予備校で講師&学習アドバイザーをしている冒険者です。教育系ブロガーとして冒険者ブログを運営しています。
講師歴15年以上、小学生から大学受験まで幅広く指導!延べ10000人以上の親や生徒を指導した経験から、教育関連の有益な情報を発信中です!
今回は「共通テスト!文字数が急増!受験生の読解力と速読力で差が出る!」ということについて解説していきます。
2021年度入試から導入された共通テストですが、これまでのセンター試験よりも文字数が多くなり受験生を苦しるような問題が増えています。
特に英語と数学、そして国語はこれまで以上に読解力と速読力が必要とされる問題形式になっています。
共通テストは対策をすれば難しくないのですが、その対策方法がわからない!と悩んでいる受験生は多いはず!そこで今回は・・・
・共通テスト模試を解いたけど読む量が多い!
・時間が足りない!時間配分はみんなどうしてる?
・読解力が必要って言われているけど、どうすれば良い?
こんな疑問や要望にお応えします。この記事を最後まで読めば、共通テストに対抗するための読解力と速読力を大きく伸ばす方法を知ることができます!
ぜひ最後までご覧ください!それではさっそくいってみましょう。
【共通テスト】文字数が急増!受験生の読解力と速読力で差が出る!
それでは「共通テスト!文字数が急増!受験生の読解力と速読力で差が出る!」ということをまとめていきます。
共通テストは次のような問題形式により読解力が必要になります。
【共通テストに読解力が必要な理由】
・英語は長文読解問題のみ!
・数学や理科は日常生活から出題!
・社会や国語は複数の資料を読んで解く!
すでに過去問をやった、共通テスト模試を受けた、という人はここに書いてあることを経験しているので共感してくれるはず!
読解力がなければ問題文すら理解できず、理解できたとしても時間がかかってしまいます。
これらの出題形式をちゃんと理解しておくことで、どんな読解の対策をとればいいかが明確になります。1つ1つ詳しくみていきましょう。
英語は長文読解問題のみ!
まずは「英語は長文問題のみ!」から解説します。
共通テスト英語は全問英問英答で読解問題のみの出題です。文法や単語の発音、語句言い換えの問題は一切出題されません。
日本語ですら読解力がなくてわからないのに~!という人には酷な出題形式ですよね。
共通テストはセンター試験よりも、本文中の英語の文字数が1000単語以上増加しています。1000単語と言えば、超長文問題が1題増えた!という感覚です。
共通テスト英語は、読解中心の演習をしておかなければ確実に時間が足りなくなります。読解力は日本語もそうですが、英語の読解力や速読力も身につけるように演習しましょう!
冒険者ブログの別記事で「英語長文の読解力が爆伸びする3つの勉強法とコツ!」をまとめています。参考にしてみてね~!
数学や理科は日常生活から出題!
次に「数学や理科は日常生活から出題」ということです。
理数系の問題も共通テストは文字数が増加し、読解力が求められるようになりました。特に「数学ⅠA」です。
日常生活を題材にした内容からの出題が多く、問題文からその状況を整理して立式して解いていく、という感じです。
生徒と先生の会話、友達同士の会話もあるため、とにかく問題文が長い!読解力を使って、問題の誘導にうまく乗っていかなければならないのも、共通テスト数学の特徴ですね。
読解力がなければ状況整理もできず、うまく誘導にのって答えを出していくことが難しいです。
記述式の解答は得意なのに、共通テスト形式になると解けない!という人は珍しくありませんよ。理数が得意でも、文を読むのが嫌いな人は共テ数学を解くのは難しいんだ。
社会や国語は複数の資料を読んで解く!
最後に「社会や国語は複数の資料を読んで解く」ということです。
文系科目でも文字数が増加して、読解力が必要になっています。国語はもちろんのこと、地歴公民も同じような傾向ですね。
社会や国語に特徴的なのが「複数の資料を読む」ことです。1つの設問に2つ以上の資料やグラフデータがついており、それらを考慮して答えていくのです。
そのため、資料には何がかかれているのか、写真やデータを詳しく見て内容とあっている答えを読んでいくことが必要です。
厄介なのが日本史の資料問題。これまで見たこともない資料を読んで、その内容について知識を使いながら答えることです。「日本史なのに古文か??」と思った人も多いのでは?
文系は読解すること以外に暗記がメインだよね。でも、知識以外の部分で解くこともあるため、あまり記憶に頼りすぎるのも良くないよ!
共通テストはとにかく「読む分量が増えた」ことが大きく変わった点です。読解力が必要なことは、これでお分かりいただけましたね。
【共通テスト】受験に間に合う?読解力を短期間で身につけるには?
それでは「共通テスト!受験に間に合う?読解力を短期間で身につけるには?」という内容をまとめてきます。
共通テストは読解力や速読力が必要なのはわかっていると思いますが、どうすればその力を伸ばせるのか。
その方法を3つ紹介します!
