予備校で講師&学習アドバイザーをしている冒険者です。教育系ブロガーとして冒険者ブログを運営しています。
講師歴15年以上、小学生から大学受験まで幅広く指導!延べ10000人以上の親や生徒を指導した経験から、教育関連の有益な情報を発信中です!
今回は「大学受験!2025年から新課程!共通テストの変更点のまとめ!」という内容を解説していきます。
冒険者さん!2025年以降の新課程の変更点が知りたいです!自分が受験するときに、何がどうなるのか、そしてどんな対策が必要なのか、詳しく教えてください!
2025年から大学受験が大きく変わります。2021年度大学入試から「センター試験」に変わり「共通テスト」が導入されました。
それから4年後、また大学入試が大きく変わろうとしています!
大学受験で成功する人は「情報」に敏感です。常に最新の情報を得て、自分がこれからどんな対策をすれば良いのか、しっかりと考えて勉強の計画を立てられるようにしていこう!
ということで、今回の内容は・・・
・2025年からの大学受験の新課程の変更点は?
・具体的に何をどう勉強すれば良いの?
・最新の大学入試の情報が知りたい!
こんな疑問や要望にお応えします!この記事を最後まで読めば、2025年から始まる新課程の大きな変更点がしれると同時に、具体的な入試対策の勉強方法や最新の情報をゲットすることができます!
ぜひ最後までご覧ください!それではさっそくいってみましょう!
【大学受験】2025年から新課程!共通テストの変更点のまとめ!
それでは「大学受験!2025年から新課程!共通テストの変更点のまとめ!」について解説していきます。
さっそくですが、新課程の共通テストの変更点をまとめました。
【新課程共テの変更点】
①共通テストで情報Ⅰが必須科目
②共通テスト数学は文系でも数学Cが必須科目
③地歴公民の選択が大きく変更
④共テの試験時間の変更
⑤共テの時間割の変更
という感じです。こうして並べてみると、かなり大きな変更がありますね。
それでは1つ1つ詳しく見ていきましょう!
共通テスト新課程の変更点①情報Ⅰが必須科目
それでは共通テスト新課程の変更点の1つ目です。「情報Ⅰが必須科目」となりました。
選択できる、ではなく、必須です!
つまり、2022年から高校1年生に上がった生徒は情報Ⅰの授業を受け、共通テスト情報に対する対策をしていかなければならない、ということになります。
各大学が共通テストの配点をどれくらいに設定するかは、まだ未定です。ただ、予測としては100点分になるのでは?という感じです。
ですから、これまでの共通テストは900点満点(5教科7科目)だったのに対して、2025年度新課程からは1000点満点(6教科8科目)になる!と予想されます。
もしそうであったら情報の得点比率は「100点/1000点=10%」なので、それなりに影響は出そうですね。
2022年以降に高校に入学される生徒は、しっかりと共通テスト情報の対策をした方が良さそうです!
共通テスト情報Ⅰについて、学校でもだんだん勉強が進んでいます!情報Ⅰは難しいですが、楽しい科目だな~って思います!
共通テスト新課程の変更点②文系でも数学Cが必須科目
共通テスト新課程の変更点2つ目は「文系でも数学Cが必須科目」となることです。
数学の単元が、2025年度の共通テストの出題範囲から「増えたり、減ったり、移行たり」しています。
単元名を色々と上げて説明するとわかりにくくなるので、結局どうなるか?だけを簡単にまとめると・・・
【新課程の数学のまとめ】
・文系は1単元分の負担増!
・統計やデータ、数学的な考え方が増加!
・期待値や行列といった内容が復活!
と、こんな感じです。つまり、数学が嫌いな人にとっては本当に酷な話しなのです!かなり負担が増えます!
