予備校で講師&学習アドバイザーをしている冒険者です。教育系ブロガーとして冒険者ブログを運営しています。
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今回は「共通テスト化学!点が取れない!難しいと感じる人の苦手克服の勉強法!」について解説していきます。
化学は苦手な方で、受験科目でも必要なのですが、共通テスト化学や2次試験向けの化学の対策をどうやれば良いかわかりません。効果的な化学の勉強法が知りたいです。
理系を選択している人は化学は必須で勉強している人は非常に多いと思います。化学と物理、化学と生物の組み合わせがほとんではないでしょうか?
そこで今回は理系の人は必見!化学の効果的な勉強の仕方を徹底的に解説します!共通テストから2次試験、私立大学の勉強まで使える化学の勉強法をお伝えします!
・化学はホント苦手!どう勉強すればいい?
・難しい計算問題が出てくると、もう無理!
・化学のおすすめの参考書、問題集は?
こんな疑問や要望にお応えします!
ちなみに、化学基礎をやる上でも参考になりますので、文系の国公立志望者も、ぜひ参考にしてみてください!
予備校の知識をたっぷりと出し惜しみなく紹介していく記事ですので、何回も読み返して高校化学の勉強法や共通テストに向けて演習を積んでほしいです!
それでは、化学の勉強法!いってみましょう!
【共通テスト化学】点が取れない!難しいと感じる人の苦手克服の勉強法!
それでは高校化学・共通テスト化学の勉強法について解説をしていきます。
化学は、生物と物理のちょうど中間的な存在で「暗記&計算&理解」のバランスが良い理科の科目になります。
物理は計算、生物は暗記、でも化学はほどよく暗記と計算がでてくるのです。
そんな化学の勉強法をまとめました!
高校化学の勉強法
①基本事項は絶対暗記する!
②全単元を満遍なく勉強する!
③最短で伸ばすには「理解→演習→まとめ」
④計算問題は単位変換と比に持っていく!
これが、化学の究極の勉強法になります。一つ一つ見ていきましょう!
2023年度 共通テスト化学
では、実際の2023年度共通テスト化学の問題と解答を紹介します。
百聞は一見に如かず!下に共通テスト化学のリンクを貼っておきましたので、ぜひご覧ください。
※実際の問題を見る
>>2023年度共通テスト化学の問題
>>2023年度共通テスト化学の解答
化学はすべての範囲を履修していなければ解けませんが、問題の出題傾向や形式を知るために、できるだけ早い段階で実際に問題に触れておくことは重要です!
まだ、共通テスト化学の問題を見ていない人は、ぜひ上のリンクから見て解いてみましょう!
共通テスト化学対策①基本事項は絶対暗記する!
高校化学はある程度覚えていかないと理解できない単元ばかりです。共通テストも2次試験も、化学の基本事項なしでは絶対に戦えません!
まず一番初めに習う「原子のしくみ」については、スラスラ言えるくらいでないと、今後、必ずつまずくことになるでしょう。
さらに学習を進めると「無機化学」という分野があります。この単元も構造体の暗記、色や性質の暗記、物質そのもの名前を覚える、といった完全に記憶に頼る分野があります。
ですから、化学の基本は「暗記がスタート」だと思っておきましょう。その基本を覚えた後で、理解や実験に関する演習を積んでいかなければ、化学は伸びませんよ!
だいたい、化学が苦手!と言っている高校生の大半が、この暗記量に嫌気がさしていることが多いのです!克服したい場合は基本事項の暗記から!これを覚えておきましょう!
化学は基本事項は暗記していなければ、到底、太刀打ちできません。だいたい、勉強量や暗記量が不足していることが原因で、難しい!とか、点が取れない!と言うのですね。
共通テスト化学対策②全単元を満遍なく勉強する!
