【英単語の覚え方】短時間で覚える脳の記憶のメカニズム的勉強法!

高校生
【英単語の覚え方】短時間で覚える脳の記憶のメカニズム的勉強法!

英単語は、勉強して覚えたと思っていても、いざ英語の長文問題をやってみると「あれ?この単語って何だっけ?」となることありませんか?

長文問題の読み始めの文からわからない英単語が出てくると、その後の文章全体の意味が、全くとれなくなることありませんか?

英単語は、英語の最も根底にある基礎の部分。

なのに、英単語が全く覚えられない!と悩んでいる受験生は、かなり多いはずです。

でも、実は英単語の覚え方で、効率的に効果的に、しかも、短時間でも覚えられる暗記方法があるのです!

予備校で講師&学習アドバイザーをしている冒険者です。教育系ブロガーとして冒険者ブログを運営しています。

冒険者
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講師歴15年以上、小学生から大学受験まで幅広く指導!延べ10000人以上の親や生徒を指導した経験から、教育関連の有益な情報を発信中です!

今回の内容は予備校講師が教える英単語の最速暗記法です!

・英単語ってどうやって勉強したらいい?
・受験に必要な単語数ってどのくらい?
・短時間で覚えられるおススメの単語帳は何?

と、こんな疑問にすべてお応えします。

この記事を最後まで読めば、これまで苦労して覚えていた英単語がメチャクチャ簡単に、しかも短時間で覚えられるようになりますよ!ぜひ、最後までご覧ください!

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【英単語を短時間で覚える勉強法】脳の記憶のメカニズムとは?

英単語を短時間で覚える勉強法!脳の記憶のメカニズムとは?

それでは「英単語を短時間で覚える勉強法!脳の記憶のメカニズムとは?」について解説していきます。

まずは、ここで説明する内容を簡単にまとめます。

①1日に何度も繰り返して勉強する
②エビングハウスの忘却曲線
③短期記憶から長期記憶へ

人間の記憶のメカニズムについて、色々な論文も発表されていることからもわかるように、かなり研究が進んでいます。

その研究の成果に基づいて、英単語を勉強すれば、最も効果的に、しかも忘れにくく記憶できるのは、言うまでもないですね。

それでは、英単語を短時間で覚える勉強法について、切り込んでいきましょう!

英単語の短時間の覚え方①「1日に何度も繰り返して勉強」

まず始めに、もっとも効率よく記憶できる勉強法について解説していきます。

英語学習は、小学生でも英語の学習が取り入れられて、中学生で本格的に始まり、大学入試ではどの大学を受験するにも英語は必要です。

つまり、英語の勉強はどの学年にも必要になるわけですね。英単語は避けては通れない道だということです!

では、どう勉強すれば英単語を短い時間で効果的に覚えられるのでしょうか?

そのやり方は・・・

【英単語の短時間での覚え方!】
1日に英単語を勉強する「回数」を増やすこと!

たったこれだけです。

例えば、100個の単語を1日30分英単語を覚える時間を作るとしましょう。その30分を分割して回数を増やした方が効果が高いです。

これは「1回30分の勉強で一気に100個の英単語を覚える」よりも「1回5分で100個の英単語を勉強し、それを6回繰り返す」方が良い!ということです。

英単語の短時間の覚え方②「エビングハウスの忘却曲線」

なぜ、回数を増やした方が効果的に英単語を覚えられるのでしょうか。

それは記憶のメカニズムが関係しています。皆さんは「エビングハウスの忘却曲線」をご存じでしょうか?

エビングハウスはドイツの心理学者で、世界で初めて学習曲線に言及し、学習効果の高い反復復習法を提唱した人物です!

エビングハウスの忘却曲線

上の図のように人間の脳は20分後には58%まで記憶が落ち込み、1時間後にはおよそ半分程度の記憶しか残っていないことになります。

つまり、人間の脳はドンドン忘れるようにできているってことです。しかも短時間にかなり忘れていくわけです。

これをまずは覚えておいて下さい。

英単語の短時間の覚え方③短期記憶から長期記憶へ

では、次に脳科学的に英単語の覚え方をみていきましょう。

人間の脳は進化の過程で、容量を増やしてきました。脳は外側にある部位ほど発達進化しています。まず記憶のメカニズムについて簡単に説明をします。

人間には毎日たくさんの情報が五感を通じて脳に入ってきます。すべてを処理して保持していたらパンクしますよね。

情報が入ってくると、まず脳の内側にある「海馬」に一時保存されます。海馬は記憶の仮置き場みたいになっています。

その記憶の仮置き場には、そんなにたくさんの情報を保存できないので、違う情報が入ってくるとすぐにいっぱいになり、古い情報は仮置き場から外に出されていきます。

これが、忘れる原因です。

つまり、人間の脳は忘れるようにできているのです。本当に必要な情報だけをインプットして、アウトプットできるようになっています。

海馬に保管された短期記憶が、大脳皮質へ送られる脳の図

本当に必要な情報は、仮置きされた記憶に何度も接触すると、海馬から大脳皮質という脳の外側の部位に移動します。

つまり、脳の容量の大きい大脳皮質に、本当に必要な情報だけ長期的に置いておくわけですね。その「本当に必要な情報」というのは、脳はどのように判断するのでしょうか?