文系の国公立志望者は共通テスト数学は必須ですし、難関国公立大学ともなれば、2次試験で数学を使うことも多いので、相当な負担が増えることがわかりますね。
もちろん、理系でも習う内容が多少増えますので、これまでよりも負担が増したことになります。
いずれにしても、2025年度の入試に向けては、数学における勉強量を増やしていかなければならない!ということなんですね。
共通テスト新課程の変更点③地歴公民の選択科目が変更
続いての大きな変更点は「地歴公民の選択科目が変更」ということです。
これまでは地歴(日本史・世界史・地理から1つ)と公民(現代社会・倫理・政治経済・倫政から1つ)を選べました。
でも、2025年度からは選択の幅がかなり広がります。
特に、文系は1科目の日本史・世界史・地理から一つ、2科目に公共+倫理or政経という組み合わせの他に「公共+地理総合」「公共+歴史総合」ということも可能です。
さらに「歴史総合+地理総合+公共+倫理or政経」という組み合わせも可能になり、選択の幅が増えました。
これほど選択肢が増えたとしても、大きな路線は変わらないと考えられます。そこで、最も多い選択肢の例を、以下にまとめておきます。
【文系の最も多い選択肢】
・日本史+公共倫理(or公共政経)
・世界史+公共倫理(or公共政経)
共通テストの科目選択は大学ごとに決められます。ですから、選択によっては受験できない大学も出てきてしまうこともあります。
まだ正式な発表がないので何とも言えませんが、これまでの入試よりも地歴公民は選択の幅が増えたのは間違いないですね。
今まで通り、歴史+公民といった勉強で問題ないよ!でも、大学側がどういった選択をさせてくるか、そこだけ情報に注意しておこう!
共通テスト新課程の変更点④共通テストの試験時間の変更
2025年度大学入試の変更点の4つ目は「共通テストの試験時間の変更」です。
これまでの試験時間と比べ、以下の2科目で試験時間が変更になります!
【共通テストの試験時間が変更になる科目】
・国語:80分⇒90分
・数学ⅡB:60分⇒70分
と、国語と数学ⅡBが10分ずつ長くなります。
両科目とも、試験の量や問題文を複雑化して思考力を問う問題を作問する!とされています。
そのため、試験時間の延長に踏み切ったのでしょう。ちなみに、数学ⅠAはセンター試験から共通テストに変わった段階で60分⇒70分に変更になりました。
これ以上、試験時間が変わることはないとは思いますが、一応、英語の試験時間だけは注意して情報を得ていきます。
試験時間まで新課程の共通テストは変わるんですね。しかも、試験時間が長くなるってことは、難しくなるってことですよね!
共通テスト新課程の変更点⑤共通テストの時間割が変更
共通テスト新課程の変更点の5つ目は「共通テストの時間割が変更」ということです。
では、時間割はどうなるのでしょうか??それは・・・
【2025年度共通テストの時間割】
・2024年6月に発表予定
ということで、直前にならなければ発表にはなりません!
しかし、粗方、予測はできます。これはあくまで僕の予測。間違っていても責任はとりませんので、ご注意を。
試験科目 | 試験時間 | 配点 |
社会①(2科目受検者) | 9:30~10:30 | 100点 |
社会②(1科目受検者) | 10:40~11:40 | 100点 |
国語 | 13:00~14:30 | 200点 |
英語(リーディング) | 15:20~16:40 | 100点 |
英語(リスニング) | 17:20~18:20 | 100点 |
試験科目 | 試験時間 | 配点 |
理科①(理科基礎) | 9:30~10:30 | 100点 |
情報Ⅰ | 10:40~11:40 | 100点 |
数学①(数学Ⅰ・ⅠA) | 13:00~13:10 | 100点 |
数学②(数学Ⅱ・ⅡB) | 14:00~15:10 | 100点 |
理科②(2科目受検者) | 16:00~17:00 | 100点 |
理科②(1科目受検者) | 17:10~18:10 | 100点 |
新課程の共通テストの変更点である「情報Ⅰ」「数学と国語が10分延長」によることが、時間割に影響します。
これまでの時間割など、知りたい場合はコチラをご覧ください!
【大学受験】2025年から変更!新課程の共通テストの対策方法は?
それでは「大学受験!2025年から変更!新課程の共通テストの対策方法は?」について解説していきます。
こちらも先に結論からまとめます。
【新課程の共テ対策法】
・情報Ⅰは早めに習得する!
・数学の選択は絞っておく!
・国語は読解の演習量を増やしておく!
