予備校で講師&学習アドバイザーをしている冒険者です。教育系ブロガーとして冒険者ブログを運営しています。
講師歴15年以上、小学生から大学受験まで幅広く指導!延べ10000人以上の親や生徒を指導した経験から、教育関連の有益な情報を発信中です!
今回は「受験生の親へ!親のストレスは合否に影響する!ストレス対処法とは?」について解説をしていきます。
受験生の親は子供に対して色んな気を遣っていかなければなりません。話しかけるタイミングや食事、勉強中には静かにする、など、ホント気遣いがハンパじゃないですよね。
中学受験なら親の意向が強いですが、高校受験や大学受験ともなると親子の意見が違って喧嘩になったり、思春期の子供に親が気を使ったりすることは多いですね。
そこで今回は・・・
・受験生の子供との接し方がわからない!
・受験ストレスを子供以上に感じてしまう!
・親の受験ストレスの解消法って?
こんな疑問や要望にお応えします。この記事を最後まで読めば、受験生を持つ親としての正しい行動や子供の接し方、合格へ導く親の特徴を学ぶことができます!
ぜひ最後までご覧ください!それではさっそくいってみましょう!
【受験生の親】母親の受験ストレスが溜まったら、不合格にまっしぐら!
それでは「受験生の親へ!母親のストレスが溜まったら、不合格にまっしぐら!」という内容をまとめていきます。
どうして母親のストレスが溜まったら不合格になりやすいのか?その理由をまとめます。
【母親のストレスが子供を不合格にする理由】
・親の焦りや不安は子供に伝染する
・言葉が感情的になってしまう
・成績やテスト結果に過敏になりやすい
この3つが大きな理由ですね。特に母親がストレスを感じてしまうと、このようになりやすいです。
それでは、1つ1つ詳しく見ていきましょう。
親の焦りや不安は子供に伝染する
母親のストレスが子供を不合格にする理由の1つ目は「親の焦りや不安は子供に伝染する」ということです。
親と子は切っても切り離せない存在です。親が焦ったり不安になったりすれば、もちろん一緒にいる子供は敏感に感じ取ります。
子供は親の行動をよく見ています。そして、子供の頭の中では相手の感情を察知する「ミラーニューロン」という細胞があり、その細胞が働くことで相手の感情が伝わってしまうのです。
よくドラマを見て、泣いている人を見ると、なぜか自分も悲しくなって泣いてしまう!なんてことありますよね。それと同じです。
つまり、親が受験に対する不安や焦りは確実に子供に伝染して、子供も一緒になって焦ってしまうことで不合格を招く可能性があるのです。
親はどっしりと構えて、子供に「大丈夫!」と励ますくらいがちょうど良いのです!親が受験するわけではないし、親の人生ではないので、子供を信頼してあげてほしいです!
言葉が感情的になってしまう
親のストレスで子供が不合格になる理由の2つ目は「言葉が感情的になってしまう」ということです。
親が受験ストレスを感じてしまう原因は「親が受験を自分のことのように感じ、子供が親の思うように行動していない」からです。親の焦る気持ちと子供の行動が一致していない時にストレスを感じます。
そんな状態が続いてしまうと、少しのことで反応的になり感情が出やすくなってしまいます。
親のストレスは、どうしても感情的な態度や言葉になって子供に当たって発散しようとしてしまいます。言いたくないことを言ってしまったり、余計な一言を言ってしまいがちなんです。
親が受験ストレスを抱えたまま子供と接することで、子供を追い込んだりする可能性があります。親が子供に与える影響はとても大きい!ということですね。
親がストレスを感じている状態(怒りや焦りの感情)では、絶対に子供と話さない方が良いです。話せば話すほど感情が高まってしまいます!
成績やテスト結果に過敏になりやすい
そして3つ目は「成績やテスト結果に過敏になりやすい」ということです。
受験ストレスを感じやすい親は「定期テスト」「模擬試験」「内申点」「順位」といった結果に敏感です。成績が返ってきては、一喜一憂してしまいます。
結果が悪かったら子供を叱ったり、成績が良くても悪いところを見つけて指摘したりするのです。
受験生は年に何度もテストをします。結果が良いこともあれば悪いことだってあります。勉強したから急に実力が伸びる事なんてありえません。
子供は子供なりに勉強をして成果を上げようとしているのですが、受験ストレスを感じやすい親は、すぐに数字の物差しで結果を測ろうとします。
最終的に受験で合格するために、今の結果を分析して、今後の勉強スケジュールを立てていくことが合格の秘訣ですが、受験ストレスを受けやすい親はそうはできないのです。
1つ1つのテストは大事ですが、そのたびに指摘や注意をして子供を叱っていたら、子供のやる気は完全に消失しますよね。受験生なんて、1年でものすごい数のテストをやるのですからね。
【受験生の親へ】イライラせず前向きに子供と話す方法!
