
予備校で講師&学習アドバイザーをしている冒険者です。教育系ブロガーとして冒険者ブログを運営しています。
今回は「共通テスト対策」ということで、いつから?何を?どうやってやる?といった疑問にお応えしていきます!
共通テストはセンター試験よりも難しく、演習問題を積むのも難しい試験になっています。出題傾向はわかっているので、それをどうやって対策するのかを解説します!
・共通テストって、いつから対策をすれば良いの?
・どんな勉強をすれば点数が伸びる?
・おすすめの問題集や参考書を教えて!
こんな疑問や要望にお応えします!共通テストは私立大学でも利用をしなければ受験できない大学も増えてきています。
ですから、受験生であるなば避けては通れないのが共通テストです!いつから、何を、どのように始めるかをキッチリと解説しますので、ぜひ参考にしてください!
それではさっそくいってみましょう!
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共通テスト対策 勉強はいつから始める?

では始めに、共通テスト対策はいつから始めるのが良いのか?という疑問にお応えします。
さっそくですが結論です。
Q:共通テストの勉強はいつから始めるか?
A:高2の秋からが望ましい!
【理由】
・高2の夏に志望校が確定することが多いから。
・共通テストは1年以上対策したいから。
・共通テスト模試が冬にあるから。
ということです。共通テスト対策は高2の秋には始めていきたいです!その詳細を解説します。
※志望校の決め方!
>>【大学受験】迷いが消える志望校の決め方・選び方を伝授します!
高2の秋からスタート!
共通テスト対策は高2の秋からスタート!ということについて書いていきます。
共通テストは、学校の定期テストや記述模試などのテスト形式とはまるで違った出題の仕方をします。ハッキリ言って解きにくい!です。マジで。
というのも、問題文が長く、誘導がついていたり、英問英答だったり、複数の資料を読ませたりします。マーク式なので、紛らわしい答えを消去しながら答えていかなければなりません。
問題文の長さやページ数はセンター試験の1.5倍程度。さらに、問題の難易度もセンター試験より平均得点率が10%低くなるように出題しています。
・センター試験の平均点=60%前後
・共通テストの平均点=50%前後
ですから、高3になってから対策しようと思っていて遅いのです!対応するための期間としては短すぎるし、そんなに簡単には点数を取らせてもらえないのです。
ですから、1年間かけてじっくりと対策をしていく必要があるのです。
共通テスト模試を受けよう!
続いては、共通テスト模試について解説していきます。
高2の冬には、共通テスト模試を行う高校が多いです。進研模試や全統模試が代表ですね。
・ベネッセの進研模試
1月中旬~下旬
・河合塾の全統模試
1月下旬~2月上旬
その模試を受けることで、共通テストがいかなるものかを知ることが絶対的に必要です。敵を知らずに戦略は立てられませんね。
ですから、共通テスト模試を実際に受けてみて、自分がどれくらい太刀打ちできるのかをしっかりと体感してほしいです。模試は5教科7科目全部行われます。丸1日を模試に費やします。
それでも、そこで得た経験値はその後に大きく影響します。とにかく、共通テスト模試を受けて出題傾向をしっかりと確認し、今後どのような対策をしていくべきかを検討してください!
共通テストは「英数国」に要注意!
最後に、共通テストは「英数国」に要注意!ということを解説します。
共通テストの英語、数学、国語は、センター試験とは比べ物にならないほどに改訂がされています。この主要科目の英数国は、共通テストの配点の3分の2を占めています。
・英語は全問「長文読解」しかも英問英答
・数学は問題文が非常に長く誘導がついていて状況を把握するには文章読解力が必要
・国語は複数のテクストを読み取り総合的に設問に答える
こうした力が必要になります。
ですから、普段からこうした対策をしているのであればいいのですが、ハッキリ言ってこうした対策をしている高校がどれくらいあるのかというと、ものすごく少ないですね。
英語と数学、そして国語については、高校だけでは対策が非常に難しいのが現状なんです。
共通テストの各科目の対策方法を書いた記事をリンクしますので、何をしたらいいかわからない場合は、ぜひ参考にしてみてください。
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共通テスト対策 何をやる?

