予備校で講師&学習アドバイザーをしている冒険者です。教育系ブロガーとして冒険者ブログを運営を運営しています。
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今回は大学受験の受験生に贈る「受験生の夏にやるべき重要項目」について書いていきます。
冒険者さん!高3の受験生の夏休みの過ごし方とか計画とか、どうすれば良いか全くわかりません!共通テストの対策や受験対策で何をすべきか、教えてください!
夏は受験の天王山!自分のやるべき課題に集中できる、一番時間が取れるじきなんです!ですので、この時間が取れる夏に絶対にやるべきことをまとめました!
今回の記事は・・・
・夏って受験生はどのくらい勉強するの?
・夏の間にやるべき勉強は?
・進路は夏に決めても大丈夫?
このような受験生の悩みを解決していきます!この記事を最後まで読めば、受験生の夏の勉強法ややるべきこと、勉強時間が全て解決できます!
夏のスケジュールを決めていくうえでも、ぜひ最後までご覧ください!
【大学受験の夏】受験生の夏休みの過ごし方からやるべきことの全て!
それでは「大学受験の夏!受験生の夏休みの過ごし方から、やるべきことの全て!」について解説します。
では早速ですが、受験生の夏にやるべきことを書いていきます。
受験生の夏にやるべきこと!
①勉強量の確保
②模試を受験して自己分析
③第一志望の過去問を解く
この3点です。これを元に夏休みのスケジュールを考えていきましょう!
1つ1つ詳しく解説していきます!
夏休み!大学受験生の平均勉強時間
まず最初に大学受験における受験生の平均勉強時間について書いていきます。
高校3年生の夏休みの平均勉強時間は次のようになっています!(河合塾より)
夏休み受験生の平均勉強時間 | 上位 | 中位 | 下位 |
3時間以下 | 3.3% | 4.9% | 6.4% |
4時間 | 1.6% | 2.7% | 4.5% |
5時間 | 3.5% | 5.0% | 6.2% |
6時間 | 5.3% | 6.4% | 9.9% |
7時間 | 6.7% | 7.4% | 10.1% |
8時間 | 13.8% | 17.1% | 17.4% |
9時間 | 10.5% | 9.3% | 8.3% |
10時間 | 29.9% | 27.4% | 25.5% |
11時間以上 | 25.4% | 19.9% | 11.6% |
という様に、実は受験生の半数以上が10時間以上やっていることがわかります。
もちろん内容は人それぞれでしょうが、平均的に10時間以上の自分の勉強時間を取ることで量を確保していることがわかります。
とにかく、量を確保する!これが最低限、夏にやることですね。
大学受験生の夏休みの平均勉強時間って、こんなにやっているんですね!絶対に勉強量で負けてはいけませんね!
共通テスト模試や記述模試を受験!夏休み中に模試の反省と振り返り!
夏休みには模擬試験を受けてください。夏休みに実施される模試は河合塾の第2回全統模試ですね。
難関大を目指す人ならオープン模試も受けましょう。
例年の流れだと、夏休み前に進研模試→夏休み中に全統模試&オープン模試→夏休み後に進研模試、という感じです。
夏休みにある全統模試は、共通テスト模試と記述模試があります。
マーク模試は8月上旬にあるので、すぐに自己採点をして、自己分析と振り返りをしてください。共通テストの傾向をつかみ、残った夏休み期間をどう過ごすかを決めつつ、計画を立て直しましょう。
記述模試は8月下旬にあります。記述模試は主に国公立大の2次試験対策になる模試です。マークと記述は特性が違う模試ですので、気をつけて分析をしてください。
河合塾の全統模試を受けることで、夏休み以降の秋の直前期対策が見えてきます。大事な模試ですので、しっかりと受験して復習をしましょう!
夏休みには第一志望大学の過去問を解く!
夏休みには必ず第一志望校の過去問を解きましょう。これは夏のスケジュールには必ず組み込みたい内容です。
現在の自分の力で、志望校に対しどのくらい通用するのか?そして、秋以降にどのような対策をしなければならないか?過去の傾向をしって、効率的に勉強する計画とは?
このようなことを夏休みの間に考えておきましょう!そうすることで、秋以降の勉強の質がグンと上がります。
大学受験は情報戦です。戦略がカギです。戦略とは「戦いを略すこと」です。余計な時間を取られずに受験を成功させるには、秋からの具体的な戦略がポイントです。
ですから、夏休みの間に過去問を必ず1年分は解きましょう!
