予備校で講師&学習アドバイザーをしている冒険者です。教育系ブロガーとして冒険者ブログを運営しています。
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今回は「大学受験!2023年度共通テストの国公立大・私大ボーダーの点数目安!」という内容を書いていきます。
冒険者さん。2023年度の大学受験の共通テストボーダーラインが知りたいです。今年の共通テストがどんな予測になるかも、合わせて教えてください!
2023年度の大学入試は共通テスト3回目の年!初年度や2年目と比べると、色々なことが分かってくる年でもありますから、注目度は非常に大きいです!
特に共通テスト初年度である2021年度は「平均点560点!つまり62%!」という平均点が高かった、意外性で話題となりました。
そして、昨年の2022年度共通テストは「過去最低平均点510点!つまり、56%」と、難しかったわけです!
そこで今回の内容は・・・
・2023年度共通テストのボーダーラインってどうなるの?
・国公立大学や私立大学のボーダーを詳しく知りたい!
・結局、今年の共通テスト平均点はどれくらい?
こんな疑問や要望にお応えします!
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それではさっそく、ボーダーライン見ていきましょう!
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【2023年度共通テスト】大学のボーダーラインどうなる?点数を予想!
最初に2023年度共通テストの各大学のボーダーラインはどうなるのか?平均点や得点率の目安をみていきましょう!(2022年度共通テストとの比較)
いきなりですが、結論からまとめます!
2023年度共通テストのボーダー合格判定の目安は?
(2022年度に比べ、今年のボーダーは…)
・難関国公立、私立大学は4%程度上がります!
・中堅国公立、私立大学は3%程度上がります!
・地方国公立、私立大学は3%程度上がります!
これが今のところの予測です。
2023年度の共通テストは、どうやら昨年と比べると得点分布に変化がありそうな気がします。
ボーダーや合格判定の目安は予測の範囲でまだまだ分かりません!ただ、昨年よりもやや易しくなっている、と思って構わないと思います!
それでは、ボーダーラインを1つ1つ見ていきましょう!
【2023年度共通テストの平均点】昨年より平均は上がり易化した!
では共通テストの平均点の予想から見ていきましょう!
【2023年度共通テスト平均点予想値】
・5教科7科目文系:535点程度
※昨年は509点(2022年共通テスト平均点)
・5教科7科目理系:545点程度
※昨年は512点(2022年共通テスト平均点)
つまり、去年の共通テストよりボーダーはやや上がります。やや難易度が低かった!という予測ですね。
2022年度の平均点は56%程度。でも、第三回目である2023年度の予測は540点前後で得点率60%程度です。
2022年度が過去最低点でしたので、少し調整がはいったかもしれませんね。
はっきりしたことは、共通テストリサーチをお待ちください!
2023年度のここまでの各社予測と、僕なりの見解を入れて予想平均点を出してみました!参考にしてみてください!
科目 | 2023年度予想平均点 | 2022年度の平均点 | 前年度との難易度 |
英語リーディング | 55点 | 61.8点 | やや難化 |
英語リスニング | 63点 | 59.4点 | やや易化 |
数学ⅠA | 58点 | 37.9点 | かなり易化 |
数学ⅡB | 64点 | 43.0点 | かなり易化 |
国語 | 105点 | 110.2点 | 昨年並み |
物理基礎 | 29点 | 30.4点 | 昨年並み |
化学基礎 | 30点 | 27.7点 | 昨年並み |
生物基礎 | 25点 | 23.9点 | 昨年並み |
地学基礎 | 36点 | 35.4点 | 昨年並み |
物理 | 64点 | 60.7点 | やや易化 |
化学 | 50点 | 47.6点 | 昨年並み |
生物 | 40点 | 48.8点 | 難化 |
地学 | 50点 | 52.7点 | 昨年並み |
世界史B | 60点 | 65.8点 | やや難化 |
日本史B | 60点 | 52.8点 | やや易化 |
地理B | 60点 | 58.9点 | 昨年並み |
現代社会 | 61点 | 60.8点 | 昨年並み |
倫理 | 58点 | 62.9点 | やや難化 |
政治経済 | 50点 | 56.7点 | やや難化 |
倫政 | 62点 | 69.7点 | やや難化 |
5教科7科目文系 | 533点程度 | 507点 | 易化 |
5教科7科目理系 | 545点程度 | 510点 | 易化 |
理科に得点調整が入りました。ボーダーもすこし変わるかもしれませんが、大きな変化はないと思ってください。
難関国公立大・難関私大のボーダーは4%程度上がる!
では、ここからは各大学のボーダーラインに変化があるかどうかを詳しく書いていきます!
まずは難関国公立大、私立大学についてです。このレベル帯は、昨年の2022年度の共テと比べてボーダーラインはやや上がります。ただし4%程度です。
ただ、このレベル帯は共通テスト勝負ではなく、あくまで2次試験勝負なので油断大敵です。
・難関国公立大の例
東京大学、京都大学、東京工業大学、一橋大学、北海道や名古屋などの旧帝大など
⇒このレベル帯は共テ得点率は4%程度上がる!
・共通テスト利用難関私大の例
早稲田大学、上智大学、東京理科、MARCH、関関同立
⇒共テ利用私大は昨年以上の得点率が必須!
難関大学を目指す学生にとっては共通テストは通過点に過ぎず、あくまでも2次試験や個別試験が勝負となります。
そのため、ボーダーラインは多少の上下はあるかもしれませんが、結局2次試験勝負なので大きな変化はないと言って良いでしょう。
難関国公立大学を目指す人は、共通テストで苦戦していては絶対に合格なんてできませんよ!
中堅国公立大・上位の私立大学のボーダーは3%程度上がる!
