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今回は「2025年度大学入試!共通テスト科目が激変!わかりやすく解説!」という内容を書いていきます。
センター試験から共通テストに変わったのが2021年度入試。そこから4年後の2025年度入試には、さらに科目の改定があります!
どんな科目になり、どういう大学の科目選択が予測されるのかを徹底的にわかりやすく解説します!
・2025年度の大学受験の科目について知りたい!
・共通テストの科目の選択の仕方はどうなるの?
・よくわからないから、分かりやすく教えて!
こんな疑問や要望にお応えします!
この記事を最後まで読めば、2025年度から変わる入試についてのすべてをわかりやすく知ることができます!
2021年度に中学3年生にあたる人から変わっていく年になりますので、それ以下の年代は注意してください!
それではさっそくいってみましょう!
✅共通テストは簡単じゃないぞ!今後の共通テストは難易度が高くなる、予測データを公開します!
>>【共通テスト難易度】簡単には判断はできない5つの理由!
令和7年度の共通テストから教科数と科目数が変わります!
それでは「令和7年度(2025年度)の共通テストから教科数と科目数が変わります!」という内容を説明していきます。
それでは、説明する内容の結論をまとめてみました!
2025年度から変わる大学入試の内容!
①6教科30科目から7教科21科目に変更
②「情報」が入試科目に追加
③大きく変わるのは「数学」と「社会」
これが主な変更点です。細かいところも変わっていますが、大きな影響があるところだけを絞ればこの3つで十分です。
それでは1つ1つ詳しくみていきましょう!
6教科30科目から7教科21科目に変更
まずは「6教科30科目から7教科21科目に変更」という点です。
とは言ったものの、これまでの入試と大きく変わって注意が必要なのは以下にまとめたものだけです。それ以外は、正直これまでと変わりません!
2025年度大学入試の主な変更点
①情報の教科が増えた!
②数学の負担が増えた!
③社会の選択形式が増えた!
という3点だけ抑えておけば大丈夫です。この主な変更点を理解すれば、現状の指導要領とほぼ変わらない、ということでOKなんです。
新指導要領は教科数や科目数が変わった!と言ってもビビらない!
センター試験が共通テストに変わった、というほどの変化はありませんから安心してください。
「情報」が入試科目に追加!
では、大きく変わった点の「情報」という教科について説明をしていきます。
情報という教科は、現代の社会情勢に合わせて設置された教科です。つまり、情報の教育を取り入れて世界の情報社会に遅れをとるまい!という文科省の姿勢が見受けられる、ということです。
この教科の大学側の使用については何も公表されていないため、重要度や受験条件に加わるかは今のところ(2021年4月現在)不明です。
ただ、共通テストの教科に増やしてきているのだから、大学側がどれくらい情報という教科を配点にするかは今後注目すべきことです。
「情報」だけに、今後の情報に気をつけよう!
大きく変わる「共通テスト数学」
そして、大きく変わる科目である「数学」と「社会」についての説明です。
まずは数学から。以下に変更点をまとめます。
共通テスト数学について
①数学Ⅰと数学ⅠAは変更なし!
②数学Ⅱは廃止、数学ⅡBCという科目になる!
③これまでの数学ⅡBより出題範囲は広くなる!
ということです。数学が苦手な文系にとっては負担増!数学BCは「数列・統計・ベクトル・複素数平面」から2題選択になります。
※現行は数列・ベクトル・確率分布から2題選択
つまり、統計と複素数平面(平面上の曲線)を、これまでよりも多く習得しなければなりません!
数学は完璧な負担増!文系で国公立を目指す高校生、数学は覚悟をしなさい!
大きく変わる「共通テスト地理、歴史、公民」
続いて共通テストの社会についてです。
主な変更点をわかりやすくまとめます!
共通テスト社会について
①地理総合、歴史総合、公共という科目が必須
②そのうち地歴の受験使用科目は「探求」を選択
③そのうち公民の受験使用科目は「倫理・政経」から選択
ということです。
地歴+公共の基礎的なものは必須。そして、これまでの日本史Bなどに該当する「日本史探求」を受験科目とし、公民の場合は倫理と政経から選択します。
つまり、現行より負担は重くなったということはないのですが「社会の教科全般を広く浅く習得」しなければならなくなった!ということなんですね。
地理も日本史も世界史も、そして公共という公民の科目も、文系理系関係なく基礎は全て履修する、ということです。
やるべき内容が増えたわけではないけど、履修内容の幅が増えることに注意しよう!
