予備校で講師&学習アドバイザーをしている冒険者です。教育系ブロガーとして冒険者ブログを運営しています。
講師歴15年以上、小学生から大学受験まで幅広く指導!延べ10000人以上の親や生徒を指導した経験から、教育関連の有益な情報を発信中です!
今回は「中学生の親!できることは何?どうしたら勉強する?と悩んだ親へ!」という内容を書いていきます。
冒険者さん!うちの中学生の子供が全然勉強しなくて困っています!行ける高校もこのままだと選べなくなるのでは?と思っています。どうすればいいですか?
思春期の中学生の子供を持つ親の悩みで、本当によくある質問です。
どうすれば勉強するようになるか?親としてできることはないか?これらの質問は、受験生の親だけではなくて、中学生低学年の親からも質問を受けます!
中学生の親として、子供が勉強するようになるのであれば、心の底から協力してあげたい!という想いは、どの親も共通の気持ちですね!
そこで今回は・・・
・中学生の親として、子供の勉強のためにできることは何?
・どうしたら進んで勉強するようになる?
・中学生の子供を理解してあげたい!
こんな疑問や要望にお応えします!
この記事を最後まで読めば、中学生を持つ親として子供にどう接すれば良いか、できることは何か、勉強をさせるための親の行動がわかります!
ぜひ最後までご覧ください!それではさっそくいってみましょう!
【中学生の親】どうしたら子供が勉強するのか?と悩んだ親がやるべきこと!
それでは「中学生の親!できることは何?どうしたら勉強する?と悩んだ親へ」という内容を解説していきます。
さっそくですが、中学生の親ができることをまとめました!
【中学生の親ができること】
①勉強できる環境を整えてあげる
②自己肯定感を高める
③塾や家庭教師をつけてあげる
④本屋で問題集を買ってあげる
⑤生活リズムを整えてあげる
この5つになります。
僕がこれまで指導してきた中学生とその親向けにアドバイスした内容のうち、もっとも効果的だった5つを紹介しています!
それでは1つ1つ詳しく見ていきましょう!
中学生の親ができること①「勉強できる環境を整えてあげる」
中学生の親ができることの1つ目は「勉強できる環境を整えてあげる」ことです。
勉強ができる環境を整えてあげるのは、親の役割です。環境づくりは、家庭全体で協力していくことが大切です。
【親ができる環境を整えること】
・勉強に集中できるように、静かで心地の良い空間を作ってあげること!
勉強に集中するためには「適度な雑音とキレイな空気」が大切です。
人は無音よりも、多少の生活音や雨や風の音といった自然音があった方が集中できます。また、キレイな空気も集中力を途切れさせないようにするためには必須です。
子供の勉強できる環境は「家庭」が大事。家で勉強できる子とできない子では、学力に相当な差ができます!別記事で「自宅学習の最大化」を書いていますので参考にして下さい。
中学生の親ができること②「自己肯定感を高める」
勉強をさせるために親ができることの2つ目は「自己肯定感を高める」ということです。
自己肯定感とは「ありのままの自分を受け入れる感覚」のことで、勉強ができる子供は自己肯定感も高い傾向にあります!
【子供の自己肯定感を高める】
・自己肯定感が高い子は自立心が高く、自信にも満ちているため、勉強を継続して努力することができる!
自己肯定感は簡単には高くなりません。長い時間をかけてじっくりと高めていくものです。
過去の記事で「自立する子供の育て方」を書いていますが、自己肯定感は単純に褒めるだけでは高くなりません。
子供が安心して生活できて、やりたいことを応援してもらい、失敗しては反省ができる、それを親が温かく見守る!ということを続けるのです。
自己肯定感は子供の生きる力に直結しますので、ぜひ、子供の自己肯定感をチェックしてみて下さい!
子供の自己肯定感や自立心は勉強において、とても重要なんですね。他の子育ての記事も参考にしてみます!
中学生の親ができること③「塾や家庭教師をつけてあげる」
中学生の親ができることの3つ目は「塾や家庭教師をつけてあげる」ことです。
勉強をやらせたい、もっと勉強を頑張ってほしい!といった場合には、多少の強制力が必要です。
その手段として塾や家庭教師は有効な手段になります。
【塾や家庭教師をつけること】
・強制力があり、少なくとも塾や家庭教師に行っている時間は勉強してくれる、という親の安心感を得ることができる!
親が子供の勉強に協力できることとしては、一番手っ取り早い方法ですね。
ここでのおすすめは「オンライン家庭教師」です。送迎も不要、家庭教師の先生が家にあがる面倒なこともない!
おすすめのオンライン家庭教師を紹介した記事をリンクしましたので、コチラも参考にどうぞ!
中学生の親ができること④「本屋で問題集を買ってあげる」
そして「本屋で問題集を買ってあげる」ことも、中学生の親ができることの1つです。
子供は知的好奇心のかたまり。どんな子供でも「学びたい!」という気持ちがあります。中学生であれば、テストの点数を伸ばしたい!と思わない子供はいないでしょう!
そこで、本屋に連れて行き子供に問題集を選ばせて買ってあげることは、非常におすすめです。
【問題集を子供自身が選ぶこと】
・問題集を自分で選んだ場合は、親が選んで買ってあげた場合に比べて、その問題集をしっかりとやる可能性が高い!