こんな感じですね。
新課程のことは、ほとんど公開されていません。しかし、共通テストの作問の方向性や、これまでの入試改革についての動向を見ていると、この3点に対する共テ対策は確実に必要になります!
それでは1つ1つ詳しく見ていきましょう!
共テ新課程の対策①情報Ⅰは早めに習得する!
共通テスト新課程の対策の方法1つ目は「情報Ⅰは早めに習得する」です。
情報Ⅰに関する問題は「知識」で解ける問題から、思考力やデータの分析に関する問題まで幅広く出題されています。
特に、問題文が長いため読解力や理解力がなければ解けない問題も多数あります。
ここで、情報Ⅰの問題に対応できる力を早いうちから身につけておくことは、共通テスト全体(思考力や長文読解、理解力を伴う問題への対応)にかかわるので、早めに情報Ⅰを習得しておくことが非常に重要です!
情報Ⅰの対策が、数学や国語、英語のグラフや表の英文読解にまで使える知識になることがあるからですね!
侮るなかれ!情報を制する者は受験を制する!かもしれませんね。直前期に情報Ⅰを対策しようとして間に合わなかった、なんてことないようにね。
共テ新課程の対策②数学B・Cの選択は予め絞っておく!
続いての共テ新課程の対策は「数学B・Cの選択は予め絞っておく!」ということです。
これは、理系にはあまりおすすめできない方法ですが、文系にはかなり有効な対策です。文系負担が増えたからこそ、効率的な勉強をすることが重要です。
数学B・Cの選択問題は、新課程の場合はこうなります!
【共テ新課程の数学B・Cの選択問題】
・数学B:数列・統計的な推測
・数学C:ベクトル・平面上の曲線と複素数平面
これら4分野から3分野を選択解答をする
このような感じですね。
ちなみに数学Aも選択問題が用意されていると考えられますが「整数の性質」という単元がカットされたため、多くの受験生は「場合の数・確率」「図形の性質」を選択することになりそうです。
やっぱり数学は大変そうですね。数学Bでも大変なのに、Cまであるなんて!トホホすぎます。
共テ新課程の対策③国語は読解の演習量を増やしておく!
そして共テ新課程の対策の3つ目は「国語は読解の演習量を増やしておく!」ということです。
共通テスト国語は80分の制限時間から90分に延長します。そのため、読解する量が増えることは明らかですね。おそらく現代文の比重が高くなるでしょう。
そのため、国語の対策としては「読解の演習量を増やす」ということが重要です。
10分間、試験時間が長いだけでページ数や語彙数にして、従来の1.2倍程度になるのでは?と予測しています。
国公立大学を目指す上では国語は文系も理系も大きな配点を占めているので、対策は欠かせませんね!
日本の教育を支える文科省が、どういう方向性で子供たちの学力を鍛えようとしているのか?それがわかると、共通テストの新課程の予測はしやすくなるんです。
【大学受験】2025年から新課程!共通テストの変更点と対策!まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は「大学受験!2025年から新課程!共通テストの変更点と対策!」についてまとめてきました。
大学受験は年々変わり続けていますが、2025年から始まる新課程は、センター試験が共通テストに変わった時と同じくらいのインパクトを持っています。
その全容はまだ明らかになっていませんが、この記事で説明したことは、ほぼ間違いないと予測しています。
しっかりと対策準備をして、新課程の最新の入試情報を得て、効果的で効率的な勉強に励んでください!
最後にもう一度、この記事で紹介した「新課程の変更点」と「新課程の共テ対策」についてまとめておきます!
【新課程共テの変更点】
①共通テストで情報Ⅰが必須科目
②共通テスト数学は文系でも数学Cが必須科目
③地歴公民の選択が大きく変更
④共テの試験時間の変更
⑤共テの時間割の変更
【新課程の共テ対策法】
・情報Ⅰは早めに習得する!
・数学の選択は絞っておく!
・国語は読解の演習量を増やしておく!
最後までご覧いただきましてありがとうございました!他にも色々な大学受験に関する記事を書いていますので、リンク先の記事で興味がありましたら、ぜひご覧ください!
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冒険者さん、ありがとうございました!今回も勉強になりました!また、LINEで色々と質問させてくださいね!