予備校で講師&学習アドバイザーをしている冒険者です。教育系ブロガーとして冒険者ブログを運営しています。
講師歴15年以上、小学生から大学受験まで幅広く指導!延べ10000人以上の親や生徒を指導した経験から、教育関連の有益な情報を発信中です!
今回は高校2年生が気をつけるべきポイントを解説していきます。
高校2年生という学年は高校生活にも慣れてきて、文系や理系の選択も終えて、自分の勉強スタイルも確立できている時期ですね。
ただ、高校2年生は大学受験の志望校合格に向けての最重要学年と言っても言い過ぎではありません!
メチャクチャ重要です!そこで今回の記事の内容は・・・
・高2生の勉強時間ってどのくらい?
・志望校を決める上で、何に注意する?
・大学に向けた勉強の仕方は?
など、こういった疑問にお答えしていきます!必ず役に立つ内容がたくさん入っていますので、ぜひ最後まで読んで下さい。
高2生 勉強時間はどのくらい?
まず、高校2年生の勉強時間について解説します。これは、僕が所属する大手予備校のアンケート調査をもとにまとめています。
そのデータで高2生の平均勉強時間を見ると・・・
高2の時期による平均勉強時間
・4月~7月:平日2時間、休日3時間
・8月:5時間
・9月~12月:平日3時間、休日4時間
・1月~3月:平日3時間、休日5時間
このデータは大学進学を考えている高校生を対象にまとめたものになります。
つまり、高校2年生では夏以降から勉強時間が徐々に上がっているということになります。
部活がある中でも、このくらいの勉強時間を確保していかないと自分がいきたい大学との差を埋められない、とだんだん自覚してくるからですね!
平日に勉強する時間が確保できない高2生も多いと思いますが、その分休日の勉強時間で自分の勉強をしているんですね。
志望校は人それぞれ、自分の偏差値と志望校の偏差値を比べて、受験までの期間で果たして間に合うのか!?ということを計算すると、このくらいの勉強時間がほしくなります。
みなさんはどうですか?
高2生 夏までに第一志望校を決める
さて、次に志望校のことを書いていきます。
僕の予備校では「夏までに志望校を決めよう!」と強く生徒に訴えています。
それには理由があります。それは・・・
高2の夏までに志望校を決める理由
・目標が明確になり、やる気になる
・今の偏差値と目標の偏差値を模試で確認できる
・受験科目が決まるので効率化して勉強できる
ということですね。
高2生にもなると、模擬試験の志望校の判定が、生徒の心を揺さぶります。
つまり、何となく書いていた志望校の判定と、オープンキャンパスや資料を通じて決めた第一志望校の判定では、そこに対する気持ちが違いますよね?
ですから、目標が明確になることで、今後は「模試の偏差値」というものと「大学の判定」という目標ができるわけです!
さらに、受験で使用する科目(文系なら英国社+数学、理系なら英数+物理化学生物)に絞って勉強ができるわけです。
模試を受けてその偏差値を見て、自己分析ができるようになると、グングン志望校に近づいていきます。模試を重視し「自分の入りたい大学のための勉強」に集中してください!
そういった理由から、志望校は夏までに決めることを強くオススメします。
ぜひ、高2の夏にはオープンキャンパスに積極的に参加して、憧れの大学を見つけましょう!
もし大学受験の勉強を本格的に始めたい場合は無料から始める「オンライン予備校」がおすすめです。比較した記事をリンクしてあるので、参考にどうぞ。
高2生 志望校選びの注意点
さて、志望校がらみでもう一つ注意点をお伝えします。
第一志望が決まったら受験科目が決まりますよね。そこで、その第一志望の受験科目が特殊なケースに注意が必要です。
特に国公立で第一志望校が変更になった場合に起こる問題です。例を挙げたらわかりやすいので、いくつか紹介します。
・神戸大学の経営学部
2次使用科目:英語・数学・国語が必須
この場合は、他の大学に志望校を変えた場合は「経営学部」での主流の教科は英語が必須で、国語or数学or社会のどれかを受験することが多いため、科目を減らすことができますね!