自分で「これが良い」と思って選んだものは、責任が伴います。自分が選んだのだから、最後までやり切ろう!と思って勉強します。
ですから、子供を本屋へ連れて行き「一緒に問題集を選ぼう」といってあげてください!たったそれだけで、勉強するようになりますよ!
勉強の問題集ではなくても、単純に本を買ってあげるのも良いですね。文字を読む、考えて理解する、という読書の行為は学力を伸ばしますからね!
中学生の親ができること⑤「生活のリズムを整えてあげる」
中学生の親が勉強をさせるためにできることの最後は「生活リズムを整えてあげる」ことです。
生活リズムは学力の根底にあるもっとも重要なことです。集中力や持続力に非常に影響します。
【生活リズムを整える】
・心も体も安定した状態が作れ、勉強に必要な集中力が持続しやすい!
生活のリズムは親がしっかりと手綱を握ってほしいです。特に朝起きる時間を一定に保つことが大切です。
朝起きる時間が不規則だと体がいつ起きて良いかコントロールしにくくなり疲れが溜まります。
起きる時間を一定にして、平日も休日もなるべく同じ時間に活動を始める生活リズムを保ちましょう!
冒険者さん!勉強する環境や自己肯定感、そして生活についてまで教えて頂いて助かりました!ありがとうございます!
【中学生の親】これはダメ!やってはいけないこと厳選3選!
それでは続いては「中学生の親!これはダメ!やってはいけないこと厳選3選!」について紹介していきます。
さっそくですが、中学生の親がやってはいけないこと3つをまとめます!
【中学生の親がやってはいけないこと】
①過干渉と無関心
②比較と否定
③親の知識の押し売り
この3つです。ついつい、やりがち言いがちなことですので、チェックしてみて下さい!
それでは1つ1つ詳しくまとめます。
やってはいけないこと①「過干渉と無関心」
中学生の親がやってはいけないことの1つ目は「過干渉と無関心」です。
過干渉は子供の勉強に関わり過ぎること、無関心はその逆で全く関わらないことです。両極端ですが、実は多くの親が知らぬ間にやりがちなのです。
【親の過干渉】
・勉強を親が教えている
・塾や問題集を親主導で選んでいる
・三者面談で親がよく喋る
【親の無関心】
・テスト日程を把握していない
・苦手科目や得意科目を把握していない
・進学先の情報を集めていない
このような状態になっていたら注意してください。ここでは詳細は書きませんが、適度に子供の勉強や進学に関わることが大切です!
やってはいけないこと②「比較と否定」
中学生の親が子供に言ってはいけないことの2つ目は「比較と否定」です。
子供がもっともやる気をなくす親の言葉が「比較されること」「否定されること」です。やる気だけではなくて、自信もなくし自己肯定感も下げます。
【言いがちな比較の言葉】
・お兄ちゃんはもっと〇〇だったよ!
・お友達の〇〇ちゃんは頭が良いからね~!
・お母さんが子供の頃は○点なんて取ったことない!
【言いがちな否定の言葉】
・どうしてこんなこともできないの?
・〇〇高校に入るなんて、今のままでは絶対無理!
・高校行くのやめて働きなさい!
こうした言葉は、僕の予備校での三者面談でもよく聞くフレーズです。親が少し感情的になった場合に出てきやすいので、注意が必要です!
やってはいけないこと③「親の知識を押し売り」
中学生の親のこれはやってはダメなことの最後は「親の知識の押し売り」です。
親の子供の頃にうまくいった勉強方法や、自分はこうやって点数を上げた!という経験がある人にありがちなパターンが知識の押し売りです。
【親の知識の押し売り】
・自分の中学生の頃は単語だけやれば英語はできたぞ!
・歴史は教科書だけで十分覚えられるはずだ!
・数学は計算ミスなんてしたことない!
と、こんな感じですね。過去は美化されやすく、武勇伝になってしまいます。
親の頃の教育方針やテスト問題の作問の方針と、今の方針はかなり違っていることがあります。そして、親は教育のプロではないですね?
ですから、安易に子供に勉強法などのアドバイスをすることは注意が必要なのです。
普段、無意識的に言ってしまっている言葉や行動を、もう一度振り返ってみるのも良いかもしれませんね。
【中学生の親】どうしたら子供が勉強するのか?と悩んだ親がやるべきこと!まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は「中学生の親!できることは何?どうしたら勉強する?と悩んだ親へ」という内容を書いてきました。
思春期の中学生への声掛けや勉強の接し方は、非常に難しいことが多いです。ここでまとめた内容は、これまでの指導の中でうまくいった例や、成果が出た例をあげています。
最後にここで紹介した親ができること、親がやってはいけないことについて、もう一度まとめます。ぜひ、日々の子供との接し方について参考にしてみて下さい!
【中学生の親ができること】
①環境を整えてあげる
②自己肯定感を高める
③塾や家庭教師をつけてあげる
④本屋で問題集を買ってあげる
⑤生活リズムを整えてあげる
【中学生の親がやってはいけないこと】
①過干渉と無関心
②比較と否定
③親の知識の押し売り
最後までご覧いただきましてありがとうございました!他にも色々な大学受験に関する記事を書いていますので、リンク先の記事で興味がありましたら、ぜひご覧ください!
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冒険者さん、ありがとうございました!今回も勉強になりました!また、LINEで色々と質問させてくださいね!