では、重要語句・基本事項を暗記したら、次にやるべき勉強法が「全単元を満遍なく勉強する」という勉強法です。
共通テスト化学は、全単元だいたい均一に問題が出題されます。どの分野がどれだけ出る、というのはあまり考えず、すべての単元を網羅していくことをおススメします。
化学は3つの単元に分かれていますが、どこかしらでその3つの単元はつながっています。何回も繰り返しやることで、幅広く深い知識を得ることができます。
最初の理論化学でわからなかったことも、無機や有機を習うことで解決していく!なんてことは、けっこうザラにある話なんです。
化学は3つの単元を何度も繰り返す!
・理論化学 ・有機化学 ・無機化学
※一気にポイントを整理しながら勉強するのがポイント!
高校化学はトータル的に全体感をつかんでいけばいくほど解けるようになります。物理のように単元別でやっていくような勉強法ではダメなんですね。
化学は理論をやって有機化学の深い知識を得られることや、無機化学をやると理論化学を深い知識を得られることもあるわけです。
そっか、化学って全体的につながっている感じがしていたけど、やっぱりそうなんだね。全体的に何度も繰り返すことが、点を取るコツなんですね。
共通テスト化学対策③最短で伸ばす方法
それでは、基本事項や単元のつながりを知った上で、具体的な高校化学の勉強法をまとめます。
最短で共通テスト化学の得点力を上げる!2次試験の力を伸ばしていく方法は以下の通りです!
・化学を最短で伸ばす方法
授業(理解)⇒演習(問題)⇒確認(まとめ)
※これを繰り返すだけ。
化学は、まず何と言っても理解です。ややこしい用語や物質が出てきますが、そういったことは覚えるとして、実験やなぜそうなるかは理解していくことに努めてください。
そして、「暗記・理解」ができてから演習に入ります。
さらに、演習した時に間違えた問題や覚えていなかったことなどは、しっかりとノートにまとめておきましょう!演習した問題をノートにまとめておくことで、後で無駄な復習をせずに済みますよ!
しかし、ここで一番陥りがちな注意点があります!
それは、化学を「暗記科目」として捉えないこと!
演習をすると、実験の出題内容はけっこうパターン化された問題が多いです。しかし「覚えてしまえ!!」と言う形で勉強をするのは最短で伸ばす方法ではありません。
共テ化学の対策は、どうしてその答えになるのか、必ず解法を理解していくことに重点を置いて勉強しましょう。
共通テスト化学対策④計算問題は単位変換と比
最後に計算問題についての勉強法を解説します。
化学は計算問題で差がつく、といっても良いくらい、できる生徒できない生徒に二極化しています。できる生徒は単純に頭が良いのもありますが、計算を解くコツを知っています。
共通テストも2次試験も必ず計算問題は出ますが、計算が解けるかどうかで合否を分けると言っても良いほどですよ!
では、どうすれば化学の計算問題を解けるようになるのでしょうか?それを以下にまとめますので、参考にしてください。
化学の計算は単位変換と比で解く!
(例)mol計算
mol(モル・原子量)⇔g(グラム・質量)⇔L(リットル・体積)
※単位を見て何算をするかで答えを出すこと!
化学には「公式」が多数あります。ただ、その公式を見てもらえれば分かる通り、ほぼ比例か反比例で構成されていますね。
さらに、化学の計算をややこしくしているのが「単位」です。この単位さえ計算によって色々と変換できれば、実は、計算問題に立ち向かうことができるのです。
もちろん、実験の色々な状況にもよりますが、基本的には「単位変換と比」で解くことができるのが、化学の計算問題の特徴なのです。
化学の計算は苦手だけど、単位変換と比の計算に持ち込めるようにたくさん練習します!言われた通りに頑張ります!
【共通テスト化学】点が取れない!難しいと感じる人のおすすめ参考書!
それでは、共通テスト化学や2次対策の化学のおすすめ参考書・問題集を紹介していきます。
化学は演習量で得点に比例していく科目になります。基本事項さえ暗記して抑えられれば、あとは演習あるのみです!
今から紹介する参考書を使って、徹底的に演習を積んでください!
