予備校で講師&学習アドバイザーをしている冒険者です。教育系ブロガーとして冒険者ブログを運営しています。
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今回は「高校受験!自分のレベル以下の偏差値が低い高校に行くとどうなる?」という内容を解説していきます。
冒険者さん!高校受験を控えた子供がいますが、無理をして上を目指させるか、一つ下の高校にい入ってトップを取った方がいいのか、判断に困っています。
高校受験をするのに「無理をしてでも上のレベルの高校に進学したい!」という気持ちと、「一つ下げてでも良いから無事に合格してトップにいたい!」という気持ち、本当に迷いますよね。
高校のレベルを上げる下げる問題は、僕もこれまで何度も相談を受けてきました。
ただ、大学受験指導に関わっていると、さらにこの問題に対する明確な回答ができるようになった気がします!
そこで今回は・・・
・高校受験は無理してでも上のレベルを目指したい!
・偏差値の低い高校に行くとどうなっちゃう?
・でもレベルの低い高校でトップを取れれば大丈夫?
こんな疑問や要望にお応えします!この記事を最後まで読めば、高校受験においてチャレンジすべきかレベルを落とすべきかどうか、未来に対するイメージを持ちながら後悔のない判断ができるようになります!
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ぜひ最後までご覧ください!それではさっそくいってみましょう!
【高校受験】自分のレベル以下の偏差値が低い高校に行くとどうなる?
それでは「高校受験!自分のレベル以下の偏差値が低い高校に行くとどうなる?」について解説していきます。
さっそくですが、どうなるのか?結論をまとめます。
【自分のレベル以下の高校へ行くメリット】
①レベルが低い高校ではトップを狙える
②勉強で追い込まれることが少ない
③推薦で大学受験も可能になる
と、こんな感じですね。自分のレベルより低い高校へ進学すれば、勉強面では非常に楽です。
1つ1つ詳しくみていきましょう。
偏差値が低い高校ではトップを狙える
まずは「偏差値が低い高校ではトップを狙える」ということです。
仮に自分の偏差値より5~10低い高校に進学したとすると、入学した時点での成績は確実にトップだし、その後も成績上位になる確率は高いです。
偏差値が5~10低い高校のイメージ
・自分の点数が80点
・相手の点数は60点
とこんな感じです。だいぶ大きな差ですよね。
一概には言えませんが、平均点が60点のところで80点をすでに取れる実力があるわけですから、普通に勉強しているだけでトップ層に入れる可能性があるわけですね。
無理せずに1ランク落とした高校を受験することで、高校に入ってから上位層を狙ってけるようになるのですね。
高校受験は大学受験の通過点!だから、高校に入ってから自分がどういう環境で勉強したいかを考えて決めよう!
偏差値が低いので勉強で追い込まれることが少ない
次に「勉強で追い込まれることが少ない」ということです。
自分のレベルよりランクが下の方の高校では、授業のスピードについていけなくなることや、課題に振り回されることは少なくなります。
高校のレベルの違い
・授業のスピードが違う
・課題の量が違う
・問題の難易度が違う
高校のレベルが違うと、スピード・量・難易度が違ってきます。つまり、ランクが下の高校に入れば勉強で追い込まれることは確実に少なくなるでしょう!
部活を一生懸命にやりたい人や、他の趣味や習い事、自分の時間を確保したい人にとっては、勉強で追い込まれるとストレスになりやすいので、ランクを下げた方がいいかもしれませんね。
なるほど。高校のレベルっていうのは、勉強においてスピード、課題の量、問題の難しさが違うのですね。参考にしてみます。
推薦で大学受験も可能になる
自分よりレベルの低い高校に入るとどうなるかの最後は「推薦で大学受験も可能になる」ということです。
ここ数年、大学受験制度の改革もあり選抜方式にも過去に比べて変わってきた点があります。
大学受験の推薦入試
・推薦枠の増員
・推薦資格の拡大
・推薦入試の機会の増加
こんな感じで、推薦入試が広がりつつあります。
ということは、一般入試で大学を受験するよりも早く確実に決まる推薦を受けたい!という高校生も増えてくるはずです。
そこで自分のレベルよりも低い高校に入ることで、推薦枠をもらえる可能性が高くなる!ということなんですね。
ここ最近の大学受験では、本当に推薦希望者が増えてきています。メリットがたくさんある推薦入試を考える人は、高校のランクも考えてもいいかもしれませんね。
【高校受験】自分のレベル以下の偏差値が低い高校に行った子の苦悩!
