予備校で講師&学習アドバイザーをしている冒険者です。教育系ブロガーとして冒険者ブログを運営しています。
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今回は共通テストの時間配分シリーズの数学編!「共通テスト数学の時間配分と解く順番で得点力を伸ばそう!」ということについて解説をしていきます。
冒険者さん!共通テスト模試で数学の点数がひどいです。時間も足りないし、問題文も長くて誘導にのれません。どうやって勉強したら良いか知りたいです!
共通テスト数学は難しくなった!と言われていますが、その原因は「数学的思考力と状況を理解する読解力」が必要になったためです。問題文の長さも長くなり、非常に解きにくい問題が多いです。
そうなると「時間配分」や「解く順番」がとても大切になるんですね!
これまでも英語と国語について、時間配分と解く順番について解説してきました。
数学も時間と順番を自分に合ったものを見つけることで、共通テストの点数が上げることができるはずです!
今回は・・・
・共通テスト数学の時間配分のおすすめは?
・共通テスト数学って、解く順番を変えた方がいいの?
・数学をとにかく伸ばしたい!
こんな悩みや要望にお応えします!この記事を最後まで読めば、共通テスト数学の「解く順番」「選択する問題」「時間配分」のすべてがわかります!
でも文系も理系も国公立志願者であれば、数学の得点率は共通テストでは決してバカにできないものですから、しっかりと共通テストで点数を取れるように、作戦を立てていきましょう!
それでは共通テスト数学の時間配分と解く順番について、みていきましょう!
2023年度 共通テスト数学の問題
まずは、実際の共通テスト数学の問題をみていきましょう!
百聞は一見に如かず!ということで、2023年度の共通テスト数学ⅠAとⅡBの問題をリンクしておきました。
まずはどんな問題だったのかを見たい方は、コチラからどうぞ。
※数学ⅠAの実際の問題を見る
>>2023年度共通テスト数学ⅠAの問題
>>2023年度共通テスト数学ⅠAの解答
※数学ⅡBの実際の問題を見る
>>2023年度共通テスト数学ⅡBの問題
>>2023年度共通テスト数学ⅡBの解答
数学ⅠAはセンター試験と比べて「会話形式の問題」や「問題文が長文」、そして「解答を選択する形式」が増えているため、読解力も必要になります。
まだ共通テスト数学を見ていない人は、確実に見ておいて下さい!リンク先から問題をのぞけますので、ぜひご覧ください。
【共通テスト数学】時間が足りない&早く解けない!時間配分のコツ!
まずは共通テスト数学の時間配分から解説していきます。時間が足りない!ということの解消する方法についてです。
ここで知っておきたいのは、共通テスト数学の試験時間です。数学ⅠAと数学ⅡBで違うことは知っていますか?
共通テスト数学の試験時間
・数学ⅠA:70分
・数学ⅡB:60分
ということで、数学ⅠAの方が10分長いです。問題文の量を考えても、これは妥当な試験時間になっています。
それでは、共通テスト数学の時間配分について、どうしたらいいかの結論を以下にまとめます!
共通テスト数学の時間配分のコツ
・飛ばす勇気を持つ!
・選択問題は予め決めておく!
・完答を目指さない!
これらを「知っておく」ことで、試験時間内に自分の実力を存分に発揮できるようになることでしょう!
数学はミスをせず時間内に実力がしっかり出れば、ちゃんと結果が出る科目です!ここで紹介する3つのコツを頭に入れて、戦略的に勉強しよう!
それでは1つ1つ丁寧に解説をしていきます。
共テ数学の時間配分①わからない問題が出たら飛ばす
共通テスト数学は時間との勝負です。計算をする時間や思考する時間を考えると、1問にあてられる時間はかなり短くなります。
ここで、絶対に知っておきたい知識があります。実は数学は、自分の実力から問題への対応を分類することができるのです。それが、以下の3つです。
①スラスラと解放が思いつく問題
②時間をかければわかる問題
③時間をかけても解けない問題
だいたいこの3つに当てはまりませんか?
もし、共通テスト数学の問題がスラスラと解放が思いつく問題であれば、限りなく満点に近づけるでしょう。しかし、時間をかけても解けない問題をずっと考えていたらどうでしょう?
