
予備校で講師&学習アドバイザーをしている冒険者です。教育系ブロガーとして冒険者ブログを運営しています。

講師歴15年以上、小学生から大学受験まで幅広く指導!延べ10000人以上の親や生徒を指導した経験から、教育関連の有益な情報を発信中です!
今回は「漢字ができない子の特徴」ということで、その特徴を解説するとともに最速最短で伸ばす方法を伝授します!
これまでに塾での指導経験もさることながら、我が子への実践経験も含めて漢字の勉強方法をお伝えしていきます。
漢字は全ての学問の基礎基本。そして、学力の根底にあるのは文章力、国語力です。それをもっと底辺で支えているのが漢字です!
できるだけ早い段階から漢字の苦手を克服して、漢字ができない子から脱却すれば、他の科目へも大きな影響を与えていくことは間違いありません!
・算数は良いけど漢字が苦手!
・漢字が苦手な子ってどんな特徴があるの?
・どうやって漢字を勉強すれば良いの?
こんな疑問や要望にお応えします!
この記事を最後まで読めば、どうして漢字ができないのかという原因と、漢字の苦手を家庭で克服する方法のすべてがわかります!
ぜひ最後までご覧ください!それでは、さっそくいってみましょう!
【漢字ができない子の特徴】小学生・中学生にありがちなパターン!

それでは、漢字ができない子の特徴の結論をまとめます。どれか1つでも当てはまっていたら要注意です。
漢字ができない子の特徴
①本を読んでいる量が少ない
②部首を覚えていない
③書き取りを勉強だと思っている
この3つですね。どうでしょうか?当てはまってはいませんか?
これに当てはまっていると、これまで漢字は得意だったとしても、今後、漢字ができなくなる可能性が高いです。どうしてそうなるのでしょうか?
それを1つ1つ具体的に説明をしていきます。
※関連記事
>>【勉強ができる子】子供の頭の良さは、親の習慣と家庭環境で決まる!
本を読んでいる量が少ない
漢字ができない子の特徴の1つ目は「本を読んでいる量が少ない」です。これは当たり前の理由ですよね。
まず、絶対的な触れている文字の量が少なければ漢字はできるようにはならないです。漫画であれ、小説であれ、図鑑であれ、「文字を読む」という行動自体が漢字の勉強です。
平仮名ばかりの本ではダメですが、漫画でも小説でも図鑑でも、少し難しい漢字にはルビがふってあります。そして、その漢字の前後の文を読むことで「その漢字の使い方」を学ぶこともできます。
・漢字が身につく過程
書ける>読める>知っている>見たことある>知らない
ここで大切なのは、全く見たことのない漢字というものを減らしていくことが大切です。書けなくとも読める、読めなくとも知っている、こういう状態で学校で漢字を習っていくのが望ましいのです。
ですから、本を読んでいる量が少ないと「全ての漢字が初見」ということになってしまうので、覚ええずらいのです。
部首を覚えていない
続いての漢字ができない子供の特徴は「部首を覚えていない」ことです。
漢字は1文字1文字に成り立ちがあり、「偏(へん)」や「旁(つくり)」の意味を覚えていくことで読み方や語彙力につながっていきます。
つまり、部首を覚えていれば組み合わせの問題になるのが漢字なのです。漢字ができない小学生や中学生は「部首」を捉えていないことが多く、1つ1つの漢字を新しい物として認識していることがあります。
(例)
・日+寺=時
・人+寺=侍
・手+寺=持
・竹+寺=等
・言+寺=詩
このように「寺」という旁をとってみても、小学生で習う漢字にはこれだけの漢字があります。部首を理解しながら覚えていくことで、効率化されるのです!
書き取りを勉強だと思っている
続いての漢字ができない子供の特徴は「書き取りを勉強だと思っている」ということです。
え!?書き取りって勉強じゃないの?と思った人は、漢字ができない人になっている可能性があります。
書き取り≠勉強
断言します。書き取りは勉強ではなく、作業です。
書き取りをした後で、本当に覚えているかどうかをテストして、それが初めて勉強になります。テストをして、間違えたところを書き取りをして覚えることが勉強なのです。
書き取りだけをしている状態が勉強ではない、ということは覚えておきましょう。書き取りすることを否定はしませんが、ほとんどの小学校や中学校での宿題が「書き取り」で終わっているのが現状です。
宿題だからやっている、でも、漢字ができない!そうなるのは、当たり前ですよ!書き取りで満足しないようにしましょう!
【漢字ができない子の特徴】小中学生の漢字を最短で伸ばす方法とは?

それでは、漢字を最速で伸ばす方法を解説していきます。
漢字ができない子の特徴にあてはまっていても、これから紹介する方法をしっかりと行ってくれれば、必ず最速最短で伸びていきます!
家庭で漢字を最速最短で伸ばす方法
①とにかくテストをする
②接触回数を増やす
③普段から漢字を使う
この3つの方法で、漢字ができる子にしていきましょう!1つ1つ解説します!
とにかくテストする
漢字は書き取りが勉強ではない!と先の見出しで説明しました。
漢字の勉強は覚えた漢字をひたすらテストをして、本当に身についているかをテストすることで伸びていきます。
とにかく覚えてテスト!間違えた漢字を覚えてテスト!これの繰り返しです。書き取りをしても漢字を覚えているかどうかはわかりませんからね。
ですから、書き取りをした後で「自分でテストを作って解く」ことをしてほしいです。もしくは、親がテストを作って解かせてほしいです。
そうすれば、劇的に漢字ができるようになりますよ!
接触回数を増やす
漢字ができるようになるためには「接触回数を増やす」ことをしてください。
接触回数とは、その漢字に触れる回数のことです。
朝その漢字を見て、学校で書いて、帰ってきて宿題で練習して、ゲームをやってから見て、夕食後にまた見て、寝る前にも見る。
これだけ、その漢字に触れる機会があれば絶対に覚えると思いませんか?
これは人間の脳の記憶の仕組みを利用した記憶方法です。人間の脳は「接触回数の多いものを重要なこと」と認識するようにできています。
つまり、何回も何回も同じものに出くわすと自然に脳が「重要だ!」と認識して、長期記憶にとどめていくのです。
ですから、本を読んだりしている子供は漢字にあたる機会が多いため、自然に覚えていってしまうのです!漢字のテスト勉強をするときは「1日に何度も書く、見る」ということをしてください!
普段から漢字を使う
そして最後に「普段から漢字を使う」ということです。
漢字のインプットは「暗記すること」ですが、重要なのはアウトプット、つまり、文章を書くときや読むときに漢字が使えるか、ということですね。
つまり、漢字は覚えていた(テストで書けた)としても、日常で使えなければそれは漢字ができるとは言えません。
普段から文章を書く時に漢字を使って書くことを習慣にしなければ、漢字を大きく伸ばすことは難しいでしょう。
特に小学校高学年から中学生にかけては、常用漢字のうちの半数以上を習っていきますので、普段から文章を書く際に使える漢字の量は増えていきますね。
習った漢字以外にも、知っている漢字ならばドンドン使っていくことをおすすめします!
【漢字ができない子の特徴】最速最短で伸ばす方法 まとめ

いかがでしたでしょうか?
漢字が苦手な小学生や中学生の子供をお持ちの方、もしくは、高校生、そして本人に向けて記事を書いてきました。
予備校で漢字の指導をしている時には、この最速最短で漢字を伸ばす方法を教えていて、かなりの成果を上げています。
漢字は全ての学問の基礎ですので、できるだけ早い段階から克服した方がいいですよ!
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最後までご覧いただきましてありがとうございました!
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