それは「一定期間に何度か接触した感覚や情報」は本当に必要な情報とみなされて、長期記憶になっていくわけです。

その期間と頻度は・・・

【英単語の短時間での覚え方】
2週間に3回以上の接触した情報!

これが、長期記憶になる基準ですね。この期間と頻度は、樺沢紫苑さんの著書「アウトプット大全」に書かれています。

樺沢紫苑さんは精神科医でありながら、ブログを執筆し本も出版しているアウトプットの達人です。勉強をインプットだけと勘違いしている人が多いとも書かれていて、非常に参考になります。

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【英単語の覚え方】短時間で暗記できる1日のスケジュール!

【英単語の覚え方】短時間で暗記できる1日のスケジュール!

それではここからは具体的に「英単語を短時間で覚えられるような1日のタイムスケジュール」について解説していきます。

このスケジュールは、実際に僕の予備校で生徒に実践してもらっている方法で、多くの生徒が結果を出している実証された暗記のためのスケジュールです。

1日を上手に使って短時間でしっかりと英単語を記憶していきましょう!

英単語を短時間で覚えるタイムスケジュール

それでは実際に生徒たちに教えている英単語を覚えるタイムスケジュールを公開します!

これはコチラ!

【英単語を時短で覚えるスケジュール】
・朝食、昼食、夕食後に10分以上、英単語を覚える!
・学校に着いた時、塾に着いた時、家に着いた時に10分以上、英単語を覚える!
・寝る前に10分以上、英単語を覚える!

これが最も効果的に覚えられる英単語の勉強タイムスケジュールです。

なぜこれが最も良い、と言い切れるのか?それは「心理トリガー」「睡眠学習効果」を利用している勉強法だから、ですね。

英単語を短時間で覚えるために「心理トリガーで習慣作り」

それでは「英単語を短時間で覚えるために心理トリガーで習慣作り」とはどういうことかを解説します。

心理トリガーとは習慣作りのために絶大な効果を発揮する人間特有の性質です。「〇〇した後には、自然と△△してしまう」という感じですね。

英単語の勉強習慣をつけるために、食事という毎日確実に行う行動の後に英単語学習を入れます。そうすることで、効率よく英語の勉強時間を確保することができるわけですね!

また、どこかに着いた時に英単語!というのも、実は心理トリガーを使用しています。

朝、家を出て学校に着いた時に英単語を覚える!夕方、学校から塾へ着いた時に英単語を覚える!夜、塾から家に着いた時に英単語を覚える!

こんな感じで英単語は習慣によって覚えることをおすすめします!

英単語を短時間で覚えるために「睡眠学習効果」

そして「英単語を短時間で覚えるために睡眠学習効果」を使うことも大事です。

脳は寝ている時に記憶の整理をして、必要ない記憶はドンドン消していこうとします。ただ、寝る直前で得た刺激(記憶)は、反復して覚えていることが多いのです。

つまり、寝る前の時間は暗記の勉強をした方が良い!ということですね。

有名な話しなので知っている人も多いでしょう。

ということで「心理トリガー」「睡眠学習効果」を使えば、最速最短で英単語を覚えることができる!ということがご理解いただけましたね!

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【英単語の覚え方】短時間でマスターしたい受験に必要な単語数!

【英単語の覚え方】短時間でもマスターしたい受験に必要な単語数!

では、受験勉強ではどれだけの単語数が必要なのでしょうか。

英単語の数:中学生の場合

公立高校の受験の場合を考えてみましょう!

高校受験に必要な英単語の単語数ですが、多くても2000語と言われています。一般的には1200~1500語くらいで十分です。

ですから、中3の時期には単語を覚える習慣をつけていきたいですね。教科書に出てくる単語は確実に意味を言えるようにしましょう!