共通テスト化学対策のための問題集・参考書
それでは共通テスト化学に向けた問題集や参考書を紹介していきます。
ただし、理系のほとんどの高校生が共通テストでは終わらず私立大学や国公立大学の2次試験まで化学を使う可能性が高いので、共通テスト化学対策は早めに終わらせるようにしましょう!
面白いほどシリーズの化学版!楽しく学べる共通テスト化学対策!
まず最初に紹介したいのが「化学の点数が面白いほど取れる本」です。黄色い表紙でキャラクターが描かれているので、本屋でも見たことがあるのではないでしょうか?
この「面白いほどシリーズ」は、苦手な人が基礎からしっかりと共通テストに向けてやるには、非常に効率がよく勉強ができる共通テスト対策になっています。
赤本から共通テスト対策化学の問題集!2022年度最新版!
演習量をたくさんこなしたい場合は、絶対おすすめなのが赤本です。分厚い本の中には、過去のセンター試験の問題や、独自の分析を知ることができる傾向と対策を見ることができます。
とにかく演習量を増やしたい人には「赤本の共通テスト対策」がおすすめです!
分析力と予想問題と言えば河合塾!といえるほど、共通テストを緻密に分析した総合問題集です。
模試を作成したり、実際に指導している講師も、こうした問題集作成に携わっている、最強の共通テスト対策問題集になっていておススメですね!
国公立2次・私立大向けの化学の問題集・参考書
続いては理系は必須の国公立大学の2次試験、私立大学入試に向けた絶対やるべき問題集や参考書を紹介します。
ここで紹介するのは、中堅から難関まで幅広い大学で使える問題集で、確実にやっておくと記述力、計算などに対する2次力が身につきます!
マジでやった方がいいものばかりですので、持っていなければリンク先を見てみてください!
化学の重問!数研出版の化学重要問題集は持つべき1冊!
基本からしっかりとやりたい人も、応用をやりたい人も、この1冊で網羅できます!
化学の教科書レベルを基軸とし、化学基礎から化学の全範囲を総合的に勉強できます。「要項・問題」の2つあり、さらに問題は「A」「B」の2段階に分かれています。苦手な人はAを一通りやることをおすすめします!
化学の良問!旺文社の良問問題集!
化学基礎・化学でおさえておきたい問題341問を集めたボリューム満点の問題集!3段階の難易度になっているのも嬉しいところですね。
確認問題は「基本事項を確認できる問題」。必須問題は「入試の典型的な問題」。レベルアップ問題は「入試で差のつく問題」という段階になっています。
非常に使いやすいですよ!
駿台文庫から理系標準問題集です!
この駿台シリーズは、やや難しい問題が載っているやりがいのある問題集です。まだ、化学に自信がない人はキッチリと基礎を積んでから、この問題集に入った方が良いですね。
ただし、難関大学を目指すのであればこの1冊は絶対にやっておきたい問題集ですので、実力アップのためには、ゆっくり解いていく!という考えでも良いので、準備しておいた方がいいかもしれませんね。
ここで紹介してくれたおすすめの問題集や参考書を使って、化学の対策を頑張ります!
【共通テスト化学】点が取れない!難しいと感じる人の苦手克服の勉強法! まとめ
いかがでしたでしょうか?
理系であれば絶対に通る道であり、大学受験において非常に重要な位置にある化学の勉強法や参考書、問題集を紹介してきました。
もう一度、化学の勉強法を最後にまとめておきます。
高校化学の勉強法
①基本事項は絶対暗記する!
②全単元を満遍なく勉強する!
③最短で伸ばすには「理解→演習→まとめ」
④計算問題は単位変換と比に持っていく!
この記事を何度も繰り返し読むことで、高校化学の勉強法が身にきます!おすすめの問題集も、キッチリとやり込めば、きっと化学嫌いが克服できるはずです!
少しでも、この記事が高校生の役に立ってくれたら幸いです。
最後までご覧いただきましてありがとうございました!他にも色々な大学受験関連の記事を書いていますので、リンク先の記事で興味があれば、ぜひご覧ください!
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冒険者さん、ありがとうございました!今回も勉強になりました!また、LINEで色々と質問させてくださいね!