予備校で講師&学習アドバイザーをしている冒険者です。教育系ブロガーとして冒険者ブログを運営しています。
講師歴15年以上、小学生から大学受験まで幅広く指導!延べ10000人以上の親や生徒を指導した経験から、教育関連の有益な情報を発信中です!
今回は「大学受験の過去問のやり方」としまして、具体的に「いつから?」「何年分?」「効果的なやり方は?」ということについての全てを解説します!
過去問というのは、主に「赤本」ですね。その赤本のやり方を教えます!
・赤本をやる時期っていつから?
・過去問はどうやってやれば良いの?
・何年分やる?受験校はすべてやった方が良い?
こんな疑問や要望にお応えします!予備校の知識を使って全てにおいて解説します!
これを読めば、過去問(赤本)についての効果的なやり方が全部わかります。ブックマークをして何度も繰り返し読んでください!
それではさっそくいってみましょう!
【大学受験】過去問(赤本)のやり方!いつから?何年分?タイミングを教えます!
では最初に大学受験の過去問(赤本)のやり方の中でも、いつから、そして何年分やるかについて解説します。
さっそくですが結論をまとめます。
Q:大学受験の過去問はいつからやる?
A:高3の夏には始めましょう!
Q:じゃ、何年分やればいいの?
A:第一志望校は5年以上やりましょう!
これが最も一般的で、オーソドックスな対策です。
仮に、高3の夏に始められなくても、それより前に始めていても問題はありません。ただ、夏に始める理由があるのです!また、5年分以上やることにも、ちゃんと意味があります。
それを詳しく解説していきます。
大学受験の過去問 いつから?
大学受験の過去問はいつから始める?の答えは「高3の夏から」ですね。なぜ高3の夏からなのでしょうか?
それは・・・
「高3の夏にはある程度の単元を習い終えて、現在の実力でどれほど大学入試に対応できるかを確認し、その上で秋からの勉強法について計画していくことができるから」
ということです。難しいことはありませんよ。
合格最低点、というのがあるのは知っていると思いますが、高3の夏の時点でクリアできる人はそう多くはないはず。
あと何点足りない、どうすればそこに近づけるか、というのを半年かけてじっくりと対策をするのです。
大学によって傾向が違うため、その傾向にあった対策をすればするほど合格へ近づきます。
模試でE判定だろうが、模試は相対評価。しかし、過去問は絶対評価です。合格最低点をクリアすることができれば、確実に合格できるのですから、大学独自の入試問題との相性を良くしていきましょう!
大学受験の過去問 何年分やる?
次に、大学受験の過去問は何年分やる?についてですが、答えは「5年分以上やる」です。
どうして5年分以上やるのが良いのか、と言いますと・・・
「夏から5年分以上を解こうと思えば、1か月に1回以上の割合で過去問を解くことになるので、嫌でも傾向を覚えられるから」
ということです。
次章で詳しくは書いていきますが、過去問を夏に始めて1カ月に1回、過去問を解いていくとすると5カ月かかりますよね。8月から始めて、そこから5カ月というと「12月」になります。
つまり、共通テスト直前になるわけです。その間には、共通テスト模試や記述模試も実施されるわけですので、実は過去問を毎月やる、というのは、非常にハードなわけです。
5年以上やれる人、というのは、計画性があって本当にその志望校に向けた道が見えている人なのです!
大学受験の過去問 赤本
では最後に過去問の代名詞である「赤本」について書いていきます。
大学入試の過去問である赤本の多くは、秋以降に出版されます。ただ、上記でも述べてきた通り、過去問は夏から解いていきたいですよね。
しかし、最新の過去問をやるのは直前期でもいいわけです。ですから、もっと前から赤本を手に入れて対策をするべき、ということなのんです。
僕の経験上、高2の秋~高3の夏までの間に第一志望校の赤本を持っていて合格しなかった生徒は、ほんのわずかだと感じています。それくらい、赤本をやることは大切なことなのです。
下に赤本のリンクをしておきますので、のぞいてみてください!
共通テスト問題研究も赤本があります!傾向と対策方法が具体的に解説されています。
各大学の過去問はコチラから!大学によって、色々出ていますのでご覧ください。
赤本は、最終的には「お守り」みたいになります。つまり、合格祈願ですよね。
早い段階で赤本を手に入れて、常に持ち運んで傾向と対策を頭の中に記憶しておきましょう!入試当日まで持っていくことでしょう!