【令和7年度大学入試】共通テストの科目が激変!具体的な対策とは?
さて、ここからは「令和7年度(2025年度)共通テストの科目が激変!具体的な対策法とは?」について解説をしていきます。
情報が加わり、数学と社会について大きく変わることを説明してきました。その変わる内容を、どのように対策をすれば良いか、いち早くお伝えします!
2025年度の新指導要領に向けた対策
①各大学の試験科目の情報収集が必須
②学力の三要素が必要となる
③科目が再編されてもやることは変わらない
ということですね。これらを1つ1つ詳しく解説します。
各大学の試験科目の情報収集が必須
まずは「各大学の試験科目の情報収集」についてです。
これまでの現行の大学受験の科目や配点は大きく変わることは間違いないです。2025年度からなので、2024年には各大学は選択科目と配点の詳細を発表することでしょう。
もしくは文科省が、早めに発表するように各大学に促す可能性は十分にあります。
そうした情報に敏感になり、志望校を決める際の受験科目については注意深く見ておくことをおススメします。
各大学のHPでもご覧になれますが、いち早く科目や配点を知りたい場合は「河合塾のケイネット」がおすすめです。リンクを貼りましたので、ぜひご覧ください。
※河合塾の情報サイトはコチラ!
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「学力の三要素」が必要となる
続いては「学力の三要素」が必要となる、ということについてです。
学力の三要素について、文部科学省が発表した内容を以下にまとめてあります。きちんと読んでもらいたいです!
学力の三要素とは?
①知識・技能
②思考力・表現力・判断力
③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度
※これらを総合的、多面的に評価する
これらが、これまで以上に重要になっていくことは間違いありません。
例えばセンター試験は「知識・技能」のみで解けていた問題ですが、共通テストは「思考力・表現力・判断力」を伴う問題を出題しています。
また、私立大学に多いのですが出願において「主体性を持った態度」の評価を、出願書類を提出するときに求めている大学があります。
それが得点化される可能性が十分にある、ということなんですね。
ですから、しっかりと知識や技能(つまり普通の問題を解ける)だけではなく、思考力・表現力・判断力を身につける訓練や、普段の高校生活で「主体性の評価」を高く持てるような姿勢を持たなくてはならなくなります。
今後の大学独自の問題にも注意が必要ですね。
科目が再編されてもやることは変わらない
そして最後に「科目が再編されてもやることは変わらない」ということです。
具体的な対策!と言いましたが、実はこれまでの勉強と大きく変わることは、何一つありません!
これは予備校講師として断言します!
数学の負担が増えようが、社会を全般的に勉強してくようになろうが、これまでのやり方と大きく変わることは全くないのです。
強いて言うのであれば「今、勉強している科目の根本を考える力をつける!」ということです。抽象的な言い方ですが、それが「思考力・表現力・判断力」や「主体性の評価」に関わります。
今後、大学受験についての大きな変革があろうが、そうした「学ぶべき根本」を分かっている学生は、どんな試験問題になろうが決して屈することはないでしょう!
ですから、これまで通り、そしてもっとより根本的に勉強をしてください!
【2025年度大学入試】共通テストの科目が激変!わかりやすく解説! まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は「2025年度大学入試!共通テストの科目が激変!わかりやすく解説します!」という内容を書いてきました。
ここで不安になっていた人もいるでしょうけれども、余計なことは考えず、より勉強に集中して準備していくことが、何より自分の夢を叶えることだ!ということがわかってくれれば幸いです!
最後にもう一度、今回のまとめをしておきます。
2025年度から変わる大学入試の内容!
①6教科30科目から7教科21科目に変更
②「情報」が入試科目に追加
③大きく変わるのは「数学」と「社会」
2025年度の新指導要領に向けた対策
①各大学の試験科目の情報収集が必須
②学力の三要素が必要となる
③科目が再編されてもやることは変わらない
最後までご覧いただきましてありがとうございました。他にも色々な大学受験の有益な情報記事を書いていますので、リンク先の記事で興味があれば、ぜひご覧ください!