予備校で講師&学習アドバイザーをしている冒険者です。教育系ブロガーとして、冒険者ブログを運営しています。
講師歴15年以上、小学生から大学受験まで幅広く指導!延べ10000人以上の親や生徒を指導した経験から、教育関連の有益な情報を発信中です!
大学受験でメンタルがやられている、崩壊している人へ贈る「メンタル崩壊対処法」について解説をしていきます。
自分の受け持ちの生徒で、これまでにも多くのメンタル崩壊者を見てきました。模試が悪い、勉強したのに伸びない、周りが本気でやり始めて焦っている、ということで、メンタルは相当な圧力を受けて崩壊します。
そこで今回は・・・
・メンタルが崩壊した時の対処法を教えて!
・精神を安定させる方法ってあるの?
・気持ちの浮き沈みをなくしたい!
こういった疑問や要望にお応えします!
大学受験を乗り越える3要素のうちの1つを担っているのが「メンタル」です。あとの2つは「情報量」と「時間管理」ですね。
今回はメンタルにしぼって解説をしたいと思います!
この記事を最後まで読めば、大学受験で不安やストレスを抱えた気持ちが楽になり、メンタル回復にきっと役立つ有益な情報がたくさん知ることができます!
それではさっそくいってみましょう!
【大学受験】不安やストレスでメンタルが崩壊した時の対処法
それではまず始めに、不安やストレスでメンタルが崩壊した時の対処法について解説をしていきます。
この方法は「本当にメンタルが崩壊寸前」のところで止まっている人が読むと効果的です。すでに完全に崩壊した人は、恐らくこの記事ですら読んでいないと思いますが、気持ちが切れる寸前であれば問題ありません。
その対処法をまとめます!
不安やストレスでメンタルが崩壊した時の対処法
①誰かの期待に応えない
②未来の結果ばかりに目を向けない
③自分は価値のある人間と思う
あなたの精神はこうしたことで救われていきます。というより、こうしたことが原因で精神を病んでいる可能性があります。
1つ1つ詳しくみていきましょう!
誰かの期待に応えないこと
まず、受験生に一番起こりうることですが「誰かの期待に応える」ことへのプレッシャーがメンタルを崩壊させています。
・あなたは人のために勉強をしているのですか?
・自分のためではないのですか?
その「誰か」というのは、たいていは「親」になりますね。
確かに、塾に行っている高校生は高い授業料を払ってもらい親に勉強をさせてもらっていることでしょう。私立高校に通っていれば、それだけで負担をしてくれていますよね。
それをあなたへの期待、ということでプレッシャーを感じることもあるでしょう。
その親の期待に応えることって、本当に必要なのでしょうか?
親は親、子供は子供です。
誰かの期待に応えるような想いで勉強をしていると、自然とそれが過度なプレッシャーになります。ましてや、金銭的な負担が増せば増すほどプレッシャーを感じるようになります。
そうではなくて「投資してくれた親への感謝の気持ち」を持つことが大切です。
期待に応えるのではなく、感謝の気持ちで応えてあげるだけで、何のプレッシャーもないのです!
未来の結果ばかりに目を向けない
続いてのメンタル崩壊の対処法は「未来の結果ばかりに目を向けない」ことですね。
と言うのも、これまで勉強してきたあなた自身の成長に目を向けてください。どれほど努力したのか、どれほど考えてきたのか、目標に向かう姿勢など、プロセスに目を向けるのです。
結果が伴えば、それに越したことはありません。しかい、結果が全てではないですよ!
