予備校で講師&学習アドバイザーをしている冒険者です。教育系ブロガーとして冒険者ブログを運営しています。
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今回は小学生の塾に入れる時期やタイミングについて解説していきます。
・小学生が塾に入るのに良い時期ってあるの?
・塾に入れるタイミングは?
・みんなはどの時期から始めてるの?
こんな疑問にお応えする記事になっています。
この記事を最後まで読めば、小学生の子供にいつから塾に入れるのが良いか?失敗しないタイミングについて知ることができます!
きっとお役に立てますので、ぜひ最後までご覧ください!
ではさっそくいってみましょう!
小学生 いつから塾に入る必要があるか?
それでは、小学生の塾に入る時期について書いていきます。まずは、みんなが考える小学生の塾に入る時期のまとめです。
塾に入る時期
・一般的な通塾率では小4から
・目的や目標によって時期は様々
・他の習い事との兼ね合いで決める
これが、全国の小学生を持つ親の考えや意見をまとめたものです。一つ一つ詳しく見ていきましょう。
通塾率
まずは通塾率です。以下に「文部科学省の全国学力・学習状況調査」のデータを載せておきます。学習に関する習い事は全て数字に含まれています。
小学1年生:27.6%
小学2年生:26.0%
小学3年生:28.4%
小学4年生:35.0%
小学5年生:42.1%
小学6年生:43.1%
※文部科学省の全国学力・学習状況調査より
急激に小4から伸びているのがわかると思います。やっぱり小学校高学年ともなると、皆さん塾に入れているということですね。
ちなみに、小4以上の学習スタイルは「プリント学習」がほとんどでした。逆に低学年では「英会話」が半分以上です。小学6年生になると中学受験がある方もいるので「進学塾」の割合も増えていきます。
小学生が塾に入る時期を考えると平均的に「小学校高学年から」というのが一般的でしょう。
通塾の目的
続いては通塾の目的についてです。こちらも文部科学省の全国学力・学習状況調査を分析した結果を載せておきます。
1位:勉強習慣をつける
2位:学校の授業の補習をする
3位:英語などの技能を身につける
※文部科学省の全国学力・学習状況調査データ分析より
学年が上がっていくと「中学受験」という進学塾がランクインします。でも、小学生の塾に通う目的は「習慣作り」と「学校の補習」がメインですね。
全国では約8%の小学生が中学受験で進学を決めている調査結果もあります。ですから、塾に通う目的を考えると「学校のテストで良い点数を取る」というのが、一番の目的になりそうですね。
英語の技能を身につける!というのは、かなり急上昇している通塾の目的です。
今では「0円から始めるオンラインで英会話教室!」が主流ですね。自宅にいながら移動時間も送迎も交通費もかけず、親も毎回が授業参観のようにできるオンライン英会話が流行っています。
家庭によって子供を塾に入れる目的がはっきりしていることが大切です。
塾以外の習い事
そして、塾以外の習い事との兼ね合いで塾に入る時期を決めている人も多いです。
塾以外の習い事の例
・ピアノ ・サッカー ・野球 ・テニス ・水泳 ・空手 ・柔道 ・剣道 など
例えばピアノであれば「〇〇の発表会まで」とか、水泳であれば「バタフライまで泳げたら」とか、そういう時期まで習い事をして、そのあとに塾に入る人も非常に多いです。
逆に、塾以外の習い事に力を入れている家庭も多く、小学生のうちは塾には通わず野球をやります!という考えもあったりします。
子供の要望や家庭の方針、優先順位にもよるでしょうから、小学生のうちは塾なし!という考えも有りかもしれませんね。
小学生はいつ頃のタイミングで塾へ入れる?
塾に入る時期は家庭の方針や優先順位、塾への目的で決まってくることを解説してきました。
ここでは「塾に入るタイミング」について解説します。タイミングとは、その時を見計らうことということですね。
塾に入るタイミング
・知的好奇心が高まったとき
・自分から塾に行きたい、と言ったとき
・学校レベルでは足りないと感じたとき
タイミングが良いと成績も伸びやすく効果も表れやすいです。上記のようなタイミングがあれば思い切って塾に入れるのも良いです。
それでは、一つ一つみていきましょう。
知的好奇心が高まった
知的好奇心が高まった、というのは非認知能力と関係しています。非認知能力が高まるのは10歳までと言われています。
知的好奇心が高い子
・わからないことを自分で調べられる
・諦めずに粘り強い
・考える量とチャレンジする量が多い
このような子供の特徴があれば、塾に入るタイミングと言えるでしょう。知的好奇心が高まり、非認知能力も伸びてくると、親や学校以外で学べる機会が非常に有効になります。
塾に入れるタイミングとして覚えておいてください。
自分から「塾に行きたい」と言った
子供から「塾に行きたい」と言ったときは、塾に入れるタイミングと言って良いでしょう。
自分から何かをしたい、ということを大切にしてあげ意見を尊重してあげるのは自己肯定感も育てることができます。
子供から「塾に行きたい」と言った場合
①塾に行きたい理由を聞く
②理由を受け入れ、応援する
③条件は突きつけない
ちゃんと塾に行きたい理由を聞いてあげて、その理由を受け入れて「応援する」という形で塾に入れるといいです。このとき絶対に条件をつけてはいけません!
塾に行きたい理由が「友達が通っているから」でもいいんです。きっかけは何でもいいです。本人の希望に応えてあげてください。
ただ、ここでお勧めしたいのは「オンライン型」の授業スタイルですね。オンラインを使った「タブレット学習」や「英会話」がすごい勢いで伸びてきています!
一度体験や資料請求をして、子供と一緒に選ぶのも良いかもしれません。
学校の授業では物足りない
最後に学校の授業だけでは物足りなさを感じてきたタイミングです。
というのも、授業や学習内容がわかってしまい簡単に感じてしまうと「学習意欲が低下」するのです。つまり、勉強するやる気が落ちるのです。
ですから、学校の授業レベル以上の刺激を与えなければならなくなったときが、塾に入れるタイミングです。
子供の能力は10歳前後では、かなり差が生まれており、同じ授業を受けていても難しく感じる子供から、簡単に感じている子供までいるのが現状です。
ですから、小4から通塾率も高まっているのかもしれませんね。もし、テストの点数が常に良くて授業の理解度も高い場合は、もっと高度な勉強を望んでいる可能性があります。
子供に塾への体験を勧めてみるのもいいかもしれませんね。
【小学生】塾はいつから始める?時期とタイミングをミスらない! まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は小学生の塾に入る時期とタイミングについてまとめました。全国的な通塾率や時期、そして塾へ入れる正しいタイミングを解説してきました。
小学生とは言え、すでに能力差や個人差が大きく出ています。その差を埋めたり、さらに伸ばしたりするのが、塾なのかもしれません。
塾は必ず効果が出るものではないのですが、タイミングを間違えなければ成果は出るものです。
僕の他の記事でも塾に関することを書いているので、ぜひ参考にしてみてください。
最後までご覧いただきましてありがとうございました!他にも色々な教育関連の記事を書いていますので、リンク先の記事で興味があれば、ぜひご覧ください!