【読解力を短期間で身につける!】
・共通テスト形式の実践演習量を増やす
・常に時間を意識して勉強する
・単語、文法、長文読解、計算は毎日にやる
この方法です。
僕が指導している共通テスト対策でも、この演習法を毎日の勉強に組み込んでやっています。実践演習、時間の意識、基礎力アップ、これが最速で読解力をつける方法だ!
では、読解力を短期間で身につける方法を1つ1つ詳しくみていきましょう。
共通テスト形式の実践演習量を増やす
まずは「共通テスト形式の実践演習量を増やす」ということです。
共通テストは過去問は少ないと言えども、形式は決まっています。これまで、ベネッセ進研模試や全統共通テスト模試など、多くの予備校が共通テストを分析して模試を開催しています。
また、共通テストが初めて行われてから、共通テストに対する対策法が学校の公教育から、ネットやブログ、大手予備校や個人塾に至るまで知れ渡りました。
参考書や問題集も、より具体的な信頼性の高い問題を扱うようになっています!
共通テストで読解力が必要なことは十分にわかったわけですから、本番同様の実践演習を通じて読解力強化をしていくことが最重要なんです!
もし、共通テストの実践演習問題集にこまっていたら、別な記事でおすすめを紹介していますので、そちらをご覧ください!
常に時間を意識して勉強する
次に「常に時間を意識して勉強する」ということです。
共通テストは読解力と速読力で得点を上げていきます。そこで普段の勉強から意識したいことは時間を区切って勉強することです。
英語や国語の長文問題を解くとしたら20分~30分の時間を測って解きましょう。数学の問題演習をするときも同様です。
これは、身体が時間を覚えるためのの練習です。
つまり、20分経過、30分経過、と言った区切りを自然に身体が覚えておくことで、試験の時に「いつの間にか時間が経っていた!」という事態を避けることができます。
問題集を解いて演習をする場合は、何分でやるかを決め、時間を測るようにしましょう!
単語、文法、長文読解、計算は毎日にやる
そして最後は「単語、文法、長文読解、計算は毎日やる」ということです。
読解力や速読力は一日にして成らず!基礎力あっての読解&速読なんです。
・共通テストに出題される英単語、古典単語を瞬間的に日本語に出来ますか?
・文法構造を判断して、1文を正確に訳せますか?
・共通テストに出題される理数系の計算で、間違いやすいところはありませんか?
・公式は使えますか?
・計算のスピードは遅くないですか?
これらが全てクリアできている人は、とっくに共通テストを時間内に解けるだけの読解力や速読力が身についていることでしょう。
でも、大半の受験生はこうした勉強無くして、読解力だの速読力だの言っています。
単語がわからないのに、文法ができていないのに、公式が使えないのに、正確に読解して正解にたどり着くことは無理です!
受験勉強で最も地味でやりたくない「基礎力=単語、文法、計算、長文」を毎日欠かさず勉強した人にしか、読解力や速読力は手に入りませんよ!
コツコツがんばろう!
【共通テスト】速読力は、まず精読力ができてから鍛えること!
それでは最後に「共通テスト!速読力は精読力ができてから鍛えること!」について解説していきます。
共通テストは時間との勝負、ということは何度も説明してきました。そのため、どうしても速読力を鍛えなければなりません。
速読の力をつけたい!という生徒の相談は山ほど受けてきました。
その時に必ず伝えているアドバイスがあります!それは・・・
【速読力をつけるために】
「早く読めるようになりたければ、ゆっくり正確に読む練習から始めなさい!」
ということです。
音楽で例えるならば、テンポの速い難しい曲を弾くためには、ゆっくりと正確に弾く練習を何度もするようなものです。
スポーツで例えるなら、速く走ったり強いボールを打ったりするためには、一番効果的に力が入るように、走るフォームや打つフォームをゆっくり正確に練習するようなものです。
文章を速く読むということは、音楽やスポーツと同じなんです!
最初はゆっくりと正確にすべてをしっかりと理解できるように読むことに力を注ぎましょう。自然にだんだん読むスピードが上がっていきます。
絶対にやってはいけないことが、速読だけの勉強をすることです。
ゆっくり正確に読む練習=精読力をつけてから、速読の練習に入ることを強くおすすめします!
【共通テスト】文字数が急増!受験生の読解力と速読力で差が出る! まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は「共通テスト!文字数が急増!受験生の読解力と速読力で差が出る!」について解説してきました。
共通テストは文字数が増加したことで読解力がなければ問題の理解をすることもできず、点数が伸びません。
また、量が増えても試験時間が変わっていないため、速読するための練習も必要になっています。
この読解力と速読力を身につけるための方法を繰り返し読んで、共通テストで合格ラインを確保できるように鍛えていこう!
最後にもう一度、この記事で解説してきたことをまとめます!
【共通テストに読解力が必要な理由】
・英語は長文問題のみ!
・数学や理科は日常生活から出題!
・社会や国語は複数の資料を読んで解く!
【読解力を短期間で身につける!】
・共通テスト形式の実践演習量を増やす
・常に時間を意識して勉強する
・単語、文法、計算は毎日にやる
最後までご覧いただきありがとうございました。他にも色々な記事を書いていますので、リンク先の記事で興味があれば、ぜひご覧ください。