・静岡県立大学の薬学部
2次使用科目:物理&化学
この場合は、「薬学部」の科目は英語・数学Ⅲ・化学になるのが一般的。よって、物理を使っている時点で方向転換が難しくなる。
・埼玉大学の理学部
2次使用科目:総合問題(理科を含む)
この場合は、理科1択になっていること。他の理学部になった場合は数学Ⅲと英語を使うことがほとんど!しかも総合問題って、ちゃんと調べないと英語が入っているなんて知らなかったとなる可能性が・・・
こんな感じですかね。高3の直前期になって、模試結果が思うように伸びなかったために、進路変更のアドバイスをした時に、科目不足という問題が起こってしまいました。
つまり、「学部で使用する一般的な受験科目」はすべて勉強しておいた方がいい!ということになります。
ただ、絶対に志望校を変えない、と強い信念があってどんな判定でも受験する!という人は別ですけどね。
高2生 受験勉強の仕方
志望校がある程度確定して、いよいよ受験勉強!でも何をすればいいかわからない、と言う人は多いと思います。
ここでは、受験勉強の学習スタイルを確立させるための内容を書いていきます。
高2生の受験勉強の仕方
・勉強の量を増やす
・模試を中心に自己分析をする
・1日のスケジュールを見直す
このことに気をつけて自分なりの効果的な学習スタイルを持ちましょう。
勉強量を増やす
最初にも書きましたが高校2年生の平均勉強時間はしっかりと上回って下さい。
そうじゃないと、全国の高2生をと比べても学習量で負けてしまいます。
とにかく量を増やし、演習をこなし、暗記量を確保してください。
これが受験勉強の第一歩です。
模試の自己分析
高2生は模試の自己分析ができることが合格に向けての絶対条件です。
模試は自分の現在地を教えてくれて、ゴール(目標)までの道のりを教えてくれています。しっかりと地図を描けるように、自己分析をしましょう!
自己分析の記事は別に書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事は、模試の自己分析の詳しい解説が書いてあります。自己分析ができると偏差値がおもしろいように上がっていくので、必ず正しいやり方でやりましょう!
そのために、上記のリンクされた記事は必読です!
1日のスケジュールを見直す
これは「時間の空白、無駄」をなくすために、スケジュールを見直すということです。
何となく過ごしていた時間、スマホを何となく見てしまう時間、そういった時間を見える化してください。スケジュール帳を活用し、模試の分析から見えてきた弱点をバランスよくスケジューリングしてください。
成功するかどうかは、スケジューリング(計画)で決まります。
一度、自分の一日のスケジュールをしっかりと書きだしてみましょう!そして、学習計画のためのスケジュール帳も買いましょう!
スタディープランナーなど手帳で管理
下に受験生にオススメのスケジュール手帳をリンクしておきます。
デイリーのスケジュールが書けるので、日々の計画をしっかり立てられる!
色がたくさんあるため「男女」どちらも使えます!
キャンパスからもノートタイプのスタディプランナーがあります。こちらはシンプルな作りになっていますので、とりあえず始めたい人におススメです。
ルーズリーフがいい!という人向けに、ルーズリーフ版のスタディプランナーです。
【高2生】大学受験に向けて勉強時間や受験勉強の始め方! まとめ
いかがでしたでしょうか?
高校2年生は志望校を決めよう、勉強量を増やそう、といったことをオススメしてきましたが、それはスケジューリングで決まると書いてきました。
高校2年生で大きく時間が取れるタイミングはGWや夏休み、冬休みなど大型連休になります。
部活もやっている人も多いと思いますが、長期間の休みに、ちゃんとスケジューリングをして学習量の確保をするようにしましょう!
高2生で注意すべきポイントをもう一度まとめると・・・
①平均勉強時間よりも学習量を多くする
②第一志望校を決める
③志望校の科目には気をつける
④模試結果を分析する
⑤スケジューリングをして無駄をなくす
こんな感じですね。これをしっかりと頭に入れながら勉強をすれば、第一志望校に近づくことは間違いないでしょう!
未来の自分に対して、今できる自己投資をすることをおススメします。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。他にも有益な大学受験情報の記事を書いていますので、リンク先の記事で興味があれば、ぜひご覧ください!