人間が人格的に成長するのは「結果が出た時」ではなくて、「そこへ向かうプロセスで、どれだけ努力できたか、その努力をどれだけ継続できたか」ということです。
そこには「想い」というものがあり、残念ながら結果は想いには比例はしません。
未来の結果は、後からちゃんとついてくるも。結果が出ていないということは「何かが足りなかった」と反省し努力を継続するのみです。
「自分は価値のある人間」と思う
メンタル崩壊の最後の対処法として「自分は価値のある人間」と思うことです。
これは「自己肯定感」に由来する感情で、人は自分のことを好きであればあるほど成功確率が上がっていきます。
あなたの自己肯定感が低いと、メンタル崩壊の危険性が増していきます。
詳しい自己肯定感についての説明は控えますが、自己肯定感の高い人の特徴をまとめておきますので、自分と照らし合わせてみてください。
自己肯定感の高い人の特徴
・物事を前向きに解釈し、気持ちは安定し積極的に取り組んでいる
・人生が安定して、日常に幸せを感じている
・自分に無いものには目を向けず、あるものを大切にしている
・人間関係に悩まず、相手の言動に反応しない
・物事に執着がなく、美意識が高い
どうですか?あなたに足りないものは、自己肯定感かもしれませんね。
【大学受験】崩壊した精神を安定させる方法
それでは続きまして、精神を安定させる方法についてまとめていきます。
メンタル崩壊の対処法については、上記にまとめてきた通りですが、精神を安定させる方法も合わせて実践してみてください。
さっそくですが結論をまとめます。
受験勉強での精神を安定させる方法
①何もせず呼吸に集中する
②認知を変える「認知行動療法」を知る
③最後は宇宙を考える
この3つです。何ともまとまりがないように思えるかもしれませんが、具体的な根拠がちゃんとあるのです。
それを1つ1つ詳しくみていきましょう!
何もせず呼吸に集中
まずメンタルを安定させるためには「呼吸に集中する」ことが大切です。鬼滅の刃ではないのですが、人間は呼吸に集中することでマインドフルネスの状態になることができます。
マインドフルネスについては、ここでは詳しくは解説しませんが、どういう状態かをまとめます。
・マインドフルネス
今、この瞬間の体験に意識を向け、何にもとらわれない状態で自分の状況を観察すること
こうすることにより、自分を客観的にみることができ、冷静さと落ち着きを取り戻すことができます。マインドフルネスや瞑想によって、精神が安定したら自分のやるべきこと、やるべきものを考えられるようになるでしょう!
まずは「何も考えず呼吸に全集中!」してみてください。
認知を変える「認知行動療法」を知る
認知行動療法というのは、人の行動を起こす直前の「認知」について意識をかえる心理療法です。
事実(出来事や状況)→認知(考えや信念)→結果(行動や感情)
冒険者ブログ「認知行動療法」より
という流れで、事実と結果の間にある「認知」という部分に注目して行動を変えていく療法になります。
この認知を変えるには、自分の思考や信念を変えていく必要があります。ただ、認知が変われば行動が変わり、今後の未来の結果に大きな影響を与えていきます。
これも詳しくは書きませんが簡単にどうすれば認知を変えられるかをまとめます。
・マイナス思考
すべてを悪い方向に考えてしまう思考
・○○べき思考
自分の基準で「こうあるべき」と思い込んでしまう思考
・心の闇フィルター思考
全体を見ずに一部だけで判断して現実を暗くとらえる思考
このような認知は全部で10個もあります。すべて詳しく知りたい方、今すぐ認知を変えていきたい方は、以下の記事をご覧ください。
最後は宇宙を考える
そして最後は「宇宙を考える」ということで、精神を安定させます。
スピリチュアルな話しではありますが、メンタルが崩壊しそうなときや不安定な時は、宇宙を想像することをおすすめします。
宇宙は莫大な時を経て、今もなお形を変えながら広がっていき、その広大な世界の中には無数の星たちが存在します。
人間の一生、人間の行い、人間の思考なんていうものは、宇宙からしたら一瞬のこと。そして、問題はそんなに大きくはない、ということ。さらに、自分の見えている世界はどれだけ小さいか、ということに気づかされます。
宇宙をイメージすることで精神を安定させるのは、はるか昔から行われてきたものなのです。
【大学受験】メンタル崩壊の対処法と精神を安定させる方法 まとめ
いかがでしたでしょうか?
マインドフルネスや瞑想、宇宙と言った、ちょっとオカルト的な感じの方法も紹介してきて、高校生には馴染みがなかったかもしれません。
ただ、世界の名だたるGoogleやAppleでは瞑想を社内に取り入れたり、メンタルを安定させることに向けた取り組みが実際に行われています。
理由は「最大限に集中力を発揮して、効率的に効果的に仕事や勉強ができるようにするため」なのです。
もう一度、この記事を最初から読んで、メンタルが崩壊する前の対処をしてもらって、精神を安定させて目標に向かって努力を積んでほしいです。
最後までご覧いただきましてありがとうございました!他にも色々な大学受験関連の記事を書いていますので、リンク先の記事で興味があれば、ぜひご覧ください!