予備校で講師&学習アドバイザーをしている冒険者です。教育系ブロガーとして冒険者ブログを運営しています。
講師歴15年以上、小学生から大学受験まで幅広く指導!延べ10000人以上の親や生徒を指導した経験から、教育関連の有益な情報を発信中です!
予備校で講師をしていると「こういう子は伸びるなぁ~」とか「この子はなかなか大変だぞ!」という感覚を覚えることがあります。
勿論、講師の仕事は生徒の成績をいかに上げていくか、なのでそこの注力するのですが、どうしてもその子の明るい未来が見えてこない場合があるのです。
そこで今回は・・・
・塾に入れて成果が上がる子供の特徴ってあるの?
・自分の子供がどの形態の塾が向いているの?
・特徴に当てはまらなければ塾には入れない方がいい?
といった疑問や要望にお応えしていきます!
小学生から中学生、高校生を指導し、中学受験や高校受験、そして大学受験について実績を残してきた予備校講師の僕が、肌で感じた塾に入って効果が上がる子供の特徴と、子供に合った塾に携帯について解説していきます!
ぜひ最後までご覧ください!ではさっそくいってみましょう!
塾に入ると成績が上がる小学生・中学生の5つの特徴
それでは「塾に入ると効果が上がる子供の特徴」について解説をしていきます。
家庭や学校ではなく「学習塾・進学塾」に入ることで、成績が伸びていく小学生、中学生の特徴をまとめます。
塾に入ると効果が上がる子供の5つの特徴
①知的好奇心が高い子
②目標を持っている子
③教科書レベルを超えている子
④計画的に勉強ができる子
⑤勉強習慣が全くない子
この5つが、塾に入ると効果が上がる子供の特徴です。
これらを1つ1つ詳細を解説していきます。
知的好奇心が高い子供
まずは知的好奇心が高い子についてです。
知的好奇心とは
「芸術、文化、知識、スキルなどに興味を持ち、それについて自ら調べようとする心のこと」
知的好奇心が高い、というのは学力が高い子供の特徴の一つです。学問に対して「なぜ?」を繰り返すため、教えれば教えるほど知識が身についていきます。
日頃から「○○って何でそうなるの?」や「どうして○○なの?」と聞いてくる子供が、知的好奇心が高い証拠になります。
ですから、塾に入ればそういった知的好奇心をくすぶる授業が待っているので子供は絶対に楽しいと思います!
ただし、ここでの注意は「答えをすぐに聞きたがるのを知的好奇心と勘違いしないこと」ですね。それは、深く知りたいのではなく、今目の前の問題を早く終わらせたいだけです。
目標を持っている子
次に目標を持っている子について解説していきます。目標というのは本当に何でも良いのです。
学習における目標の例
・次のテストで80点以上取りたい
・次のテストで10位以内に入りたい
・○○高校に入りたい
・○○君に勝ちたい
といった具合に、目標は学習意欲、つまりやる気につながります。さらに、勉強をする目的を持っているのと同じになるので、勉強をする理由を明確にしているのです。
大きな目標として志望校があると思いますが、それを一途にずっと目標を持ち続けてやる気を維持するのは大変です。とにかく、「目先の・明確な・手の届く」目標を持つことが重要です。
ですので、自然に塾へ行く目的を持つようになり、なりたい自分へ自分の足で確実に進んでいくでしょう!
教科書レベルを超えている子
そして教科書レベルを超えている子についてです。
これは言うまでもなくハイレベルな学力を持っている場合で、学校の授業が簡単で楽にこなせている場合は、よりレベルの高い発展的な内容を扱える塾が有効になります。
教科書レベルを超えている子
・毎回のテストで9割以上取れる
・宿題があっという間に終わってしまう
・学年で上位10%に入っている
こういう子共は自分と同じくらいの学力が揃う塾へ行き、世の中にはもっとすごい友達がいる!と感じることで、より高みを目指せるようになります。
学校では上位なのでチヤホヤされますが、塾では「気を抜くと負ける」というようなモチベーションが生まれ視野が広がります。
自分と同じレベルの環境に身を投じることで、子供が「範囲の広い中での自分の位置」を知ることができるでしょう!
