予備校で講師&学習アドバイザーをしている冒険者です。教育系ブロガーとして冒険者ブログを運営しています。
講師歴15年以上、小学生から大学受験まで幅広く指導!延べ10000人以上の親や生徒を指導した経験から、教育関連の有益な情報を発信中です!
今回は子供にイライラするママに向けた子育て育児法について解説していきます。
僕自身も男の子2人の子供がいて、子育てを経験済みです。また、父親から見たママの役割などを客観的に見てきております(世のママからは反感を覚えられそうですが)。
実績として予備校で10000人以上の生徒や保護者を見てきていますし、子育てに関してもかなり勉強し、幼児教育や初等教育についても親の役割、教育メソッド、学力が高い子供の特徴などを研究して今に至っています。
今回は・・・
・子供に怒りをぶつけて後悔したことはありませんか?
・子供の寝顔に向けて「こんなひどいママでごめんね」と思ったことはありませんか?
・他のお母さんが立派に見えて劣等感を感じたことはありませんか?
このようなことを感じたことがあるママに向けて、子育てのイライラ・怒りに振り回されない「アンガーマネジメント」を紹介していきます。
この記事を書くのにメチャクチャ重宝した本をリンクしておきますので、口コミ・レビューなどを見て、手に取ってもらえればと思います。
子育てのイライラが全て吹き飛ぶ、最高の1冊でした!
それでは、さっそくいってみましょう!
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>>【小学生低学年】10才までは勉強より英語より遊べ!そして本を読め!
子供にイライラする原因 怒りの対処法!母親アンガーマネジメント
アンガーマネジメントは、1970年代にアメリカで生まれた心理トレーニングの一つです。日本でもビジネスや教育現場で広がりを見せています。
僕もこのアンガーマネジメントを知ってから、生徒たちに対して叱ることを一切やめています。
怒りはコントロールできますし、誰にでもできます。怒りの表現方法は様々ありますが、子供へのイライラをコントロールできれば、自分も子供もどれほど救われることでしょうか。
子育てのイライラ「怒りに振り回されない」
①怒りの正体を知ること
②怒りはコントロールできる、ということ
③母親の「べき思考」は捨てること
冒頭で紹介した本の内容を参考に、自分の経験や予備校の知識などを踏まえて、上記の3つについて解説をしていきます!
1つ1つ詳細をみていきましょう!
※本の紹介
>>子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本の口コミ・レビュー
子供にイライラしない 怒りの正体
まず怒りの正体について解説します。
そもそも母親という区切りなく、人間は一般的に「精神状態が不安定な時に怒りっぽくなる」ということを大前提として覚えておいてほしいです。
子育てのイライラする原因はいくつも挙げられるでしょう。
子育て中のママのイライラの原因
①パパが子育てに参加しない
②忙しい朝の時間に、子供がもたついて行動が遅い
③何度も同じことを繰り返し言っても聞かないとき
3つしか挙げませんでしたが、実際は100個以上挙げられるのではないでしょうか?
これだけたくさんのイライラする原因があるのですが、実はママの怒りの原因・正体はたった一つなのです。それは何か?
怒りの正体
「怒りは第二次感情。怒りは、その手前にある第一次感情を表すのに一番手っ取り早い表現方法であり防衛方法である」
つまり、怒りの原因・正体は「第一次感情」にあるということです。
怒りが生まれる第一次感情を深く読み取ることで、怒りの原因がすぐに理解できます。
①子育てに参加しないパパ
⇒「不安、悲しい」という第一次感情
②忙しい朝の時間に、子供がもたついて行動が遅い
⇒「仕事に遅れる焦り、遅刻したという恥じらい」という第一次感情
③何度も同じことを繰り返し言っても聞かない時
⇒「ストレス、自信のなさ、自己嫌悪」という第一次感情
このような第一次感情が原因で、イライラするのです。もう一度書きますが、原因はたった一つ「怒りの前の第一次感情」なのです。
怒りのコントロール
では、怒りの正体が第一次感情ということがわかったら、どのように怒りをコントロールすればいいのでしょうか?
まずは怒りをコントロールする方法をまとめます。
怒りをコントロールする方法
①深呼吸をする=大声で怒鳴ると同じ効果
②感情が沸き上がったら6秒間待つ=大脳新皮質が冷静な判断をするまでの時間
③マインドフルネスで「今この瞬間に集中」=状況を客観視する
紹介している「子育てのイライラ・怒りに振り回されない本」にも同様のことが書かれています。
この他に怒っている時はどうしても、目の前の問題だけではなく「過去への不満」「未来への不安」を織り交ぜて反応してしまっている状態になります。
子供に対して怒るときには「今自分は何に対して怒っているのか」ということを、しっかりと認識して理解した上で怒ることが大切です。
母親の「べき思考」を捨てること
母親の子育てに対する「べき思考」というのは、完全に捨てることをおすすめします。
理想は理想、最低ラインを守れればいいのです。
また、真面目なママほど「べき思考」で苦しみがちになっていることを知ってください。
母親の「べき思考」は捨てる
①夕食は〇時~、おやつは手作りであるべき!