つまり、上記3つのうち時間をかけても解けない問題に出くわしたときに「スパっ」と諦めて、飛ばす勇気を持つことが非常に大切になります。
ここで、②と③が迷いどころだと思いますが、その判断は解いているあなたにしかわからりませんので、試験中に冷静な判断を心がけましょう!
たしかに、わからない問題で時間を使っていました。もう少しで解けそうな気がして、考え込んでしまうことがあります!これからは、判断を早めにします。
共テ数学の時間配分②選択問題は決めておく
共通テスト数学ⅠAⅡBには選択問題があります。第1問~第2問は必須問題で、第3問~第5問のうち2つを選択することになっています。
数学ⅠAⅡBで出題される3つの設問の中で、何を選択するのかを決めておけば迷う必要もなく、またそれに向けての対策の期間を作ることができます。
つまり、選択しない問題の単元は完全に捨ててしまう、ということです。
選択問題は以下の通りです。
・数学ⅠAの選択問題
「場合の数・確率」「整数の性質」「図形の性質」
・数学ⅡBの選択問題
「ベクトル」「数列」「確率分布」
この3つから、予め選択する問題を決めておけば余計な勉強をする必要もなく、さらに試験中に迷う時間もなくなるので、おすすめです!
しかし!!理系は、この方法を取ってはいけません。
理由は「理系は数学を2次試験や私大個別試験で使用することが多く、出題される問題すべてに対応しなければならないから」です。
あくまで文系。理系であれば「数学を使用せずに受験する」(国公立2次で使用しない・私大でもその単元は出題されることはない)、という制限はつきます。
一つの手法として知っておいてください。
選択問題は絞ることは戦略ですが、理系はNG。特に「確率」「整数」「ベクトル」「数列」はちゃんとできるようにしておこう!
共テ数学の時間配分③完答を目指さない
最後に数学は完答を目指さない、ということです。
共通テストでの勝負は「時間内にどれだけ得点を高めることができるか」です!ですので、完答を目指すということは、共通テストで満点を狙っていく、ということになります。
でもですよ。よく考えてみてください。
共通テストの得点率で、国公立のボーダーラインをしっかりと越えられることが、第一の目標ですよね?ましてや、満点を狙うなんてことは、東大や京大と言った最難関を狙う人たちがすることですよね?
数学の各設問で8割程度解けるようになれば、日本全国の国公立大学のボーダーラインを楽々越えられるのです!ですから、完答を目指さなくてもよいわけです。
得意な単元は完答するつもりで解いていってもいいですが、あくまで共通テストは「時間との勝負」になります。時間の中で得点力をどれだけ発揮できるかで決まります。
完答しなければならない、という考え方は時間配分の考えの中では持たない方がいいでしょう。
数学は完答を目指していると、時間がいくらあっても足りなくなることがありますね。自分の志望校のボーダーラインを意識して解いてみます!
【共通テスト数学】確実に時間内に解き終える「解く順番」とは?
続いては共通テスト数学の解く順番の解説をしていきます。
共通テスト数学だけではなく、共通テスト英語や国語も「解く順番」で得点力を上げていこう!という記事を書いていきました。気になる方は、リンクを貼っておきますので見てみてください。
数学も解く順番によって、自分が持っている得点力を存分に発揮できるようになれます!その方法をまとめていきます!
共通テスト数学の解く順番
・前から順番に解く
・得意単元から解く
・設問の最初の問題だけを全部解く
・共テ予想問題で実戦形式の演習をする
色々と解く順番や解き方がありますので、模試を受けるたびに試してみましょう!
それでは、以上の5つを詳しくみていきましょう!
