予備校で講師&学習アドバイザーをしている冒険者です。教育系ブロガーとして冒険者ブログを運営しています。
講師歴15年以上、小学生から大学受験まで幅広く指導!延べ10000人以上の親や生徒を指導した経験から、教育関連の有益な情報を発信中です!
今回は「読書感想文の書き方!絶対に1日で仕上がるコツ」ということ書いていきます。小学生や中学生は必見の内容です!
読書感想文って本当に面倒な宿題ですよね。子供もそうですが、それをやらせる親も大変です。僕も子供がいるので非常によくわかります。
その面倒な読書感想文を確実に1日で終わらせることができる方法を紹介していきます!
実際に僕の予備校では、毎年長期休みになる時に読書感想文の書き方講座を開催しており、非常に好評いただいている内容です。
・読書感想文を1日で仕上げたい!
・読書感想文ってどう書けばいいの?
・読書感想文で賞を取りたい!
こんな疑問や要望にお応えします!予備校に行かなければ得られない知識や技を紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください!
それではさっそくいってみましょう!
【読書感想文の書き方のコツ】小中学生向け!絶対に1日で仕上げるコツ!
では、読書感想文の書き方を説明していきます。いきなりですが、結論から入ります。
読書感想文の書き方のコツ
・感想文は感想を書かない!
・感想文は「体験文」だと心得る!
・感想文の結論は「これからの自分」を書く!
ということです。この3つの書き方をちゃんと意識して書いていけば、本さえ読み終えていれば1時間で書けるはずです。
この3つの書き方を詳しくみていきましょう!
感想文は感想を書かない!
まず感想文の鉄則として「感想文は感想を書かない!」ということを覚えておきましょう!
感想文、というくらいですから感想を書きたくなるし、感想を書かなければならないと思いがちですが、絶対にやってはいけないことです。
なぜダメなのかの理由をまとめると、次のようになります。
感想文は感想を書いてはいけない理由
・感想を書くと、絶対に字数が足りなくなる。
・どれだけ感受性が高くても、感想だけの文章は行き詰る
・感想の語彙が少なすぎる
ということです。つまり、原稿用紙3枚から5枚書け!と言われている感想文なのに、感想を書こうとすると1枚にも満たない状態で終わる、ということです。
感想文は感想は書いてはいけない!これを、まずは覚えておこう!
感想文を1日で終わらせるために、感想を書かないようにしましょう!
感想文は「体験文」と心得る!
感想文を1日で終わらせるコツの2つ目は「感想文は体験文と心得る!」ということです。
感想は書いてはいけない、ということは説明した通りですが、何を書けば良いのか?それは「自分の体験」です。
自分の体験は、確実に文字にすることができます。その本の内容や感想よりも、ずっとずっと書きやすいですよね?
その本に描かれている内容や出来事、主人公の経験や考え方や行動について、自分の経験と重なることがないかと探るのです!
その本の内容と重なったことについて、自分の経験を書きまくってください!
例えば、大事に飼っていたペットが死んで悲しんでいる主人公のお話だとすると・・・
(例文)
この本を読んで、大事に飼っていたペットが死んでしまってかわいそうだと思いました。
僕もペットを飼っています。日本スピッツのLaLaという名前です。
もし、家族の一人のLaLaが死んでしまったら、僕はとても悲しいです。今まで、色々な場所に連れて行って思い出を作ってきました。
キャンプに行ったり、川に行ったり、散歩したり、買い物に行ったり。兄弟のように慕っています。
という感じで、ドンドン膨らみますよね??
本に書かれている内容なら、どんなことでも自分の経験に結び付けて書けるので、行き詰ることはなくなります!
感想文は「体験文」と心得てください!
感想文の結論は「これからの自分」を書く!
そして最後のまとめは「感想文の結論は、これからの自分を書く!」ということです。
いわゆる、決意表明、意思表明ですね!
