予備校で講師&学習アドバイザーをしている冒険者です。教育系ブロガーとして冒険者ブログを運営しています。
今回は「算数と読書の関係とは?本を読むと算数が伸びるのは本当です!」という内容を解説していきます。
算数は計算で、国語が読書でしょ!?と思っている人は多いと思います。でも、最新の研究では読書によって数学の力が圧倒的に伸びることが分かってきました!
ベネッセコーポレーションは「進研ゼミ」などを使って電子書籍サービス(約1000冊無料読み放題)を提供していますが、これらの教材の利用データから読書量と学力の関係を導き出したデータがあります!
そこで見えてきた読書と数学の関係について、現役予備校講師が解説をしていきます!
・数学を伸ばすのに読書をする!って本当?
・読書をすることで、なぜ数学が伸びるの?
・効果絶大なら子供に読書をさせたい!
こんな疑問や要望にお応えします!このような有益な情報は、予備校に通ったって教えてくれません!ぜひ最後までご覧ください!
それではさっそくいってみましょう!
【算数と読書の関係とは?】本を読むと算数が伸びるのは本当です!
ではさっそくですが「算数と読書の関係とは?本を読むと算数が伸びるのは本当です!」ということについて詳しく説明をしていきます。
ここで解説する内容は次の3点です!
本を読む人は算数が得意!
①読書量が多いと国語より算数が伸びます!
②色んなテーマの本を読むと算数が伸びます!
③小学校低学年までに読書習慣があると算数が伸びます!
ということです。これは、僕が指導する予備校でも生徒や保護者に教えていることです。
「国語が得意な生徒は5教科満遍なくできる生徒が多い!」と断言します。算数や理科だけ突出してできている生徒をよく見かけますが、たいてい英語や国語が苦手です。
でも。国語が突出してできている生徒で他があまりできずバランスが悪い生徒は、ほぼ皆無にちかいです!
そういった根拠も実感しながら上記の3つについて、僕なりに分析した詳細をまとめていきます!
読書量が多いと国語より算数が伸びる!
まずは「読書量が多いと国語より算数が伸びる」ということです。
これはベネッセの進研ゼミチャレンジタッチに搭載された「電子書籍データ」を元に収集したものです。詳しくはコチラをご覧ください。そこから引用した図表が下にあるものです。
この図表からも分かる通り、本をたくさん読んでいる生徒の偏差値の上昇度を見ると、一目瞭然で「算数が圧倒的に伸びている!」ということがわかります。
教え子も本好きな子ほどオールマイティに学力が高い傾向があったね。本を読むのは大切だよ!
ベネッセの進研ゼミは「電子書籍1000冊読み放題」なので、子供がいる人にとっては最高の学びになるはずですね。興味のある方は下のリンクからどうぞ。
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>>【進研ゼミ小学講座】
色んなテーマの本を読むと算数が伸びる!
続いては「色んなテーマの本を読むと算数が伸びる!」について解説をします。
一つのジャンルに絞った特化型の読書よりも、多種多様なテーマを読んでいく方が数学が伸びることが分かっています。
偏った知識しかないと、論理的な思考に発展させることは難しい!より緻密な論理を考えるには知識の豊富さが重要!
例えば、ロボットが好きな子供がプログラミング学習に絞って勉強を進めると自分が入力した通りに動くロボットを作れるかもしれません。でも、生き物を扱う分野では思い通りにならないことに困惑することでしょう。
つまり、1つの物事にとらわれる過ぎてしまうと、うまくいかなかった時に思考停止に陥ります。ですから、物事は単純明快なことから複雑な事象まで、あらゆる物事が存在することを読書によって知っていった方が、より論理的に考えられる!ということです。
小学校低学年までに読書習慣があると算数が伸びる!
そして最後は「小学生低学年までに読書習慣があると算数が伸びる!」ということです。
これは違う記事でも紹介しています。勉強や英語をやらせるよりも、外で遊び読書をした方が将来的には賢く育つ!ということを解説しています。
実際に、東大に入った学生のうち「読書習慣が幼い頃からあった」という人がほとんど。また読書の他に、体を使って遊ぶことが学力向上につながることも、知れた情報です。
小学校低学年までは興味があるものを勧めたい!図鑑は最高の学びです!
