どうもこんにちは、冒険者です。教育系や子育て系のブロガー&Youtuberとして「教育ラボチャンネル」を運営しています。
講師歴20年近く、小学生から大学受験まで幅広く指導!延べ10000人以上の親や生徒を指導した経験から、教育関連の有益な情報を発信中です!
今回は「宿題を後回しにする子供!進んで勉強するような親の働きかけとは?」という内容について解説をしていきます!
うちの子供、ホントに宿題を毎日後回しにしていて困っています。どうすれば進んで勉強や宿題をやるようになるでしょうか?
学校の宿題は、毎日キッチリ出されますよね。
計算や漢字、本読みやお手伝い、そして問題集や単語や語句の暗記など…。
宿題を後回しにしてしまう子供がいるご家庭では、親が苦労していることは間違いないと思います。
子供だけではなく大人でも、やらなきゃいけない仕事や課題があっても、なかなか取り掛かれず、ギリギリになってからようやく始めることって、よくありますよね?
人間というのは誰でも、先延ばししてしまう性質があるのです。
ではどうして宿題をはじめとして、多くのことが後回しにされてしまうのでしょうか?
そこで今回の内容は・・・
・なぜ宿題を後回しにしてしまうのか?
・何もしない子供にイライラしてしまう!
・言われても勉強を先延ばしにするのは病気?
こんな疑問や要望にお応えします!
この記事を最後まで読めば、宿題を後回しにする原因が分かり、その原因を解決するために親が子供に対して、どうやって接すれば良いかが分かります!
宿題を先延ばしにせずに、すぐやることができれば、どれだけ親として楽なことか!楽しみ!
今回も参考にした著書はコチラの「後回しにしない技術」です。
20万部以上売れているベストセラーの本書の中から、子供の宿題をやるうえでの、後回しにしない方法を解説します!
それではさっそく、宿題を後回しにする理由から見ていきましょう!
【宿題を後回しにする子供】どうして宿題は先延ばしされやすいのか?
それでは「宿題を後回しにする子供!どうして宿題は先延ばしされやすいのか?」という根本的な原因について解説していきます。
その答えを、先にまとめてしまいましょう!
【宿題が後回しにされる理由】
①目の前の楽しみを優先するから
②勉強は大変なことと思っているから
③最後には何とかなると思っているから
この3つです。
当たり前ですが、宿題をすぐやれる子供は、これらの原因をすべてクリアしている子供ですね。
やるべきことを優先し、やる気に左右されず、間に合わないといけないと思っているから宿題をやるわけですね。
そんなことは簡単ではなく、できない子供が大多数いるので、後回し先延ばしで困っているわけです。
まずは、子供はどうして後回しにしてしまうのか、その理由についてしっかり知っておきましょう!
宿題が後回しにされる理由①目の前の楽しみを優先するから
宿題が後回しにされる理由の1つ目は「目の前の楽しみを優先するから」ということです。
学校から帰ってきた子供たちは、1日授業を受けて精神的にも肉体的にも疲れています。
そこにはもはや、先に宿題をやってしまおう!なんていう精神力は残っていないわけです。
するとまずは、ストレス解消をするために、目の前にある自分だけの楽しみをしてから、やらなければならない宿題をやる、となります。
でもここで『あしたやろう病』が発症するわけです!
【あしたやろう病】
→疲れたから、休憩してからやろう
→まだ時間があるし、ゲームをしてからやろう
→ご飯の時間だから、食べてからやろう
→テレビを見て、お風呂に入ってからやろう
→眠くなってきたから、明日の朝やろう
どうですか?誰でも身に覚えがあるような感覚があるのではないでしょうか?
後回しにしてしまう『あしたやろう病』は、何よりも目の前にある楽しみを先にやってしまうこと発症していることがわかりますね。
まずはこうした日常の分析から始めていくことで、どうすれば宿題を後回しにしないようにできるかの糸口が見つかるはずです!