前から順番に設問を解いていく
まずは「前から順番に設問を解いていく」という、オーソドックスな解き方からです。
この解き方で解いている人は受験生全体の8割以上だと思います。英語や国語ほど、数学は解く順番を気にせずに解く傾向が強いため、前から順番に設問を解いていく方法を取っている人が多いです。
前から順番に設問を解いていくメリット
・マークミスが少なくなる。
・普段からやっているので、焦らない。
これがメリットですね。一番はマークミスが少ないことが最大のメリットですね。解く順番を変えることで、マークをする場所をミスする可能性が出てきます。
普段から数学を前から解いていく高校生は多いと思います。ですから、普段通り解けるので焦ることなども少ないでしょう。
得意な単元を先に解いていく
次に得意な単元を先に解いていく方法(苦手を後回しにする方法)です。
この方法は実は効果はちゃんと立証されていて、得意な単元を先にやることで「時間的な余裕」を感じながら得意分野で高得点を稼ぐことができるのです。
得意な単元を先に解くメリット
・得点できる単元で落ち着いて時間をかけられる
・最終的な得点率が安定する
得意な単元という、明確な単元がある人には有効な方法でメリットも十分あります。得意は絶対的な得点力になりますので、全体的な点数も安定するんですね。
ただ注意したいのは「得意な単元が明確にある場合」にしか適用できません。何となく好き、とかではダメです。
ベクトルなら負けない!整数はいつも満点に近い!などといった自信があればいいでしょう。そうでなければこの方法は避けたいです。
設問の最初の問題だけを解いていく
そして、設問の最初の問題だけを解いていく方法です。
これは「数学が苦手な人向け」の解く順番になります。なぜならば、数学は設問が進むほど難しくなるからですね。
設問の最初の数問題は、基本的な問題しか出ていません。公式に当てはめる、ちょっと計算をする、何ならば数えればわかる、みたいな問題です。
それを一通り最初に解いてしまうのです。つまずいた瞬間に次の設問へ移るのです。
設問の最初の問題だけ解いていくメリット
・最低限の点数を確保することができる
・素早く最後まで設問に目を通せ時間も余るので、その後できそうな問題を探しやすい
とにかく「できる問題で点を稼ぐ!」といった手法です。
解く順番は前からになりますが、サクッと最後まで問題を通してしまうと良いでしょう!そこから、時間が余っているはずなので、時間をかければ解ける問題を考えていくことで得点率が上げられる可能性が上がります。
ぜひ、数学が苦手な人は試してみてください!
共テ予想問題で実戦形式の演習をする
続いて「共テ予想問題で実戦形式の演習をする」ということをまとめます。
ここまで紹介した「 前から順番に解く」「得意単元から解く」「設問の最初の問題だけを全部解く」というのが具体的な解く順番です。
このどれを使うのか?ということを、本番までに固めておかなければなりません!ですから、実戦形式の問題を解いて、解く順番を試してください。
そこでおすすめしたい問題集がコチラです!
圧倒的な実践演習量なら赤本!この演習量の右に出る物はいない!
オリジナル予想問題なら河合の黒本!全統模試を作成する実績あり!
この2つの問題集のどちらかで演習を積みましょう!
数学はチャートや4ステップのような問題集で対策しがちですが、共通テストは時間との勝負!実戦練習をして時間をはかって演習をしなければなりません!
ですので、ここで紹介する「赤本」「黒本」で対策をしましょう!
なるほど!わかりました!今後は、ここで教えてもらった解く順番や共テ数学の対策法で勉強してみます!
【共通テスト数学】とっておきの時間配分と解く順番のコツとは? まとめ
いかがでしたでしょうか?
共通テスト数学の時間配分と解く順番をまとめてきました。共通テストは時間との勝負!時間内にどれだけ自分の実力を出し切れるかが、高得点のカギを握っています。
共通テスト数学の時間配分
・飛ばす勇気を持つ!
・選択問題は予め決めておく!
・完答を目指さない!
共通テスト数学の解く順番
・前から順番に解く
・得意単元から解く
・設問の最初の問題だけを全部解く
・共テ予想問題で実戦形式の演習をする
模試のとき、自分で演習問題を解く時、学校で練習させてもらう時、などで色々と試して自分にあう時間配分と解く順番を見つけてみてください。
数学は時間と順番で大きく得点率が変わる科目です!最高に力を発揮できるものを、共通テスト当日までに探しておきましょう!
最後までご覧いただきましてありがとうございました!他にも色々な大学受験の記事を書いていますので、リンク先の記事で興味があれば、ぜひご覧ください!
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冒険者さん、ありがとうございました!今回も勉強になりました!また、LINEで色々と質問させてくださいね!