計画的に勉強ができる子
計画的に勉強ができる子も、塾に入ると効果が上がる子供の大きな特徴です。
計画的に勉強ができる子は、塾からの宿題も学校からの宿題もしっかりと自分のペースを決めてやろうとします。ですから、塾に入ればおのずと学習量が増えて効果が上がるのですね。
計画的に勉強ができる子
・期限までに何をどれくらやればいいかを考えられる子
・出されたものは必ず全部やる子
・とにかく真面目で言うことを聞く子
何とも学生の鏡、みたいな生徒像ですが、実際にこういう生徒はいます。課題を忘れたことがない子供ですね。
小学校低学年では親が管理し、宿題を忘れずにやれる子供は多いですが、高学年から中学生ともなると「ずる賢さ」を覚えます。何となくお分かりですかね。
勉強習慣が全くない子
最後に勉強習慣が全くない子について解説します。
何かこれまでとは逆で否定的な感じがしますが、勉強習慣が全くない子が塾に入ると成績が上がるのです。
勉強習慣が全くない子が塾で成績が上がる理由
・単純に勉強する時間が少なく、量が増えることで効果が上がる
・勉強の仕方をまで教わるので、効果が上がる
こういった理由から、勉強習慣がない子はすぐに成果がでます。
ただ注意点としては「一瞬だけ伸びるが、そこから勉強習慣が身につかなければ、すぐに落ちる」ですね。
塾や予備校へ行くメリット&デメリット、通う理由とは?
ここまでは塾に入ると成績が上がる子供の特徴を書いてきました。ここからは、塾の種類と学習効果を見ていきましょう。
まずは、塾の種類とその効果を簡単にまとめます。
塾や予備校へ行くメリットと理由とは?
①集団授業塾⇒周りから刺激を受けられる
②個別指導塾⇒自分のペースで受けられる
③映像授業型塾⇒いつでも受けられる
これが大きな塾の種類と、それによって得られる効果です。では一つ一つ見ていきましょう!
集団指導塾のメリットとデメリット
まずは集団授業塾について、向いている子、向いていない子の特徴をまとめます。
集団授業は子供によっては大きく影響を与えることがありますが、効果がない子は「いるだけ状態」と向き不向きが極端に表れます。
集団授業に向いている子供
・積極的に質問しようとするタイプ
・負けず嫌いなタイプ
・人の話が聴けるタイプ
集団授業には向いていない子供
・自分のペースを乱されたくないタイプ
・周りよりも自分と向き合うタイプ
・全体に話をしていると聴けないタイプ
このようなタイプが集団授業に向き不向きの性格です。
学校は集団授業なので「塾の集団授業は合わない」ということは、学校の授業自体が合わないことになりますので、子供にちゃんと話を聞いて判断した方がいいですね。
僕自身の経験で、僕が授業している時に「集中力が切れる子」「話が聴けない子」「指示が守れない子」は、確実に学校の授業でもそうなっているという結果が出ています。
集団授業は、本当に効果がある子とない子で分かれますね。
個別指導塾のメリットとデメリット
続いては個別指導塾についてです。
個別指導塾に関しては、合う合わないはほぼありません。全員が合う!と言います。まれに、先生と合わない、ということはありますが、個別指導自体が合わないわけではありません。
ここで個別指導と集団授業は比較されますので、その比較をまとめてみました。
集団授業のメリット
・料金が個別に比べ安い
・複数科目を見てもらえる
・通塾回数が多く、学習量が確保できる
個別指導のメリット
・担当講師と合えば楽しく学習できる
・自分専用の先生と参考書を用意してもらえる
・最近の個別指導は「自習室完備」が多い
このようになります。ひと昔前までは、圧倒的に集団授業でした。しかし、一人一人の異なるニーズに対応するために個別指導が人気になってきていることは間違いありません。
キメの細かい指導がしっかりできる個別指導の先生と巡り合えたら、成績も向上するでしょう!
映像授業型塾のメリットとデメリット
最後に、主流となりつつある映像授業型塾についてまとめます。
オンライン授業が始まってから、映像授業の需要が急激に伸びています。塾に通わなくても自宅で見れたり、システムがしっかり構築されている塾では手厚い学習サポートを受けることもできます。
映像授業型塾のメリット
・自宅でオンライン授業を受けることができる
・料金も集団授業より安い場合がある
・いつでも受けられ、授業の振替も可能
これが映像授業型塾のメリットです。もちろんデメリットの部分もありますが、最近の大手予備校はこぞって映像授業を取り入れています。
きちんとしたシステムさえ構築されていれば、映像授業は間違いなく今後も発展するコンテンツになっていくでしょう。
集団授業や個別指導にはない、新しい学習の機会を与えられそうです。
塾に入ると成績が上がる小学生&中学生の特徴 まとめ
いかがでしたでしょうか?
塾に入ると確実に成績が上がる子供の特徴を5つ紹介してきました。
僕はこれまで10000人という生徒数を指導してきた実績がありますが、塾の効果は子供の特徴によって大きく変わることを、教師人生で痛感しているところです。
向き不向きはあって当然です。塾に入れば全員が成績が上がればそれに越したことはありませんが、現実問題はそうではないのです。
ですから、少しでも子供たちに学習環境でより良い選択ができればと思い、この記事を書いております。参考にして頂ければ幸いです。
最後までご覧いただきましてありがとうございました!他にも色々な教育関連の記事を書いていますので、リンク先の記事で興味があれば、ぜひご覧ください!