宿題が後回しにされる理由②勉強は大変なことと思っているから
宿題が後回しにされる理由の2つ目は「勉強は大変なことと思っているから」です。
宿題をやろうとする場合には、相当の意思力を必要とします。勉強が苦手な子供ならなおさらでしょう。
そもそも多くの子供たちは、『勉強をする』ということに対して『とてもハードルが高いこと』と認識しているのです。
極端に言ってしまえば、勉強をすることは大変なことで辛いことをする、という感じですね。
ですから、何よりも先に宿題をやろう!という子供がいたとすると、やる気があってメチャクチャ意志力が高い!と思いますよね。
でもそれは違います。
【勉強を先にやれる子供の特徴】
やる気や意思にかかわらず、宿題をやることを習慣化している。
これが勉強や宿題を先にやれる子供です。
後回しにする子供には「勉強は大変だから、よし!今から勉強やるぜ!」と、気合を入れる必要があるわけなんですね。
でも、勉強や宿題をやるのに、毎回気合を入れないとできないようであれば、気分によって勉強ができたりできなかったりしますよね。
確かにやる気や気分に左右されては、毎日宿題を先にやることは難しいですね
宿題を後回しにしないようにするためには、勉強は大変だという思い込みを捨て、意思ややる気に左右されないようにしなければならないわけなんですね!
宿題が後回しにされる理由③最後には何とかなると思っているから
宿題が先延ばしになる理由の最後は「最後には何とかなると思っているから」です。
これは非常に楽観的なんですが、実はこのように思っている子供たちはたくさんいます。
確かに、小学校の宿題の量はたかが知れていますし、中学生でも多くても1、2時間で終わる量でしょう。
もちろん、中学受験や高校受験、難関校に入りたい人は塾なども通っているでしょうから、何とかならない量の宿題が出るはずですから、それは例外です。
子供たちも経験上、どれくらい期間が残っていれば、提出日までには間に合うかなと、計算して宿題を後回しにしている可能性があります。
ただし、ここで言いたいことは、後回しにせずに、単に間に合えばよいということではないです。
【重要なこと】
勉強のできる子供は『決して期限ギリギリ』で宿題をやることはない!
当たり前なことですが、宿題を後回しにして、仮にギリギリ間に合うようなことがあったとしても、結果として、意味がある勉強にはならないのです。
ですから、宿題を後回しにしないということは、学力そのものを上げていくことに直結するわけですね。
この次の章では、自ら進んで勉強をする子供になるような親の働きかけをまとめていきますので、ぜひ最後までご覧くださいね!
【宿題を後回しにする子供】進んで宿題するような親の働きかけとは?
それでは続いては「宿題を後回しにする子供!進んで宿題をするような親の働きかけとは?」という内容をまとめていきましょう!
さっそくですが、宿題を進んでやる方法、親の働きかけを5つ紹介します。
【宿題を進んでやる方法】
①ゲーミフィケーションにする
②逆算スケジュールを立てる
③いつやるか言わせる・書かせる
④とりあえず宿題のノートを開く
⑤家族全員が勉強する時間を作る
これが自ら宿題を進んでやる方法です。
非常に楽にできるモノばかりで、しかも効果は抜群ですよ!
5つ全部やるのではなく、今日はどれをやってみようかと思いながら、1つか2つを試してみるだけですね。
それでは、宿題を進んでやる方法を、1つ1つ詳しく解説していきましょう!
宿題を進んでやる方法①ゲーミフィケーションにする
宿題を進んでやる方法の1つ目は「ゲーミフィケーションにする」ということです。
やりたくないことをやる場合は、ゲーム感覚やゲームの要素を取り入れながら楽しくやることが、非常におすすめです。
(例えば…)
この問題を今から5分以内に終わらせてやる!もし、終わったら100ポイント獲得できる!というように、ポイント制を取り入れてみる。
また、逆にやらなかった場合のペナルティも考えておいて、しっかりとその罰も受けることをします。
それは実態のないものが良く、お金や物などはやめましょう。
ゲーミフィケーションは、仕事でも運動でも何でも使えます。
特に嫌なことをする場合に、それを楽しみに変える方法として優れていますので、ぜひ子供の宿題もゲーム要素を取り入れてみましょう!
宿題を進んでやる方法②逆算スケジュールを立てる
続いての宿題を進んでやる方法は「逆算スケジュールを立てる」ということです。
この方法は、夏休みや冬休みなど、長期休みの時期に使える方法になりますね。
一気に多くの宿題が出されますので、それをどうやって終わらせていくか、逆算的にスケジュールを立てていくのです。
(やり方)
・いつまでに終わらせるかゴールを決める
・小さな〆切をいくつか作って、経過を見る
・最初に取り組むべきものを明確にしてあげる
こんな感じです。
子供一人で計画を立てることは難しいので、この手順で親と一緒に逆算スケジュールを作ってみて下さい。
できる人、成功する人は皆、逆算でスケジュールを立てていることは知られていますね。
スケジュールを立てたら、毎日チェックして、進んでいるか遅れているか、目に見えるように簡単に記録していきましょう!