他にも成果が上がった厳選参考書を紹介しています!英語の参考書に迷っていたら以下のリンク先の記事をご覧ください。
✅英語の参考書や問題集に迷っていたらコレ!成果が上がったおすすめの大学受験英語の厳選された1冊!
>>【大学受験英語】成果が実証された単語・文法・読解の1冊の参考書!
【大学受験】過去問の最も効果がでるやり方
続いては「過去問の最も効果が出るやり方」について解説していきます。
こちらも先に結論をまとめます。
【大学受験】過去問の最も効果がでるやり方
・試験当日と全く同じ時間割で全科目解く
・自己採点と分析をする
・出題傾向にあった対策を計画し実行する
これが、最も効果的な赤本、過去問のやり方です。こちらも、1つ1つ詳しく解説をしていきます。
試験当日と全く同じ時間割で全科目解く
まずは「試験当日と全く同じ時間割で全科目解く」ということについて解説します。
これは非常に重要なことで、入試当日のことを具体的にイメージすることができます。
試験開始は何時か、どういう科目の順番で試験があるのか、全科目一気に解くとどういう状況になるのか、などがハッキリとわかるからです。
つまり「一人受験」をやるわけです。
この経験が、実際の入試当日で確実にプラスに働きます。案外、こういった入試当日を想定した演習を積んでいない高校生が多いのです。
当日の心境や状況、そして、環境も学校や家ではなく、見知らぬところで実施することで、よりリアルにそれを体感できるでしょう。
時間のある土日に、行ったことのない場所の図書館などで「一人受験」をやってみてください。
自己採点と分析をする
一人受験をやったら、次にやるのが自己採点と分析です。
自己採点は「実際の入試の点数」が出せると思いますが、たいていは「配点」が書かれていません。ですので正答率で判断するのが良いでしょう。
自己採点が済んだら「間違えたところの反省」よりも「傾向をつかむための分析」に力を入れましょう。
・どういった出題傾向か
・問題量と時間配分はどうか
・今後の勉強の方針はどうするか
こういうことを挙げていき、今後の勉強計画を策定していきましょう!間違えた反省はしてもいいですが、簡単でOK。一度出た問題は二度と出ません。
しかし、出題傾向はほぼ不変の事実なので、それをつかんで、傾向に沿った対策をすることで合格率を高めるのです!
出題傾向にあった対策を計画し実行する
出題傾向にあった対策をして計画を実行していく、について解説します。
まず出題傾向ですが、どういった観点で傾向をつかめば良いかをまとめます。
具体的な傾向(テーマ)の掴み方
・英語長文のテーマ ・数学や理科の頻出単元 ・設問の出され方 ・マークか記述か ・歴史の頻出の時代 ・時間配分
こういったことを調べ尽くして対策に充ててください。
前章でも述べた通り、合格最低点がとりあえずの目標となりますので、得点比率や出題傾向を分析して傾向にあった対策を十分に考えていきましょう!
赤本に書かれている内容は熟読することをおすすめします!
【大学受験】過去問のやり方!いつから?何年分? まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は大学受験に関する「過去問」についての効果的なやり方を解説してきました。いつから始めて、どれくらいやるか、何年分やるかを具体的にしました。また、どうやって過去問を解くかも解説してあります。
もう一度、解説してきたものをまとめますので、これからの勉強計画に役立ててください!
いつから過去問を解くの?
・大学受験の過去問は、高3の夏には始めましょう!
・何年分やるかは、第一志望校は5年以上やりましょう!
これでしたね。一応もう一度、赤本をリンクを貼っておきます。
共通テスト問題研究も赤本があります!傾向と対策方法が具体的に解説されています。
各大学の過去問はコチラから!大学によって、色々出ていますのでご覧ください。
そして、赤本のやり方のまとめです。
過去問の最も効果がでるやり方
・試験当日と全く同じ時間割で全科目解く
・自己採点と分析をする
・出題傾向にあった対策を計画し実行する
これらをしっかりと守って受験勉強に励んでください!忘れそうならば、今すぐこの記事をブックマークしておきましょう!
それでは、皆さんのご武運をお祈りしております!
最後までご覧いただきましてありがとうございました!他にも色々な大学受験の記事を書いていますので、リンク先の記事で興味があれば、ぜひご覧ください!