が成長するのを助けることで得られる充実感が、今の生きがいになっています。
中学生や高校生は「資格で将来を考えるな!」
そして次に「資格で将来を考えるな!」ということです。特に高校生はこれで決めがちですね。
これにも理由があります。その理由をまとめました。
資格で将来を考えてはいけない理由
・ほとんどの資格がコモディティ化しているから!
・資格はあなたの市場価値を決定づけてしまうから!
・資格ならば、いつでも勉強すれば取れるから!
という理由です。
コモディティ化というのは、すごく簡単に言えば「資格はみんな同じ価値」になる、ということ。だから、あなたの市場価値が決定づけられるのです。
さらに、別に将来の夢を語れるような「資格」は本当に存在するのでしょうか?つまり、資格があなたの生きがいになるのか?ということです。
資格を否定しているわけではないよ!生きがいから考えて、資格を取れば自分の望んだ生き方になるのであればOKです。
中学生や高校生は「大手企業で働くことを夢にするな!」
最後に「大手企業で働くことを夢にするな!」ということです。
大手企業や公務員は安定していて高収入、というイメージがかなり根深く残っているようですが、それはもはや昭和の神話です。
「夢=生き方・生きがい」と何度も書いてきましたが、大手企業に入る事を夢にしてる人で成功した人は一人もいません。
その企業で「自分が何をやりたいか」「何を成し遂げたいか」ということが夢なはず。であれば、大手企業ではなくても良いことも多いはず。
さらに言えば、大手企業ではできないことだってあるはずなんですね。
でもね、根も葉もないようなことを言うけど、夢はどんどん変わっていくものなんだよ。今の夢と10年後の夢は、全然違って当然。
ということで「今の自分が最もやりたいこと!こうやって生きていきたい!」ということに集中して、将来の夢について考えてみてください!
だんだんと変わってきたら、またそれに向けて自分の生きたい方向性を求めて夢を追いかけてみてくださいね!
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それでも進路が決まらない時はどうする?いつまでに決める?
それでは「進路が決まらない時はどうする?いつまでに決める?」について解説します。
中学生や高校生で「夢があって進路がハッキリ決まっています!」という人は、本当に少数派です。多くの中高生は進路が決まらずに悩んでいます。
では、いつまでに、どうやって進路を決めれば良いのでしょうか?それは・・・
【それでも進路が決まらない時】
次の進路先である高校や大学に入ってから、次の進路を考えればOK!つまり、今は余計なことを考えずに、とにかく受験勉強に集中!
という感じです。
人生100年時代。さらに、転職や方向転換をする人は、これまで以上に出てくるはずです。むしろ、職種を変えたり業種を変えたりすることが、当たり前の時代になります!
ですから、次の進路先に行ってから色々と考えるのもあり!ということ。何ならば、就職してから考えたって良いのです!
これからの自分の人生を考えるうえで、今の決断が人生を決めることまで深く考えなくても良いですよ!
進路が決まっていない時にどうするか、ということを考えているのが時間の無駄。いつまでに決めるか?というのも、いつだった良いのですよ!
【夢がない中学生&高校生】進路が決まらない!わからない!を解決! まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は「夢がない中学生&高校生!進路が決まらない!わからない!の解消法!」についてまとめてきました。
将来の夢は進路選択と直結はしない、ということ。そして、将来の夢は年齢を重ねるごとに変わっていくものなんです。
でも、進路は決めないと仕事に就けませんので、そこは夢とは別にして考えていこう!
最後にもう一度、今回書いた内容をまとめておきます。
【進路が決まらない時にすべきこと】
・徹底的に勉強をすること
・好きなことに集中してみること
・業種から知って選択していくこと
働くことを根本的なところから解説した最強の1冊!
参考図書は、気になる方は試し読みもできますので、のぞいてみてください!
【やってはいけない将来の夢の決め方】
・職業で将来を考えるな!
・資格で将来を考えるな!
・大手企業で働くことを夢にするな!
最後までお読みいただきありがとうございました。他にも色々な教育に関する有益な情報記事を書いていますので、リンク先の記事で興味があれば、ぜひご覧ください。
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冒険者さん、ありがとうございました!今回も勉強になりました!また、LINEで色々と質問させてくださいね!