先ほどのペットの例について書くのであれば、次のようになるのが良いでしょう。
(例文)
この本を読んで、自分が飼っているペットが死んでしまったことを考えると、生きているうちにもっと大切にしてあげたいです。
もっと遊んであげたいし、美味しいものを食べさせてあげたいし、もっとお世話をしてあげたいと思いました。
これからは、家族の一人として飼っている日本スピッツ犬のLaLaを大切にして、楽しい想い出をいっぱい作ってあげたいです。
という感じです。決意や意思を書けば良いのです。これで、最高に良いまとめが書けます!
読書感想文の最後のまとめは、これからの自分をどうしていきたいか!このことを書けば上手にまとまります!
本の内容であれば、どんな決意表明でも意思表明でも良いですよ!
✅読書をすると国語が伸びる!と思われがちですが、違います。読書をすることで最も成績が上がる科目は・・・
>>【算数と読書の関係とは?】本を読むと数学が伸びるのは本当です!
【読書感想文の書き方】コピペはNG!どうせなら文章力を鍛えよう!
それでは「読書感想文の書き方!コピペはNG!どうせなら国語力を鍛えよう!」という内容についてまとめていきます。
とあるサイトを見れば「コピペOK!読書感想文を5分で終わらせよう!」みたいな記事がありますが、どうせなら国語力を鍛えませんか?
読書感想文では国語力が究極に鍛えられますよ!その具体的な方法を解説していきます!
感想文で国語力を鍛える!
では「読書感想文で国語力を鍛える!」ということについて解説をしていきます。
読書感想文は「読書」と「感想文」という、二重に力を鍛えられる要素を含んだ宿題です。つまり、ちゃんとやれば精読力(内容を詳しくつかむ力)と記述力(自分の言葉で文章を作成する力)の2つを同時に鍛えられます。
違う記事で国語力の鍛え方!ということを解説していますが、それにかなり近いことをやることになります。
ですから、感想文を書くことで国語の力を鍛えることができるのであれば、それに越したことはありませんね!
本を読み、自分の力でしっかりと良い文章を記述する!こうした訓練は、きっと大きく成長した時に役立つスキルになるはずです!
感想文で読書量を増やすきっかけを作る!
続いては「感想文で読書量を増やすきっかけを作る!」ということです。
感想文は、必ず本を読まなければなりませんね。ですから、おのずと読書をすることになります。教科書や道徳に載っていることではなく、自分で少なくとも選んだ本を読む経験ができます。
そうした経験を通じて「本って面白いんだ!」「自分と同じような経験をしている人もいるんだ」という感受性をくすぶる経験ができることが大切です。
これがきっかけで読書家になる子供は少なくありません。
本を読む子供のほとんどが学力が高いので、そうした知的好奇心を育むことはとても良いことですね!
思考力・表現力・文章力が身につけば金賞が取れる!
そして最後に「思考力・表現力・文章力が身につけば金賞が取れる!」ということです。
読書感想文にはコンクールがあります。子供が本気であれば、そうしたコンクールに出典することも検討しても良いですね。
全国には読書感想文の凄腕の小中学生が存在するわけですから、そうした文才を持った子供と競うのも良い経験になります。
そのためには「物事を深く追及する力である思考力」や「自分が感じたことを相手に伝える表現力」、そして「読んでいる人を惹きつける文章力」を高める必要があります。
そのためには「漢字の勉強」「様々なジャンルの勉強」「読書をする習慣」が必要不可欠ですね!子供のころからの積み重ねですので、親の意識改革も必要ですね。
これまで書いた記事で、参考になるようなものをリンクしました。以下の内容で気になるものがあれば、ぜひご覧ください!
【読書感想文の書き方】小中学生向け!確実に1日で仕上がるコツ! まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は「読書感想文の書き方!小中学生向け!絶対1日で仕上がるコツ!」について解説してきました。
読書感想文は「感想を書いてはいけない!」ということから、どうせ書くなら「国語力を鍛えよう!」そして、「読書するきっかけにしよう!」という内容をまとめました。
ここでまとめたものを参考に書けば、1日で完成させることも不可能ではありません。
ぜひ参考にしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。他にも色々な教育関係の有益な記事を書いていますので、リンク先の記事で興味があれば、ぜひご覧ください!