宿題を進んでやる方法③いつやるか言わせる・書かせる
そして宿題を進んでやる方法の3つ目は「いつやるか言わせる・書かせる」です。
人は「自分から宣言したことを守る」ことを無意識で考えます。
人から言われたことは、意思がない場合がありますが、自分が宣言したことに関しては意思どころか責任も伴いますね。
(宿題の期限について)
・いつやるか、具体的な期限を言わせる。
・子供が言った期限を紙に書き張り出す。
たったこれだけです。
宿題を進んでやることを決心させるには、有言実行が何より大切です。
もし実行できたら、自分自身をコントロールできているという自信にもつながります。
親はチェックして声をかけ、できたら褒める、特に勉強している姿勢を褒めてあげて下さいね。
宿題を進んでやる方法④とりあえず宿題のノートを開く
宿題を進んでやる次の方法は「とりあえず宿題のノートを開く」です。
宣言させても、逆算スケジュールを立てても、自分からはやらない!なんていう子供には、この方法を試してみて下さい。
(とりあえず…)
・宿題を持って来させて、ノートを開くだけ。
これだけです。
声のかけかたは「まずはノートを開くだけで良いよ」です。
勉強が嫌いで宿題をやりたくない子供に対して、早く宿題をやりなさい!という言葉はハードルが高いのですね。
ですから、困難は分割すれば良いんです。
ノートを開く→筆箱から鉛筆を出す→1問目だけやる→やれるならば次もやる…
というように『宿題をやる』という作業を1つ1つに分割して、やれるところまでやっていくということです。
結構、最初の1問目までやることができれば、あとは放っておくと全部やれた、なんてことあったりしますね。
ぜひ試してみて下さい!
宿題を進んでやる方法⑤家族全員が勉強する時間を作る
宿題を進んでやる方法の最後は「家族全員が勉強する時間を作る」ということです。
意思力に頼っては宿題は進んではやれないと、説明してきましたが、であれば、家族全員が勉強する時間を作って強制的に宿題をする環境を作ってしまえ!ということです。
これは勉強の習慣化をさせたり、進んで宿題をやるためには、かなり効果的ですね。
親も仕事をしたり、勉強したり、本を読んだりする時間と決めて子供と一緒に静かに過ごすのです。
(家族のルール)
・毎晩20時~21時は静かに机に向かって勉強する!
こんな感じで、家族で勉強に取り組めば、確実に子供が宿題を後回しにすることはなくなりますね!
色々な方法を紹介してきましたが、この5つの方法を上手に使って、子供と接してみて下さい!
【宿題を後回しにする子供】進んで宿題するような親の働きかけとは?まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は「宿題を後回しにする子供!進んで宿題するような親の働きかけとは?」ということについてまとめてきました。
後回しにするのは子供の宿題だけではなく、大人も仕事ややらなければならないことを先延ばしにしがちですね。
ですから、ここで紹介した内容は、親である大人にも活用することができる内容です。
参考にした本書から、子供の学習に関して使える知識を紹介しましたが、もし興味が湧いたら、リンクから本書をのぞいてみて下さいね。
それでは最後にもう一度、宿題が後回しにされる理由と、宿題を進んでやる子供にする親の働きかけについてまとめておきましょう。
【宿題が後回しにされる理由】
①目の前の楽しみを優先するから
②意思が弱くやる気が出ないから
③最後には何とかなると思っているから
【宿題を進んでやる方法】
①ゲーミフィケーションにする
②逆算スケジュールを立てる
③いつやるか言わせる・書かせる
④とりあえず宿題のノートを開く
⑤家族全員が勉強する時間を作る
最後までご覧いただきましてありがとうございました!他にも色々な教育に関する記事を書いていますので、リンク先の記事で興味がありましたら、ぜひご覧ください!
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冒険者さん、ありがとうございました!今回も勉強になりました!また、LINEで色々と質問させてくださいね!