それではここからは「受験生の親へ!イライラせず前向きに子供と話す方法!」についてまとめていきます。
親の受験ストレスが子供を不合格にする理由がわかったら、次は対処法です。どうしたら子供と前向きに話すことができるのかを、3つ紹介します。
【イライラせずに子供と話す方法】
・言いたいことは紙に書き出して整理する
・言葉ではなくLINEや手紙で伝える
・いつもと違う場所で話し合う
この3つの方法をぜひ試してみてください!それでは1つ1つ詳しくみていきましょう!
言いたいことを紙に書き出して整理する
イライラせずに子供と話す方法の1つ目は「言いたいことを紙に書き出して整理する」ということです。
まず始めにやることは、親が子供に言いたいことを整理することです。そのためには、殴り書きでも良いので、言いたいことをすべて紙に書き出してください。
紙に書き出すことで、親自身の気持ちが整理され、冷静になることができます。
そして、余計なことや言い過ぎていること、本当に伝えたいこと以外はすべて切り捨てるようにします。残ったものが「本当に伝えたい事」になります。
意外と書き出してみると、言わなくても良いことばかりで残らないこともあります。
まず、受験生の子供と話をする前には言いたいこと、話し合いたいことを紙に書き出して整理してみましょう!
言葉ではなくLINEや手紙で伝える
続いては「言葉ではなくLINEや手紙で伝える」ということです。
「言葉で伝える」というのは、口で伝えるだけではありません。手紙だったり、今ではLINEでも子供に対して言葉を伝えることができます。
先ほど「言いたいことを紙に書き出して整理する」とありますが、本当に話をしたいことは文字として残しておくべきだと思います。
そのためにも手紙やLINEという手段で子供に伝えることは、実は言葉で伝えるよりも深く子供に伝わることが多いです。
言葉で伝えると、子供が思ったような反応がない場合にイライラする原因にもなりかねないので、文字として残す手紙やLINEで伝える手段をとってみることをおすすめします。
いつもと違う場所で話し合う
最後に「いつもと違う場所で話し合う」ということです。
どうしても受験生の子供と話し合わなければならない場合は、「いつもの場所」ではなくて「別の場所」で話すことをおすすめします。
いつもの場所はおそらく家庭になると思います。それだと、いつもと同じ会話で終わる可能性があります。
親が本気でイライラせずに話をしたいと思ったならば、別の場所でしっかりと話をしてください。
カフェでも、ドライブ中の車の中でも、散歩しながらでも良いです。
とにかく、子供に受験の話を持ち掛ける場合はいつもと違う場所で、ちゃんと子供に話し合う姿勢をとらせてから話し合いましょう!
きっと、うまく話が進むはずです!
ここで紹介した3つの手法は、いつも僕が予備校で受験生と三者面談をするときに伝えさせてもらっているアドバイスです。「親の言いたい事の整理」「言葉ではなく文字で」「話し合いをするならいつもと違った場所」というのは、ホント使えますよ!
【受験生の親】親のストレスは合否に影響する!ストレス対処法とは? まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は「受験生の親へ!親のストレスは合否に影響する!ストレス対処法とは?」ということをまとめてきました。
これまで僕が予備校で三者面談をするときに送っているアドバイスをお伝えしています。
どうして親の受験ストレスがダメなのか?どうすれば受験生の子供としっかりと向き合って話ができるのか?ということをまとめてきました。
もう一度、「親の受験ストレスが子供を不合格にする理由」「イライラせずに子供と話す対処法」についてまとめておきます。
【母親のストレスが子供を不合格にする理由】
・親の焦りや不安は子供に伝染する
・言葉が感情的になってしまう
・成績やテスト結果に過敏になりやすい
【イライラせずに子供と話す方法】
・言いたいことは紙に書き出して整理する
・言葉ではなくLINEや手紙で伝える
・いつもと違う場所で話し合う
最後までご覧いただきありがとうございました。他にも色々な記事を書いていますので、リンク先の記事で興味があれば、ぜひご覧ください!