短時間に覚えてもわすれがちなので、やはり習慣を身につけることが大切ですね。

英単語の数:高校生の場合

大学受験の場合は高校受験の場合と比べて、さらに単語数が多くなります。

ただ、目指す大学によっては単語数がだいぶ違いますので、ザックリとレベルに応じて書いていきます。

・最難関国公立私立→7000語程度
・難関国公立私立→5000語程度
・国公立中堅私立→4000語

こんな感じでしょうか。ただ、外語大学や国際学部はもう少し必要になる大学もありますので、必ず過去問をみて傾向をつかんでください。

大学入試の場合は、英単語は毎日やってください。これだけの単語を記憶するには、忘れていく以上にインプットしていかなければ、確実に単語力が落ちていきます!

ですから、1日30分~1時間程度は単語にあてる時間をとってもいいと思います。

共通テスト英語の対策って何すればいいの!?そんな方向けに、共通テスト対策の仕方を書いています。

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【英単語の覚え方】短時間に覚えるためのおすすめの単語帳とは?

【英単語の覚え方】短時間に覚えるためのおすすめの単語帳とは?

それでは、おススメの英単語の参考書(単語帳)をみてみましょう!

高校入試のおススメの英単語帳

まずは、高校入試の場合から書いていきます。

高校入試は単語帳をあまり使わずに受験に臨もうとしている生徒が多いようです。

ただ、単語はどのレベルの高校を受けるにしても絶対に教科書とは別に単語帳を用意した方が、効率が上がります!

そこでおススメしたい英単語帳が2つあります。

中学生おすすめ英単語①「キクタン中学英単語」

キクタンは「聞いて覚える英単語」ということで、CD付きです。本当に英語が苦手な生徒でも聞いて覚えるという、心理的にも楽な覚え方ができます。

ですから、英語が苦手な人から入試レベルまでしっかりと基礎を固めたい人は、キクタン中学英単語を使うとよいでしょう!

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中学生おすすめ英単語②「システム英単語中学版」

続いてはシステム英単語中学版です。通称「シスタン」と言われています。

こちらはキクタンに比べて単語数が多いのが特徴です。しかも、例文がしっかりと載っているので、使い方まで身につけたい人向けになっています。

ただ、レベルは高めです。高校入試でトップ校を狙いたい人はぜひシスタンをやってみてください。

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大学入試のおすすめの英単語帳

大学入試のおススメの英単語帳の紹介です。

高校生おすすめ英単語①「ターゲット1900」

まず、僕が絶対におススメしたいのがターゲット1900です。

なぜこれがいいのか?とにかくシンプル。そして使いやすい。さらに「出る順」に掲載されているため、頻出単語ほど前に載っていて動詞、形容詞などの区切りもしっかりとついている。

だから選ばれてNo1なんですね。英語が強い高校の英単語帳は、だいたいターゲットを使っています!

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高校生おすすめ英単語②「速読英単語必須編」

大学受験でおすすめの英単語!コチラはZ会出版の速読英単語です。こちらもおススメ。

長文と一緒に単語を覚えたい!長文読解の練習もしながら単語を暗記したい!こういった人向けにできています。

速読、と書いてありますが、単語一つ一つ終えるように全訳もあるので「精読」も見につきます。

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高校生おすすめ英単語③「システム英単語」

続いてのおすすめの英単語帳は、駿台出版のシステム英単語です。

中学生の方でもおすすめしましたが、例文と一緒に覚えたい人向けの英単語帳です。

単純に英単語を覚えていく作業的な覚え方が苦手で、でも、長文で覚えていくの嫌だな、という人向けの単語帳になっています。

つまり、ターゲットと速読英単語の中間的存在です。

単語数も2000語ですので、ターゲットよりも速単よりも100語多いです。ぜひ、自分にあった単語帳を選んでみて下さい!

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【英単語の覚え方】短時間で覚える脳の記憶のメカニズム的勉強法! まとめ

【英単語の覚え方】短時間で覚える脳の記憶のメカニズム的勉強法!

いかがでしたでしょうか?英単語を覚えるのにも、実は科学的な根拠と脳科学を駆使して効果的に学習する方法があったのです。

高校入試や大学入試、英検やGTEC、TEAP、TOEICの勉強で英単語は基礎中の基礎ですが、記事にも書いた通り、忘れないように勉強することが大切です。

【英単語を短時間に覚えるコツ】
・1日に何度も英単語を勉強する
・エビングハウスの忘却曲線を利用して復習する
・自分の目標に合った語彙を習得する
・おススメの英単語帳

こんな感じで、単語の覚え方と勉強の仕方を解説してきました。

これを読んでいる方は、みなさん英語の勉強に困っている、何か目標を持って勉強している方が多いと思います。

予備校でいつも生徒に話をしていることを書いてきました!参考にして頂ければ幸いです。

最後まで読んで頂きましてありがとうございました!他にも有益な大学受験情報の記事を書いていますので、リンク先の記事で興味があれば、ぜひご覧ください!

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