それでは続いて中堅国公立大学・上位の私立大学についてです。このレベルのボーダーは昨年の共通テストと比べて上がります。(3%程度の予測)
・中堅国公立大の例
千葉大学、横浜国立大学、広島大学、金沢大学、東京都立大学など
⇒昨年のボーダーラインより3%程度上がる!
・共通テスト利用の中堅私立大学の例
成蹊大学、國學院大學、武蔵大学、明治学院大学、日東駒専、産近甲龍など
⇒共テ利用私大も3%程度上がる傾向!
これらの大学は、共通テストが難化する場合には影響がそれなりに出る大学です。
中堅国公立大学は、共通テストと2次試験の得点比率も1:1程度で、やや共通テストの配点の方が高い傾向があります。
共通テストが成功しても失敗しても、2次試験の対応力しだいで合否が分かれる可能性もありますね。
共通テストのスピード勝負より、じっくり解いていく記述式が得意であれば、2次試験に可能性をかけてチャレンジするのもありかもしれません。
地方国公立大・共通テスト利用の私立大学のボーダーは3%程度上がる!
そして最後に地方国公立大、共通テスト利用の私立大学についてです。このレベル帯も昨年の共通テストボーダーラインと比べても上がります。(3%程度の予測)
地方国公立大や私立大学は、かなり多くの大学がそれにあたるため例は出しませんが、共通テストの得点率で合否が分かれると思ってください。
共通テストと2次試験の配点比率は、共通テストの方が高く、共通テストができれば合格する!と言っても過言ではないですね。
全体的に、2023年度の国公立大学は共通テストがしっかりと点数が取れないと合格できない!ということもあるかもしれません!
ボーダーラインは去年より全体的に上がっているんですね!今後の動向にも注意して情報を得ていきたいと思います!
ちなみに教育ラボチャンネルというYoutubeも運営しています。子供たちには効率的な勉強法、親向けには教育情報や子供との接し方など、教育全般の情報をアニメーションでわかりやすく解説!
勉強を頑張る人へ!効果的な勉強法など解説!
親向けには子供との接し方など解説!
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【2023年度共通テストボーダーの目安】社会情勢で変化する可能性!
さて続いては共通テストのボーダーは社会情勢で変化します!という内容を書いていきます。
意外と社会情勢は、大学入試の傾向にも大きな影響を与えてしまうのです!
変化する理由は次の通り。
共通テストボーダーは社会情勢で変化する!
・大学がオンライン授業になり、地元志向で倍率が上がる!
・授業料のコスパの良い公立大学の倍率が上がる!
・在宅勤務で地方移住になれば地方国公立大が上がる!
こうした社会情勢を反映させて、今後の大学受験を見ていかないと、今までの動向をそのまま当てはめて予想することが難しくなります!
それを1つ1つ詳細を見ていきましょう!
大学がオンライン授業!地元志向で都市圏大学のボーダーラインは下がる!
まずは共通テストのボーダーラインは「地元志向」で下がる!ということです。
コロナウィルスの影響で、大学の授業がオンラインになったり休校になったりすると、大学へ行くこと自体に不安を感じたり、意味を考えてしまうことが多いです。
それは生徒よりも保護者(親)が特に強いんですね。
ですから、今後の大学受験の倍率や難易度を予測するにしても、社会情勢で地元志向が強くなってきていることは、確実に反映させていかなければならないのです!
大都市集中が緩和される、ということです。地方国公立志願者は、要注意です!
授業料のコスパの良い公立大学のボーダーは上がる!
次に共通テストのボーダーラインはコストパフォーマンスが高い「公立大学」が上がってくる、ということです。
これは顕著に表れていることで「〇〇県立大学」という大学が、人気になっています。
これは「県民割引」という制度があり、同じ県に住んでいる県立大学に入ると授業料が割り引かれる、という制度なんです。
つまり、高い授業料を払ったり、色々なリスクがある都市圏の大学に行くくらいなら、安くて自宅から通える県立大学に注目が集まっている!ということなんです。
しかもレベルも手ごろで、地元に密着した大学のため就職にも有利とされています。
こうした選択をしていく学生が増えるのは、今後の大学受験において、大きな影響を与えていくでしょうね。
在宅勤務で地方移住になればボーダーラインは変わる!
最後に共通テストボーダーは地方移住が進むことで変わる、ということです。
もうここまでくれば説明をしなくてもわかるでしょう。そうなんです!今、地方が人気なんです!しかも、地元の高校生が地元の大学に行く!ということが人気なんです!
これにより、都市圏の大学や私立大学の競争が収まり、今後は、意外と都市圏の私立大学あたりがねらい目になってくる可能性もあります!
・地方の大学が人気になる!
↓(そうすると・・・)↓
・都市圏の私立大学が入りやすくなる?
こうした図式は、今後は出来上がってくる可能性は大いにあります!
大学受験って、社会情勢をけっこう反映するんだね。その年の社会の変化には要注意ですね!
【2023年度共通テスト】国公立&私立大共テ利用ボーダーの点数目安!
いかがでしたでしょうか?
今回は2023年度共通テストでボーダーラインはどうなるのか?点数の目安!ということを書いてきました。
受験生は今後の出願を考えてもらい、高2生以下は自分の志望校を目指すにあたっての知識にしてもらえれば幸いです。
また、2025年度大学入試では科目の再編も検討されています!興味があればこちらもご覧ください。
予備校の知識を使って書いた記事です。随時、更新しています。ブックマークをして、何度も読んでもらいたいと思います。
他にも色々な大学受験の記事を書いていますので、リンク先の記事で興味があれば、ぜひ参考にしてください!最後までご覧いただきましてありがとうございました!
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冒険者さん、ありがとうございました!今回も勉強になりました!志望校合格に向けて頑張ります!また、LINEで色々と質問させてくださいね!