本を読むこと、特に図鑑を読む子供は、賢くなる傾向にありますね!東大生の愛読書には「図鑑」が挙げられることがあります。図鑑について記事はコチラをご覧ください
読書習慣は幼い頃に身につかないと、大人になってから身につけようとしても、なかなか習慣にはなりません。本を読んで知識を身につける喜びや、読書から想像を掻き立てられる経験をしていないと、本を読もうという気になれないのです。
学力が高い子の特徴をまとめた記事に本を読む重要性が書かれていますので、興味があれば参考にしてみてください。
【算数と読書の関係】学力を上げるために子供に読書をさせるコツ!
ここからは「学力を上げるために子供に読書をさせるコツ!」について解説をします。
さっそくですが、そのコツをまとめます!
学力を上げるために子供に読書をさせるコツ
①家族で本を読む時間を習慣にする
②塾に入れるより、月に5冊以上の本を与える
③子供のレベルに合わせた本を選ぶ
この3つです。これらを1つ1つ詳しくみていきましょう!
家族で本を読む時間を習慣にする
まず1つ目のコツは「家族で本を読む時間を習慣にする」ですね。時間を作る、ではなく、時間を習慣にする!
家族のルールで夜の20時~21時は読書の時間!といった具合に決めてしまい、習慣にしましょう。
「これから本を読むぞ~!」と意気込んでも3日坊主で終わってしまい、習慣にならなければ数学の力だけでなく、学力は伸びませんね。
家族みんなで習慣にできるように工夫してみてください!
思い切って家族のルールに読書を組み込もう!大人も読書すれば賢くなりますから!
塾に入れるより、月に5冊以上本を与える
次のコツは「塾に入れるより、月に5冊以上本を与える」ということです。
小学生の塾代は、およそ5000円~10000円です。塾に入れて学力を上げる効果と、本を与えて学力を上げる効果は、個人的には「本を与えた方がよっぽど効果が高い!」と感じています。
つまり、塾代をそのまま本代にする!ということ。10000円もあれば、図鑑でも5冊程度変えるでしょう。毎月5冊の本を買ってもっている子供は、塾に行く子より幸せ!と感じませんか?
予備校講師の僕が言うのも変ですが、塾は受験対策をする場所。小学校低学年から受験対策は必要ありません。ですから、小学校3年生まではおうちで読書させたり、体を動かして外で遊んだほうが良いです!
下にリンクした記事は「10歳までは読書と運動」の効果について書いた記事です!参考にどうぞ。
子どものレベルに合わせた本を選ぶ
そして最後のコツは「子どものレベルに合わせた本を選ぶ」ということです。
「子どものレベル」というのは年齢やその分野の知識量など、子供が読んでストレスを感じないもの!ということですね。
図鑑でも簡単すぎたり難しすぎたりすると、飽きて読まなくなる可能性もあります。
また、絵本も単純に楽しい、悲しいといった感覚だけではなく、その内容に共感したり感動したりできるようなものを選ぶ、ということですね。
子供が良く選ぶ本と、親が子供に読ませたい本と、両方あると良いでしょう。ぜひ、子供と一緒に図書館や本屋へ出かけてみてください!
【算数と読書の関係とは?】本を読むと算数が伸びるのは本当です! まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は「算数と読書の関係とは?本を読むと算数が伸びるのは本当です!」という内容をまとめてきました。
やっぱり、本を読むことは子供でも、大人でも賢くなる条件なのですね。
ぜひ家族で読書をする時間を作ってみてください!最後にもう一度、この記事のまとめをします!
本を読む人は数学が得意!
①読書量が多いと国語より数学が伸びます!
②色んなテーマの本を読むと数学が伸びます!
③小学校低学年までに読書習慣があると数学が伸びます!
学力を上げるために子供に読書をさせるコツ
①家族で本を読む時間を習慣にする
②塾に入れるより、月に5冊以上の本を与える
③子供のレベルに合わせた本を選ぶ
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。他にも色々な教育関連の記事を書いていますので、リンク先の記事で興味があれば、ぜひご覧ください!