それでは続いては「高校受験!自分のレベルより下の偏差値が低い高校に行った子の苦悩!」という内容をまとめていきます。
この内容は、レベルの合わない高校に進学した子の実際の声をまとめたものです。僕の予備校にも毎年数名、こうした生徒が入ってきます。
その苦悩についてまとめると、次のようになります。
【自分よりレベルの下の高校に行くデメリット】
①周りの勉強に対する意識の低さに絶望
②油断して勉強しなくなると推薦すらもらえない
③大学受験に弱いので、結局は予備校に通う
という3点ですね。結論、「楽しいけど進学は厳しくなる!」です。
1つ1つ詳しく見ていきましょう!
周りの勉強に対する意識の低さに絶望
自分のレベルより低い高校へ行くと「周りの勉強に対する意識の低さに絶望」します。
レベルを下げて上位にいようと思って高校へ進学した生徒から、本当に良く出てくるフレーズが「周りの人が勉強してなくてビックリ」です。
クラス40人の中でトップ5人が意識が高くても、残り35人が勉強に向いていなければ、それは勉強する環境としては最悪です。
勉強に対する意識が低い人が多いと・・・
・楽をしようと、勉強できる人に集る
・答えを写そうとする
・目の前のテストしか見ていない
という感じです。これが、レベルの低い高校の生徒の実態です。
大学受験を考えていて、難関大学を目指そうとするものならば、天然記念物のように扱われてしまうわけですね!
高校に入ってから気づいても遅い!この環境だけは変えられません!トップにいたとしても、全く安心はできない、ということですね。
油断して勉強しなくなると推薦すらもらえない
続いては「油断して勉強しなくなると推薦すらもらえない」ということです。
高校の勉強は、中学と違って簡単ではないので勉強しなければ、いくらレベルを下げた高校とはいえ、成績は落ちていきます。
周りに流されて「こんなもんで良いかな」と思っていると、痛い目を見ますよ。
高校の勉強は何よりも量が肝心。量が確保できた人から質を求めることができます。油断して、量が少なくなれば簡単に奈落の底へ落ちていきます!
高校のレベルに合わせて油断すると!
・勉強しないと評定も上がらない
・評定が上がらないと推薦枠が狙えない
・推薦がもらえないと自力受験になる
レベルを下げた高校で評定がもらえない、ということは一般受験で大学を受けても、決して良い大学には合格しないでしょう。
これは絶対に避けたいところ!レベルを下げて入った高校なんだから、評定も高く推薦も狙える位置にいてほしい!
大学受験に弱いので、結局は予備校に通う
そして自分よりレベルの低い高校へ行くデメリットの最後は「大学受験に弱いので、結局は予備校に通う」ということです。
レベルを下げた高校にいく理由は「無理して上の高校に入って下位の方にいるよりも、ランクを下げても上位層にいる方が良いから」でしたよね?
ところがどうでしょう。上位層にいたは良いけれども、大学進学のための勉強に関しては、ランクが上の高校に比べ明らかに弱いです。
予備校が必要になる理由
・学校のテストでは点数が取れるけど、模試では取れない!
・授業が進むのが遅くて、大学受験に間に合わない!
・教師の受験に対する熱量が薄く、頼りない!
という感じです。こうした事実を突きつけられた大学受験を目指す高校生は、結局、予備校の門を叩くのですね。
僕の予備校でもこうした生徒たちに対して、できるだけの対策はします。でも、時期が遅すぎたり、考えが甘かったりする生徒が多いのがレベルが低い高校から来る生徒が多いのが事実なんです。
申し訳ないけれども、ランクが1つ違う高校では、こうした差は歴然!上のランクと下のランクでは、3年間で圧倒的な差として開いてしまいますね。
ちなみにブログの内容は、Youtubeチャンネルでも解説しています。アニメーション動画で、非常にわかりやすく解説していますので、ブログを読むより頭に入るかも!?
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【高校受験】自分のレベル以下の偏差値が低い高校に行くとどうなる?まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は「高校受験!自分のレベル以下の偏差値が低い高校に行くとどうなる?」についてまとめてきました。
高校のランクを下げると、それなりのメリットを感じることができるかもしれませんが、個人的にはデメリットの方が大きい気がします。
やっぱり次のステップである大学受験を視野に入れているのであれば、1つ上のランクにチャレンジするのが賢明なのではないでしょうか?
それでは最後にもう一度、自分のレベル以下の偏差値が低い高校に行くとどうなるか?メリットとデメリットをまとめておきます!
【自分のレベル以下の高校へ行くメリット】
①レベルが低い高校ではトップを狙える
②勉強で追い込まれることが少ない
③推薦で大学受験も可能になる
【自分よりレベルの下の高校に行くデメリット】
①周りの勉強に対する意識の低さに絶望
②油断して勉強しなくなると推薦すらもらえない
③大学受験に弱いので、結局は予備校に通う
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