②24時間、365日、母親でいるべき!
③母親は唯一無二の存在であるべき!
こうした「べき思考」は、認知行動とも深くつながっています。
母親が持っている「べき思考」は、その思考が強ければ強いほど責任感とプレッシャーに押しつぶされるほどの精神的ストレスを受けることにつながります。
認知を変えれば行動が変わる。この「認知行動療法」と「子育てのイライラ」が、密接に関係していることは間違いありません。
認知行動療法について詳しく知りたい方はコチラの記事をご覧ください!
>>【認知行動療法】思考の癖を自分で簡単に直す方法!
子供に届く イライラしない叱り方
それでは次に、子供にしっかり届くイライラしない叱り方について解説します。
子育てのイライラ・怒りに振り回されない本に紹介されていた中でも、厳選してみました。
イライラしない叱り方
①子供は100回言って伝わるもの
②子供の怒りにつられない
③育児や子育ての不満は口にする
この3つについて、詳細をみていきましょう!
子供は100回言って伝わるもの
子供というのは大人とは違います。1回だけ言って守れたら、誰も子育てに悩んだりはしませんね。
子供は100回言ってようやく理解すると思ってください。
何回言ってもわからない!と思っているママは、できるようにするために「焦り」を感じている場合が多いです。
つまり、30回目でできたとすると「そんなに早くできるようになったの?」と感じるくらいがちょうどいい、ということなんですね。
大人と話ししている(話が通じる)と錯覚を覚えそうですが、まだまだ小さい子供なのですから、そのぐらいの感覚で接してください。
子供の怒りにつられない
子供は激しく怒ったり泣いたりすることがありますが、それは子供が親に対するリクエストが通らなかった時に起こります。
グズリの裏側には、その裏側にある「リクエスト」があるから子供はグズるのです。
・お母さんに甘えたい(ママは忙しい)
・一緒に遊んでほしい(ママはずっと仕事している)
・歩き疲れて抱っこしてほしい(ママとスキンシップしたい)
このように、子供の裏側にあるリクエストが通らないから、激しく怒ったり泣いたりするわけです。子供は表現方法が怒る、泣くといった単純な表現しかできません。
その怒りにつられると、全くもって子供の感情と逆行してしまいます。また、子供のイライラが伝染してしまうと、主導権を子供に握られているようなものです。
ですから、まともにやり合わないでほしいです。
子供の怒りにつられるのではなく、子供の怒りを「リクエスト」と感じて、どれだけ忙しくても「まあいいか」と受け止めてあげると、案外早くグズリが収まることが多いですよ。
忙しい時ほど手を止めて向き合ってあげましょう!
「子供の怒りは願いの裏返し」
このことを忘れないで下さい。
育児や子育ての不満は言葉にする
パパや、自分の親からのアドバイスは「正直、カチンとくる」ことが多いのではないでしょうか?
それは当然で、ママが一番子供のことを考え、子供のために時間や体力を消費し、子供の未来を考えているのですから、客観的に観ている人がアドバイスをくれても当然聞けませんよね。
でもですよ。
当事者意識を持つことは難しいのです。誰もあなたと変われる人はいないのですから、そのことを「言わなくてもわかってほしい」と思うこと自体が無理なことです。
アンガーマネジメントの教えでは、次のようにアドバイスしています。
育児や子育ての不満は、ちゃんと言葉にして伝えること
相手はママと同じ感情にはなれないまでも、「そうか、そんなふうに思っていたのか」と理解してもらいやすいのです。
イライラしたら第一次感情にしっかりと立ち返って、その第一次感情をしっかりと相手に表現することで、本当に心が楽になれます!
子育て中のママ、もしくはパパ。当事者意識は難しいので、イライラの根本的な原因である第一次感情をしっかりと表現することを心からおすすめ致します。
参考著書の「子育てのイライラ・怒りに振り回されない本」は、もっと詳細の内容が書かれているので、日本全国のママに読んでもらいたいです。
子育てのイライラが全て吹き飛ぶ、最高の1冊でした!
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子供への怒りに振り回されないアンガーマネジメント まとめ
いかがでしたでしょうか?
子育て、育児中のママに贈る「子供への怒りに振り回されない方法」ということで、記事を書いてきました。
アンガーマネジメントは子育てにだけではなく、教育やビジネスの世界でも広く普及しているスキルの一つです。
こうした一つ一つのことをまとめて、頭では理解しても、実際、子供と接するときに全てができるようになるのは至難の業です。
ただ、意識一つ変わるだけで、ママ自身の精神的なストレスや子供へ与える影響は大きく変わります!できないことを悲観すのではなく、できたことに目を向けて怒りをコントロールできるようになってもらえればと思います。
最後までご覧いただきましてありがとうございました!他にも色々な子育て教育関連の記事を書いていますので、リンク先の記事で興味があれば、ぜひご覧ください!