それでは続いては「共通テスト対策は何をやる?」ということについて解説します。
こちらも結論から書いていきます。
Q:共通テスト対策って、何をやればいいですか?
A:基礎力アップとスピードアップ、そして実践演習です!
【理由】
・共通テストは基礎の総合力がなければ取れないから。
・しかし、スピードを上げないと時間内に解き終えられないから。
・実践演習で慣れることで解決できるから。
ということです。高2の秋から始めていくことがわかったら、基礎力・スピード・実践演習を積み上げていきましょう!
理由を一つ一つ詳しく説明していきます。
※勉強法を変えちゃう?
>>【大学受験】高校生必見!オンライン映像授業の予備校を徹底比較!
盤石なまでの基礎力
まずは共通テスト対策で必要な「盤石なまでの基礎力」について解説します。
当たり前ですが、どの試験においても基礎力は重要ですね。でも、共通テストは「盤石」な基礎力を必要とします。
後から解説する「時間」と「演習」ですが、基礎力がないままスピードを上げよう!演習を積もう!と思っても、全く伸びないという事態に陥ります。
つまり、共通テストの勉強をしよう!と思って、まず何をすべきか、というと基礎基本を徹底的に圧倒的にやっていく、ということです。
・英語なら「英単語、英熟語の暗記」「文法を覚える」
・数学なら「基本問題を全単元解ける」ようにする
・国語なら「古典文法や古典常識の暗記」「漢文の句形を覚える」
こういうことが必要です。
毎日毎日、地道の努力が共通テストには必要で、最終的には大学合格につながっていきます!
試験時間との勝負
次に共通テストは「試験時間との勝負」ということを解説します。
共通テストの一番の難しさは「時間配分」です。ゆっくり解いていたら絶対に解き終えることができない量の問題が出題されます。
ですから、スピードを上げることを意識しながら、最終的には時間配分をどうするかの作戦を立てていかなければなりません。
そこで、普段から以下のような勉強をすることをおすすめします。
・問題を解く場合にタイムプレッシャーを与えて解く。
・意識して速読、計算のスピードを上げる。
・80分程度、集中力を持続できる訓練をしておく。
特に英語、数学、国語は時間においては、相当な速さで解かなければ解き終えられません。共通テストの最大の課題は「時間配分」ということを覚えておきましょう!
※時間配分の関連記事
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何よりも慣れることが大切
最後に共通テストは「何よりも慣れることが大切」ということについて書いていきます。
「慣れる」というのはどういうことかというと、問題形式を理解し、時間内にどうやって自分の持っている力を発揮するか、ということです。
例えば、時間が無制限だった場合は80%取れるところを、どれだけ失点せずに時間内に解き終えるか、ということですね。
それには以下のことが必要です。
・得意不得意の出題傾向をつかみ、解く順番を考える。
・時間配分をどうすれば良いかの作戦を立てる。
・演習を終えた後の自己分析を徹底的に行う。
これらを徹底的に考えておくことで、徐々に自分が持っているパフォーマンス通りの得点率に近づけられることでしょう。
徹底的な実践演習を積むための問題集を紹介した記事を書きましたので、詳細を知りたい場合は以下のリンク先の記事をご覧ください。
※実践演習を積むために・・・
>>【共通テスト直前期対策】絶対やるべき総仕上げおすすめ問題集!
【共通テスト対策】いつから始める?何をやる? まとめ

いかがでしたでしょうか?
共通テスト対策について「いつから」「何をやる」かについてを解説しました。共通テストの問題の特徴をしっかりと捉えて、早い時期から共通テストに向けての質の高い対策を始めてほしいと思います。
最後にもう一度、いつからやるか、何をやるか、をまとめます!
共通テスト対策は「いつから」始めるか?
➡高2の秋から!
共通テスト対策は「何を」やっていくか?
➡基礎とスピード、実践演習!
ということでしたね。
冒険者ブログは他にも共通テストや大学受験についての高校生向けの記事を書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。

最後までご覧いただきましてありがとうございました!他にも色々な大学受験の記事を書いていますので、リンク先の記事で興味があれば、ぜひご覧ください!