志望校の過去問を解くことで、自分の実力との差を感じておくことが重要なんですね。その差を埋める対策を秋にやる、という流れですね。
【大学受験】夏休みにやること!受験校を決定する時間をとる!
ではここからは進路選択について考えていきましょう。
具体的に進路を決めている人でも参考になると思います。というのは、夏の模試を受けると現実的な志望校との差を実感することになります。
つまり、そのまま第一志望校を目指し続けて間に合うのかどうかということも現実的にわかってくるのです。
ですから、志望校をもう一度考える夏、としても夏休みの時間を活用してもらいたいです。
模試の判定とボーダーライン
大学受験の模試は合格の可能性を判定で出してくれます。
A判定~E判定まであり、その基準はC判定でボーダーラインということになっています。
つまり、C判定以上が出ると合格の可能性が50%以上になるということです。模試によって判定が微妙に異なることがありますし、模試の相性というのもあります。
ですから、色々な模試を受けて参考資料をしっかりと確保したいです。
では、夏の間に志望校に対してどれくらいの判定がほしいか!?それは・・・
ボーダーラインのC判定以上!
これが欲しいところです。
実際に過去に合格していった生徒たちのデータを見ても、夏の模試でC判定以上取った生徒のほとんどが第一志望校に合格しています。
夏休みの共通テスト模試、記述模試でC判定を取れたら、かなりの確率で第一志望校を受験することができます!共テ対策、キッチリやりましょう!
大学の入試問題との相性
夏休みの間に第一志望校の過去問を解いてください、と書きました。
これは大学の入試問題との相性を測るため、ということにもつながります。上記の模試判定の話しでは「C判定以上欲しい」と書きましたが、実際は大学入試問題に適応していれば、どんな判定でもいいのです。
しょせん、模試は模試です。
D判定以下でも、その大学の入試問題と相性が良ければ合格する可能性は十分にあります。E判定からの逆転合格!というのも起きるのは、こういった原因があるからなのです。
夏の勉強に志望校対策を入れることで、その大学の問題と自分の相性を探ってください。もちろん、第一志望以外の過去問もできるだけ解いた方がいいですね。
この夏に、実際の大学入試に触れる機会をたくさん作っておくことで、秋以降の勉強に弾みをつけてください!
過去問をやることは、こんなに良い効果があったんですね。自分にとって得意が生かせる配点や出題単元が出ているかどうか、ちゃんと調べます!
【大学受験】夏休みにやること!共通テスト対策に時間を費やす!
では、最後に共通テスト対策について書いていきます。
夏休みに必ずしたい共通テスト対策は「英数国」をキッチリと固めることです。この主要3科目が固めることができれば、未来は明るくなります。
ですので、夏前に受けた進研模試(マーク)、夏休みに受ける全統模試(マーク)を徹底的に分析して英数国の苦手分野をつぶしましょう!
「共通テスト対策」は別の記事で紹介しているので、ここでの詳細は省略します。ぜひ、英数国の共通テスト記事を熟読して、対策を考えてください。
【大学受験の夏】受験生の夏休みの過ごし方!やるべきことの全て! まとめ
いかがでしたでしょうか?
大学受験に向けた受験生の夏の過ごし方、やるべきことをまとめてきました。夏の過ごし方を間違えると、二度とこのような自分に集中できる時間を確保できなくなります。
夏休みにすべきことは書いてきた通りシンプルです。あまりあれこれと考えすぎず、シンプルに「過去問」「模試分析」「共通テスト英数国」をやってください。
秋以降については出願戦略を考えていけば大丈夫です。出願戦略に関する記事も書いていますので、ぜひ参考にして下さい。
最後にもう一度、夏休みの過ごし方とやるべきことをまとめておきます!
受験生の夏にやるべきこと!
①勉強量の確保
②模試を受験して自己分析
③第一志望の過去問を解く
最後まで読んで頂きましてありがとうございました!他にも色々な大学受験の記事を書いていますので、リンク先の記事で興味があれば、ぜひご覧ください!
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冒険者さん、ありがとうございました!今回も勉強になりました!また、LINEで色々と質問させてくださいね!